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日本英文学会 代表者 高橋和久
第75回大会シンポジア決定
来年5月24日(土)・25日(目)の両日に成蹊大学において開催予定の第75回全国大会のシンポジア企画が下記のように決定しました。
第1部門「Criseydeの遍歴--ChaucerとBoccaccio / Henryson / Shakespeare」
司会 春田節子氏(白百合女子大)
講師 須藤浮氏(広島女学院大)
講師 中尾佳行氏(広島大)
講師 石塚倫子氏(那須大)
第2部門「ロンドンの表象/表象のロンドン」
司会・講師 佐々木和貴氏(秋田大)
講師 竹村はるみ氏(姫路猶協大)
講師 大西洋-氏(秋田大)
講師 原田範行氏(杏林大)
第3部門「緑の思想の系譜一口マン派のく自然)意識を聞い直す」
司会・講師 山内正一氏(福岡大)
講師 阿尾安泰氏(九州大)
講師 石幡直樹氏(東北大)
講師 木原誠氏(佐賀大)
第4部門「絵画と文学の交渉: HogarthからCruikshankまで」
司会・講師 松村昌家氏(大手前大)
講師 蛭川久康氏(武蔵大)
講師 小林章夫氏(上智大)
講師 山口恵里子氏(筑波大)
第5部門「ジェイムズ・ジョイス-文学的名声の政治学」
司会・講師 結城英雄氏(法政大)
講師 清水重夫氏(早稲田大)
講師 山田久美子氏(立教大)
講師 夏目博明氏(青山学院大)
第6部門「意味論の行方一意味論における方法論と認知科学の接点」
司会 今仁生美氏(名古屋学院大)
講師 西山佑司氏(慶鷹義塾大)
講師 下鴨篤氏(北陸先端科学技術大・哲学)
講師 松原仁氏¢まこだて未来大・人工知能第7部門「英語の否定文一研究と課題----1
司会・講師 家人葉子氏(京都大)
講師 寺揮盾氏(東衷大)
講師 西村秀夫氏(山口大)
講師 大門正幸氏(中部大)
第8部門「Nature(1836)の現在(プレゼンス)-エマソン生誕200年-」
司会 林以知郎氏(同志社大)
講師 成田雅彦氏(専候大)
講師 高梨良夫氏(長野県短期大)
講師 大串尚代氏(慶鷹大)
講師 大井浩二氏(神戸女子大)
第9部門「エドマンド・ウイルソン再考」
司会 富士川義之氏(駒帝大)
講師 中村紘一氏(京都大)
講師 富山太佳夫氏(青山学院大)
講師 前川玲子氏(京都大)
講師 坪内祐三氏(評論家)
第10部門「写真とアメリカ」(仮題)
司会 岩元厳氏(廉沢大)
講師 生井英考氏(共立女子大)
講師 清水知子氏(山梨大)
講師 今橋映子氏(東京大・比較文学)
講師 小林剛氏(東衷大)
第11部門「ミニマリズムにおけるパラメータを考える:統語理論研究と言語獲得研究との接点」
司会・講師 松岡和美氏(慶鷹義塾大)
講師 三好暢博氏(東北大)
講師 阿部潤氏(東北学院大)
第1-6部門は大会第1日(5月24日).第7-11部門は第2日(同25日)にそれぞれ開催されます。
以上の企画の中には、会員からのご提案をもとに,大会準備委員会で立案されたものもいくつかあります。今後も大会準委員会宛にご意見をお寄せ頂くようお願いたします。
第75回全国大会開催校委員
成蹊大学で開催される第75回全国大会の開催校委員は下記の5氏です。
大熊昭信,下河辺美知子、田辺春美、正岡和恵、米山三明。
評議員の交代
OBITtJARYでご報告のように大阪外国語大学選出の本学会評議員であられた内田憲男氏がお亡くなりになりましたので、その後任として同大学の加藤正治氏が評議員に就任されました。
第25回新人賞審査結果について
9月14日に第25回新人賞最終審査がおこなわれました。『英文学研究』第79巻第1号で既報のように,応募総数18篇の中から5篇が最終審査に残り,佳作論文1篇が以下のとおり選ばれました。
佳作論文
堀田隆一氏(東京大学大学院) 「The Spread of the s-Pluralin Early Middle English: Its Origin and Development」
なお選評は、上記論文とともに『英文学研究』第79巻第2号に掲載されます。このところ応募論文数が多く活況を呈しているようです。次回第26回新人賞にも振るってご応募下さい。
第26回新人賞規定
本賞は新進による英米文学・英静学研究を奨励するために設定する。入賞論文には賞金10万円が与えられる。
1.応募締切は2003年4月30日とする(消印有効・締切日厳守)o宛先は〒101・0062東京都千代田区神田駿河台2-9研究社ビル501日本英文学会事務局。
2.応募者は次のいずれかに該当すること。
2003年4月30日現在、満37歳未満であること。
または、修士号取得後, 5年以内であること。
3.応募者は日本英文学会会員でなくてもよい。
