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日本英文学会 代表者 丹治 愛
第 84 回全国大会は、2012 年 5 月 26 日(土)・ 27 日(日)の両日、専修大学生田キャンパス(川 崎市多摩区東三田 2 - 1 - 1)において開催されます。多数の会員のご参加を期待しております。 また、開催校委員、開催支部委員の先生方には大変なご負担をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
◎ 一般財団法人化2011 年 12 月 22 日、一般財団法人への移行が 無事認可されたという報告を、新しい所轄官庁にあたる内閣府から受けることができました。 2012 年 4 月 1 日をもって、財団法人日本英文学会は、新しい公益法人法のもとで一般財団法人 日本英文学会となります。 ここにいたるまで、支出節減による会費圧縮、支部体制化、本部と支部のあいだの連結決算化・名簿の統合・規程の整備など、膨大な事 務作業がありました。いちいちお名前を書き上 げることができないほど、たくさんの方々に貴重な時間と労力を無償で提供していただきました。そのことについて、英文学会を代表してあ らためてこの場を借りてお礼を申しあげるしだいです。 なお、5 月の全国大会の懇親会は、一般財団 法人化をお祝いする会という性格ももたせようと考えております。あまり特別なことはできま せんが、多数の会員のみなさまにご参加いただければ幸いです。
これまでに説明してきたとおり、一般財団法 人としての日本英文学会は、会員から徴収した会費の内部でなるべく多くの事業を展開しつつ、 貯金がマイナスにならないよう、しかし同時に貯金があまりに増えすぎないよう、収支のバランスをとっていかなければなりません。幸い、 本部会費と支部会費の合計を 8,000 円とした今年度も、多少なりとも黒字になるのではないかと判断しています。 それを受けて、理事会では、多額の内部留保を用いて、来年度から複数の支部から要望の多かった学生会費の値下げを断行することに決め ました。 その結果、来年度は、一般会員は 8,000 円、学生会費は5,000円になります。ただし、会費支払いに要する払い込み料などは会員のご負担とな ります。いちばん安い郵便局自動払い込み(25 円)を利用なさりたい方は、事務局にご一報ください(銀行の自動引き落としの場合は、150 円 になります)。
◎ 終身会員制度定年をむかえた会員の方が、英文学会を退会することなく、ひきつづき全国大会にさまざま なかたちで参加したり、『英文学研究』に投稿したりすることは、英文学会の活性化につながる ことだろうと思います。そのような趣旨で、理 事会では終身会員制度を設けることをほぼ決定しております。実施は混乱を避けるために 2013 年度からになりますが、終身会員になるかどうかは、ご本人の申請によりますので、申請自体 は2012年度からお受けすることになります。詳細は以下の規程をご参照ください。
終身会員規程
1) 英文学会(本部支部問わず)に 56 歳になる年度から 10 年間所属している会員は、66 歳になる年度に、終身会員になるための申請をし、かつ、終身会費として一時金 3 万 円を支払うことで終身会員になることがで きる(その場合、その年度の会費を支払う必要はない)。所属が 10 年に満たない会員は、56 歳以降の会員歴が 10 年に達した段階で終身会員になるための申請をする資格を得ることができる。
2) 終身会員は、機関誌の頒布を受け、全国大会、(すべての支部の)支部大会をはじめとする各種の研究教育活動に参加すること、 全国大会、(すべての支部の)支部大会での研究発表の応募をすることができる。また、 本部機関誌、会員・準会員として所属する支部の支部機関誌へ研究論文の投稿をすることができる。さらに、会員として所属する支部において、支部役員選挙の選挙権を与えられる(ただし、英文学会の役員定年 規程によって被選挙権は与えられない)。
3) 終身会員は会費を支払う必要はないが、毎年度、機関誌の送料実費として 500 円を支払う必要がある。2年間その支払いがない場合は、退会あつかいとなる。なお、送料については、数年分の送料を一括して支払 うこともできる。
[以下、過渡的措置]
4) 制度導入時に 67 歳以上で、かつ、英文学会(本部支部問わず)に 56 歳になる年度から延べ 10 年間以上所属している会員は、終身会員になるための申請をすることによって終身会員になることができる。その場合、終身会員になるための申請をする資格を得た年度以降に支払った本部会費と支部会費の総計が 3 万円をこえていれば、終身会費と して一時金を支払う必要はない(ただし、3 万円をこえている金額について返金を求めることはできない)。それが3万円に達していない場合は、差額を支払うことによって終身会員になるための申請をする資格を得 ることができる。
