第13回(2018年度)Proceedings
日本英文学会関西支部 第13回 (2018年度) Proceedings
■研究発表
【招待発表】18世紀後半のシェイクスピア編集クラブ
西出良郎
マーストン劇のパラテキストと諷刺家マーストンの戦略
杉浦裕子
支配者の二つの顔 ──C. S. ルイスの『ライオンと魔女』における白い魔女の表象──
野田ゆりこ
トルコ風呂とガラスのパビリオン──Misalliance に見るドメスティック・スペースへの侵入──
松本望希
シェイクスピアの『ソネット集』における‘an economy of words’──自己について語りつつ、語らずとも語るもの──
田中敦子
自己を「演じる」──『ダニエル・デロンダ』におけるグウェンドリンをめぐって──
佐藤エリ
「蘇り」としての歴史小説 ──『二都物語』と解釈行為──
筒井瑞貴
『歳月』の最終章「現代」の再検討
豊田麻美
「シェイクスピアの妹達」を探して──『ジェイコブの部屋』が語る女性──
中土井智
その電信的文体の愚かしさ──『闇の奥』と同時代のメディアテクノロジー──
榎田一路
Mary Shelley, The Last Man における書くことと生きること
野間由梨花
Hisaye Yamamoto の二短編“Seventeen Syllables” と “Yoneko’s Earthquake” における キリスト教的含意と異人種関係
古川拓磨
J. D. Salinger のカウンター・カルチャー的表象──“Hapworth 16, 1924” におけるSeymour のブックリストをめぐって──
尾田知子
【招待発表】覚醒のヴィジョン──August Wilson の「20世紀のサイクル」における「骨の町」/「骨の人々」──
貴志雅之
‘orphans’ が結ぶ世界──カズオ・イシグロの When We Were Orphans に表象される「孤児」の役割──
岩本朱未
■部門別シンポジウム
〈英米文学部門〉いま、イシグロを読む
いま、イシグロを読む荘中孝之