4.応募論文は過去に活字に付されたもの、もしくは応募の時点で印刷される見込みのものであってはならない。
5.論文審査は『英文学研究』編集委員会がこれを行い、入賞論文及び佳作論文は選評とともに『英文学研究』に掲載する。
6.原稿は和文もしくは英文のいずれでもよい。
7.長さの上限は、和文の場合はA4判用紙に1枚40字×25行をめやすとして14,000字程度、英文の場合をまA4判用祇に1枚65ストローク×25行をめやすとして25枚程度、あるいは7,000語程度とする。上記の長さには本文及び註を含むが、論文末尾に加える文献書誌についてはこの制限外とする。
8.論文は4部提出し(コピー可),和文・英文論文とも、別にA4判用紙に1枚65ストローク×25行をめやすとして2枚程度の英文によるシノプシスを4部つけるo
9.審査は応募者を匿名として行われるので、応募論文及びシノプシスの各頁には応募者の名前・謝辞等は一切書かないこととし、代わりにA4判用祇1枚に論文題名と応募者の名前・謝辞等を記したものを4部添える。
10.書式上の注意
イ註は原稿の末尾にまとめてつける。
ロ引用文は原則として和訳をつけない。
ハ外国の人名、地名、書名等は、少なくとも初出の箇所を原名で書く。
ニその他書式の細部についてはMLA Handbook for Writers of Research Papers, Fifth Editionもしくは『MLA新英語論文の手引第5版』(北星堂)のいずれかを参照。
11.封筒及び論文の表紙に「日本英文学会新人賞応募論文」と朱書する。
12.応募論文には生年月日を明記した略歴を同封すること。修士号を有する応募者はその取得年月日を明記すること。尚,氏名には振り仮名をつけること。
地方支部からのお知らせ
○ 北海道支部
1) 6月30日に『北海道英語英文学』47号が発行されましたo
2)10月5日(土)、6日(日)の両日第47回支部大会が北海道大学言語文化部において開催されました。文学部門では名桜大学教授瀬名波柴害氏による特別講演「英文学の受容とそのインパクト」を始め,札幌大学のWi11ie Jones氏による特別セミナーの他、5つの研究発表とシンポジアムが行われました。語学部門では8つの研究発表とシンポジアムが行われました。
3)来る11月18日(月)にはRonald W. Langacker教授(University of California, San Diego)をお招きして特別講演"Theory, Method and Description in Cognitive Grammar: English and Mixtec Locatives"が行われる予定です。日時: 11月18日(月)午後3: 30-5:30 会場:北海道大学学術交流会館1階会議室(札幌市北8条西5丁目北大正門から入ってすぐ左)
。会員以外の参加も歓迎します。
○ 中部支部
1)10月19日(土)、20日(日)の両日、福井大学で今年度の支部大会が開催されました。第1日は特別講演「英語の辞書と辞書学」(南出康世氏)と22件の研究発表,第2日はシンポジウム: 「V.S.ナイボールを超えて」(司会:栂正行、講師:井上敏郎、西垣佐理、板倉厳一郎)、「探偵のポリティクス--19世紀英米小説において--」(司会:荻野昌利,講師;武田悠一,辻和彦,木原泰紀)、 「構造と意味」(司会:舘清隆,講師:児玉一宏,奥野浩子、舘清隆)が行われました。
2)新役員と中部支部事務局の移転
10月から下記の新役員が就任しました。支部長:清水-義(愛知大学)副支部長:山田耕土(名古屋大学)支部評議員:内田恵(静岡大学)監事:大塚巌(金沢大学)
これに伴い事務局も移転しました。
事務局長:塚本倫久(愛知大学)書記:永瀬美智子(愛知大学)、盛田義彦(愛知県立大学)なお事務局は下記のとおりです。
441-8522豊橋市町畑町1-1 愛知大学国際コミュニケーション学部 塚本研究室内
○ 中国四国支部
11月2日(土), 3日(日)の両日,第55回支部大会が島根大学において開催された。第1日目は32件の研究発表に続き、東京都立大学名誉教授小池滋氏による特別講演「ディケンズと旅」があった。第2日目は,シンポジアム「なぜ今George Eliotを読むのか--その現代的意義--」(司会:岸本京子氏,講師:近藤異理子氏「語り手と物語とジェンダーと--Adam Bedeにおける女性達の周縁化をめぐって--」、鷹野由美子氏「近代の魔女--The Mill on the Flossにおける異端の表象-」、大場浩氏「George Eliotと商業社会一悪徳商人としてのDavid--」I中島正太氏「文学作品と「映像化」の問題--George Eliotの場合-」)が行われた。
トラベル・グラント関係
○トラベル・グラント審査結果