◎ 海外研究者招聘後援事業日本英文学会では、今年度より、日本における英文学研究の国際化促進のために、海外研究者招聘後援事業を開始しております。英語英米文学・英語教育関係の学会もしくは研究グループが海外から研究者を招聘する場合、日本英文学会がその企画を資金的にも後援できるように する制度です。年間 60 万の予算ですが、今年度の利用は宣伝が不足していたせいか、いまのところ 0 件です。来年度以降の積極的なご利用を期待しております。詳細は学会 HP をご覧くだ さい。
◎ 『大会 Proceedings』への各支部大会報告の掲載日本英文学会では、2006 年度より、全国大会での研究発表やシンポジアの成果を報告するものとして『大会 Proceedings』を刊行してきましたが、2011 年度より、各支部の大会についての報告も掲載可能にしました(全国大会・支部大会ともに各自 2 頁まで)。支部大会発表者も積極的に掲載の権利を行使していただければ幸いです。
◎ 論文の再審査制度2011年6月、慶應義塾大学名誉教授高宮利行氏から、以下のような重要なご意見をいただきました。途中から一部引用させていただきます。
プログラム中に大会準備委員会からの報告にもありましたが、今回の研究発表に 45 名の応募しかなかったことに驚き、一会員として憂慮致しております。会員数 3,600 名を誇る学会としては決してほめられたことではありますまい。全国学会とは、ひとえに優れた研究 業績を披瀝する機会であり、国内でも数少ない厳格な査読による研究発表には重要な意義 があると考えるからです。
[中略]本来なら研究発表の部屋では 4 名の発表が行われるべきところ、「発表なし」というケースが3室あったという事実も、驚きでした。もちろん発表に値しないレベルの応募要旨が多かったためかもしれません。しかし、 不採用となった中に、[世界的な一流大学]で 博士号を取得したばかりの若手研究者が、博士論文の内容の一部で応募していたケースがあったことをご存じでしょうか。
応募者の正体を伏せたまま審査をし、不採用にしたということになれば、審査委員の力量と責任が問われることになります。応募者に理由を明らかにしないままただ不採用通知を送るというのでは、これから学問を続けようとする若手研究者の意思を挫くことになるのではと危惧いたします。
今回の全国学会でも、プログラムに占める大学院生など若手研究者と比較して、研究発表する大学教授の数が著しく少ないのも気になります。一般応募ではわずか 1 名(私を含めれば 2 名)です。シンポジウム講師、招待発表と発表の司会は教授、他方研究発表は若手、という「役割分担」の現状は、学会として決して健全とはいえないと存じます。私がいままで参加した国際学会での研究発表には、 圧倒的に多く教授(86 歳の大物もいました)が登場し、最先端の研究成果を発表してきたことを記憶しております。
学会のこの現状を打破するには会員の意識 改革を期待すると同時に、大会準備委員の問題意識を高めることが急務かと愚考いたしま す。[以下省略]
何点か耳の痛い箇所があります。まとめれば、 (1)少ない応募数(とくにある年齢以上の方の) への憂慮、(2)応募論文審査の信頼性への疑義、(3)不採用理由の非開示への疑義ということになろうと思います。(1)と(2)については、『英文学研究』への論文投稿についても当てはまる ことかもしれません(編集委員会では不掲載理由を開示していますので、(3)は大会準備委員会に固有の問題です)。
(1)については、わたしも憂慮を共有します。 会員各位には、何歳になっても大会での研究発表応募や『英文学研究』への投稿を積極的につづ けていただきたいと思います。英文学会の役員は、これまでなんとなく応募・投稿について遠慮しがちでありましたが、現在は完全な匿名審査になっていますので、今後は英文学研究の活性化のためにむしろ率先して応募・投稿していただきたいと考えています(委員会出席者はのぞく)。
(2)と(3)については、佐々木理事、加藤評議員、原評議員、高橋評議員にもご陪席いただき、 わたしも陪席して、大河内大会準備委員長・理事の司会のもと、大会準備委員会において検討していただきました。その結果、(3)については、編集委員会同様、不採用理由の開示に踏み切ることになりました。大会準備委員各位には 心より感謝申しあげます。
