第92回大会(2020年度)Proceedings
プログラム
※所属・職位は刊行時のプログラムに準拠しています。
■部門別シンポジアム
第1部門:The isle is full of noises——近世イングランド文学とユートピア的「島」幻想
フェイクニュースとリアリティショー——ヘンリー・ネヴィルのThe Isle of Pines を読む
北村 紗衣
第2部門:女性たちの詩声(うたごえ)——ジェンダー、スタイル、発露する言語的体験
オーガスタ・ウェブスターとギリシア神話の「悪女」たち
兼武 道子
第6部門:空項(発音されない項)に関する諸問題
初期英語における空主語の認可とパラメター変化
縄田 裕幸
第10部門:More Thoughts on (In)transitivity in the History of English and Related Issues
Pronominal vs. nominal forms of direct object in Late Modern through Present-day English
柴﨑 礼士郎
Transitivity and impersonals: Case, transitivity and argument structure
大沢 ふよう
特別シンポジアム:交錯する眼差し——琉球・沖縄・東アジア島嶼地域と英米文学
語られる琉球と日本——イギリス文学の舞台として
原田 範行
戦争の美学——ロマン主義時代の琉球と中国の表象
浜川 仁
ペリー100 年の夢——トラベルライティングとしての『アメリカ艦隊遠征記』
山里 勝己
『八月十五夜の茶屋』にみる占領と被占領——米軍人と沖縄住民のユートピア的関係
名嘉山 リサ
琉球・沖縄、ハワイ、グアムにおける言語接触と米国の言語政策
石原 昌英
■研究発表
第1室
カリフォルニア的想像力——Gravity’s Rainbowにおける空間的転回と1970年代
榎本 悠希
伝播する衝動——『緋文字』における領土拡張の言説
松丸 彩乃
Henry James によるおとぎ話の書き換え——Watch and Wardにおけるマリッジ・プロット
齊藤 園子
第3室
比較相関構文の混成分析
廣川 貴朗
Because節内に現れる命令文の変遷——17 世紀から現代まで
富山 晴仁
第4室
EPPの解釈
塩原 佳世乃
Internal pair-Mergeに関する考察
大塚 知昇
Movement Theory of Control in POP+(発表言語:日本語)
作元 裕也
第5室
文学教材を活かした主体的学習と評価——TOEIC Writing Test を中心に
江口 智子
多様なコンテクストにおける文学的教材利用の意義——実践者の信念の分析から
久世 恭子
【招待発表】英語の授業で〈生かすこと〉ができる英語文学を考える——外国語(英語)コア・カリキュラムを背景に
髙橋 和子
第6室
『ヴェニスの商人』における結婚表象——ポーシアのロマンスと「慈愛 (Charity)」
神山 さふみ
Ewan MacColl の戯曲Uranium 235 における核表象
廣瀬 絵美
第7室
To the Lighthouseにおける単純さと複雑さ——Woolf とコミュニティ再考
酒井 祐輔
音楽に取り憑かれたJean Rhys——Voyage in the Darkの音楽にみるAnna の「旅」
近野 幹結
第8室
Mary Shelley, The Last ManとWilliam Godwin, Caleb Williams における間テクスト的関係の解明と考察
野間 由梨花
第9室
ナイチンゲールの稿本「カサンドラ」をサンドの『レリア』を背景に読み解く
木村 正子
「介護」が表す人間関係——The Old Wives’ Tale における “nursing”
工藤 紅
Oscar Wilde, “The Fisherman and his Soul”の漂泊する魂と、古代エジプトの霊魂観
吉田 朱美
第10室
Kazuo Ishiguro が描く現代の〈悪〉——The Remains of the Dayにおける〈凡庸さ〉の帰結
向井 秀忠
第11室
C. S. ルイス『顔を持つまで』における一人称の語り手——他者に対する認識の深まりと愛の変容
髙田 ひかり
“The Legend of Tchi-Niu”における「自立」した女性——Lafcadio Hearn, Some Chinese Ghostsを読む
川澄 亜岐子
Maeve Kelly at 90——A Celebration of One of Irelandʼs Greatest but Least-Known Writers
Martin Connolly
【招待発表】髪を編んだヘブライの人々——wundenlocc(Judith 325)再考
寺澤 盾