2002年9月末応募締切りのトラベル・グラントは10月末の時点で審査の終了したものの中から、以下の4発表者に対し給付されることに決定されました。〔順不同〕@発表者[敬称略] (所属) A発表演題B大会名C開催地D日程。
1. @遠山清子(東京女子大学教授) AHuman Fable East and West : Kyoko's House by Yukio Mishima in contrast with AS ZLay Dying by William Faulkner B Southern Comparative Literature Association 28th Annual Meeting C U. of Alabama D10月8日-10月14日
2. @新田啓子(東京学芸大学講師) A Americanist PedagogleS in Global and Historical Perspective: "Who Reads an American Book? ''B The 2002 MLA Convention CNewYork City D 12月25日- 31日
3. @加藤千昌(慶鷹義塾大学大学院)A Faces As Twofold Text: Revaluating the Rossetti Woman BThe 2002 MLA Convention CNew York City D 12月24日- 1月2日
4. @川端有子(愛知県立大学助教授) A A Fair Barbarian and "The Noble Bachelor": The Transatlantic Marrlage Plot in Burnett and Doyle B Francis Hodgson Burnett Conference C California State U. D 4月25日-27日
トラベル・グラント募集について
以下の実施要領に従い,トラベル・グラントを引き続き募集しますo ふるってご応募下さい。
トラベル・グラント実施要領
1.目的
日本英文学会会員が海外の学会で研究発表を行う際に必要となる諸経費を補助することを目的とする。
2.給付金額
若干名に対して、各々15万円を給付する。
3.応募資格
日本英文学会会員で,日本国外で開かれる学会において研究発表を認められた日本在住の研究者に与えるものとする。研究発表とは,日本英文学会全国大会における研究発表に準ずるものを指す。シンポジウム,セミナー、フォーラム,コロキウム,ワークショップ形式のものなどは、当面対象外とする(司会者も含む)。なお、公的機関(文部科学省、日本学術振興会,国際交流基金、その他各種文化財団など)から経済的援助を受けることが決定している場合には応募資格がない。
4.応募方法
(1)応募締切りは原則として,発表日時の少なくとも3ケ月前の3月末日と9月末日(当日消印有効)の年2回とする。
(2)応募希望者は「日本英文学会事務局トラベル・グラント係」まで、応募用紙を封書にて請求する。その際、切手を貼り、宛名を書いた返信用封筒も同封する。
(3)応募者は,応募用紙のほかに、添付書類として下記@〜Bを用意し、同封する。
@当該学会からの招碑状、招待状、もしくはそれに相当するもの(発表採用通知書、発表申請書など4通。コピー可)
A審査用資料(発表梗概〔1000語程度の英文。A4判用紙にタイプしたもの〕4通。コピー可)
B履歴書および研究業績表(それぞれ4通。コピー可)
5.審査および審査結果の通知審査は、日本英文学会理事会の責任において行う。審査結果は、当該学会の開催1ケ月前までに,応募者に伝える。また、本グラント受給者の氏名,発表演題,発表大会名、発表場所は、ニューズレターに掲載される。
6.報告義務
本グラントの給付を受けたものは,当該学会終了後1ケ月以内に航空券の領収書と学会プログラム(ともにコピー可)を提出しなければならない。
7.備考
(1)本グラントの給付を受けた後、事情により当該学会での研究発表を行わない場合、および公的機関から経済的援助を受けることが決定した場合には,すみやかに本グラントの全額を返却しなければならない。
(2)本グラントを取得した翌年度には応募することができない。
(3)本グラントによる発表内容を公表する際は、日本英文学会から本グラントを受けたことを注記しなければならない。
国際ブレイク学会開催のお知らせ
来年11月29日(土)・30日(日)に京都大学総合人間学部及び同大学大学院人間・環境学研究科と本学会の共催で国際学術研究集会「ウイリアム・ブレイクと東洋」が開催される予定です。参加を希望される方は下記をご参照下さい。
BLAKE CONFERENCE, "BIJAKE IN THE ORIENT", will be held at Kyoto University on 29-30 November 2003.