(2)の審査の厳正化の必要については、再審査制度の導入の可能性をふくめて議論しました。その結果、以下のような論理にしたがい、再審査制度を設けないという結論に達しました。編集委員会についてはまだ正式に議論をしていただいておりませんが、この決定は、両委員会に またがる英文学会としての決定とし、その責任については理事会が負うという性格のものとし たいと考えています。今後、編集委員会にも正式に議論に加わっていただき、大学代表をふくめた拡大評議員会にもお諮りしながら、議論を深めたうえで、慎重に結論を出していきたいと 考えております。
・論文の評価が主観的になることは免れない。 したがって、審査委員を交代させれば、評価が変わることはありうる。再審査制度を導入すれば、すべての不掲載・不採用論文について再審査の請求がくりかえされる理 論的可能性が生じてくる。それは、応募者にとっても審査委員にとっても生産的な事態ではない。
・現在、英文学会には和文号、英文号、支部統合号という 3 つの会誌があり、また、大会発表についても、全国大会のほか 7 つの 支部に参加可能としているので、再審査の制度を設けなくても、他に審査を求める手 段がある。また、審査委員には任期が定め られており、審査委員の交代によって、一定の期間をへれば異なる審査委員に審査してもらうことができる。
・したがって、英文学会としては以下のふたつの条件を前提として、よほどの事実関係 の間違いがないかぎり、かつその間違いが 不掲載・不採用の理由となっていないかぎ り、再審査の請求を受けつけない。
(1)審査委員は定められた業績審査をへて選出される。そのときに審査された業績のリストについては、選出さ れた委員の了解を条件に学会 HP で 公開する。
(2)投稿・応募論文は、上のような業績審査をへて選出された審査委員3名の合議制で慎重に審査される。
わたしとしては、3 人の審査委員が合議の結果、世界的な一流大学の「博士論文の内容の一部」を不採用と判断したとしても、それをもって不採用とされた研究者の能力に疑義をさしはさむ理由にはならないと同時に、審査委員の適格性に疑義をさしはさむ理由にはならないと考えます。ただし、再審査の制度を設けない以上、 審査委員が適正な業績審査をへて選出されるこ とと、そのことが会員にたいしてなんらかの方法で示されることが必要であろうと考えたしだいです。
不採用・不掲載理由は、審査委員が、各論文 の物足りないと感じた部分について、このように書きなおせばもっとよくなるのではないかと提案するためのものです。それに反論すれば審査結果を変更するというものではありません。 もちろん投稿者・応募者がそのコメントに不服 を覚えることはあるし、反論したいという気に なるのもわかりますが、再審査が認められてい ない以上、各自の論文をよりよくするきっかけとして活用していただくほうが、そのコメントの生産的な利用法になるのではないかと思います。そのようにお考えいただければ幸いです。
『英文学研究』は、和文号(12 月刊行)、英文号 (3 月刊行)の年各一冊という刊行形態となっており、和文号、英文号それぞれに投稿の締切が 設定されております。昨年 9 月の英文号の締切までには、20 本の英文論文が寄せられ、うち 4 本が採用されました。本年 4 月 1 日投稿締切の和文号にも、多数の投稿があることを願っています。
◎ 優秀論文賞について今年度(2011 年度)より、運用を開始しております。この賞は『英文学研究』(和文号、英文号)に掲載された論文の中から、特に優れた論文に授与されるものです。昨年 9 月締切の英文号では残念ながら受賞論文がでませんでした。
◎第 35 回新人賞応募状況4 月 30 日締切で、第 35 回新人賞論文を募集しています。第 34 回より佳作にも賞金 5 万円が 授与されるようになりました。斬新なアイディアをお持ちの若手研究者の方々にはふるってご応募いただければ幸いです。応募要領は学会ホームページ(https://www.elsj.org/)、あるいは『英文学研究』第 88 巻(和文号)をご覧くださ い。若々しく野心的な論考を期待しております。 ◎ 優秀論文賞について
『英文学研究』第 88 巻において、大河内昌氏(東北大学教授)の「『フランケンシュタイン』と言語的崇高」が、「優秀論文賞」に選ばれました。賞金 5 万円が授与されます。
◎ 委員の交代
3 月末日をもって、新井潤美、石塚久郎、齋藤一、水野眞理、飯野友幸、花岡 秀、家入葉子、 岡崎正男、縄田裕幸の各氏が任期満了によりご退任となります。長い間ありがとうございまし た。任期満了でご退任される委員の後任には、 鈴木英明(日本女子大学学術研究員)、竹村はるみ(立命館大学)、橋本順光(大阪大学)、藤巻明(立教大学)、上西哲雄(東京工業大学)、堀内正規(早稲田大学)、谷明信(兵庫教育大学)、柳朋宏 (中部大学)、山田英二(福岡大学)の 9 氏が選ばれました。任期は 4 月 1 日からの 3 年です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