We welcome abstracts of 300-400 words for papers of 20 minutes duration in the three concentric areas
: (1) the genealogy of reception of Blake in Japan in the areas of art, literature and philosophy ; (2) discourse of nation and emplre in Blake's work, and other issues of othering and the exotic ; (3) broader consideration of the impact of European Romanticism in the East.
The deadline for submission of abstracts is 30 April 2003. For further details, contact: (Prof.) Masashi Suzuki, Faculty of lntegrated Human Studies, Kyoto University, Nihonmatsu-cho, Sakyo-ku, Kyoto 606-8501.
Email : masashi@aOO16394.mbox.media.kyoto-u.ac.jp
OBITUARY
本学会評議員(大阪外国語大学)の内田憲男氏が8月1日にお亡くなりになりました。享年54歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
本学会編集委員・評議員を務められた小野協-氏が10月18日にお亡くなりになりました。
享年81歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
故高橋康也元会長のご遺族よりご寄付先日お亡くなりになりました高橋康也元会長のご遺族より日本英文学会に対して200万円のご寄付のお申し出があり、日本英文学会特別活動資金として有意義な活動に利用させていただくことになりました。心よりお礼申し上げます。
事務局から
1. 7月26日に次回大会打ち合わせのために,渡辺信二大会準備委員長と事務局のスタッフで,成蹊大学にお邪魔しました。開催校委員の米山三明先生に大会会場となる建物や教室のご説明やご案内を頂き,前回の北星学園大学と同様の羨ましくなるほど素晴らしい環境と施設で大会を開催できる見込みとなりました。成蹊大学の先生方どうぞよろしくお願い申し上げます。
2.第75回大会の際の宿泊に関しては,前回同様に来年3月に大会資料やプログラムをお送りする折に,旅行会社からのご案内を同封させて頂きます。
3.このニューズレターに振替用紙が同封されている場合,用紙に記載されている年度の会費が未納であることを意味します。これを機会に納入頂ければ幸いです。行き違いとなりました場合はご容赦下さい。現在の会費は,一般会員7000円、学生会員5000円です。
4.この振替用祇を用いて郵便局でご送金の場合,手数料は不要です。なお学会は他に三井住友銀行(神田支店普通預金口座0114558)とみずほ銀行(神保町支店普通預金口座1231895)にも口座を開いております。
5.会費の領収書をお送りするのを現在省略させていただいております。必要な方は事務局にご請求下さい。また最近、研究費等によって会費の支払いをされる方の場合に,会費の請求書を所属機関が求めることがあるようです。現在のところ本学会としての定まった書式はございません。所属機関によって必要とする書式が大変異なっているようで、事務局としても取り扱いに困っている次第です。必要とされる方は,事務局まで事前にご相談下さいますようお願いいたします。
6. 1年以上の長期にわたり、海外に滞在されることになった会員の方で,在外期間中における学会からの郵便物および会費納入用振替用紙の送り先に変更がある場合は,必ず出発前に事務局にご連絡ご相談下さい。7.学会運営について、具体的なご提案,ご意見を随時事務局までお寄せ下さい。
日本英文学会事務局
池田孝一・新納卓也・渡辺一美