第 84 回大会の研究発表に応募された方々は英 文学 32 名、米文学 5 名、英語学 10 名、英語教育 4 名の総数 51 名でした。前年度の英文学 27 名、 米文学 7 名、英語学 8 名、英語教育 3 名、総数 45 名を上回りましたが、首都圏開催の大会であること、一昨年度までは応募者総数が 70 数名に上っていたことを考えれば楽観視はできず、今後も注視していく必要があると思われます。とくに、アメリカ文学分野の応募が 2 年連続で減 少している点が目を引きます。次回大会には、 さまざまな領域のたくさんの会員の方々からご 応募があることを期待しております。 過去の大会においては発表当日にタイトルを変えて発表された方、あるいは発表要旨の校正段階で大幅な修正を行おうとされる方が例年い らっしゃいます。大会準備委員会では、タイトルおよび発表要旨を含め、応募原稿に基づいて審査・選考を行っていますので、大会準備委員会が依頼・要請した場合を除き、その後のタイ トルの変更、誤字脱字以外の発表要旨の修正は認められません。どうぞご理解いただきますよ う、お願いいたします。
◎ 招待発表制度第 84 回大会では、前大会と同じく、大会準備 委員会が過去の実績等を審査して選んだ招待発表講師 8 名にも発表をしていただきます。この制度が大会の活性化につながることを願ってい ます。
◎ 特別シンポジウム・特別講演
大会2日目(5月27日[日])の午後に、特別シンポジウム「外国語外国文学会の現下の課題」が 開催されます。登壇される先生方は、司会・講師 丹治愛(日本英文学会会長、法政大学教授[4月着任予定])、講師 前田良三(前日本独文学会会長、立教大学教授)、講師 小倉孝誠(日本フランス語フランス文学会副会長、慶應義塾大学教授)、講師林以知郎(日本アメリカ文学会副会長、同志社大学教授)の諸氏です。フロアからのご発言も、時間の許すかぎり歓迎いたします。ご参加のほどお願い申しあげます。
また、特別シンポジウムに引き続き、関東支部企画として、ヨーク大学教授の Derek Attridge 氏による特別講演 “Sound and Sense in Lyric Poetry: Two Contemporary Poets in the Theory of Practice(” 司会 東京大学准教授、田尻芳樹氏) が行われます。こちらにも奮ってご参加ください。
学会ホームページ(https://www.elsj.org/)に、シンポジアや研究発表の発表者からお送りいただいたハンドアウトを掲載いたします。充実した大会にするために、大会発表者のご協力をよろしくお願い申しあげます。
◎ 紀要等展示室第 84 回全国大会においても「紀要等展示室」を一般会員控室(10 号館 2 階 10207 室)に併設いたします。目的は、会員の皆様が紀要等を交換する場を設け、会員間の交流の機会を確保することにあります。展示可能なものは、ご自分の論文の掲載された紀要、学会機関誌、雑誌など、または、その抜き刷り、および書籍などです。 会員の皆様の積極的な参加を歓迎します。展示ご希望の方は、当日、展示物をご持参のうえ、 展示室に用意された机に、ご自分で展示くださ い。展示物の搬入、展示、回収は、すべてご自分の責任においてお願いします。展示物の紛失等に関して、大会準備委員会、学会事務局および開催校は、いっさい責任を負いません。なお、 開催校への送付等はご遠慮ください(保管などの責任を負いかねますので)。
◎ 特別研究発表者候補の募集
大会準備委員会では特別研究発表の候補者
に関するご提案を、以下の要領で公募してお ります。ご提案がある場合は、大会前年の 8 月 31 日までに大会準備担当書記(etaikai@elsj.org) まで、以下の所定の書類をお送りください。 <特別研究発表の(募集)要領>
(1)発表時間は、1 時間
(2)資格は、海外の大学等で専任の職をもっていること
(3)謝礼は、2 万円(ただし、税金を抜けば 1万 6,000 円)。その他、国内の交通費のみ(領収書必要)。
(4)司会は原則として紹介者が行う
<応募に必要な書類>
(1)候補者の略歴、主要業績リスト
(2)発表題目および内容
採否の決定は、大会準備委員会で 9 月末までに行い、決定しだい、ご提案者にご連絡申しあげます。
次回第 85 回全国大会(2013 年開催)のシンポジアのテーマについて、具体的な提案がございましたら、大会準備担当書記(etaikai@elsj.org) までお寄せください。締め切りは 2012 年 5 月末日です。ただし、最終決定は大会準備委員会にお任せください。
◎ ワークショップ制度の導入について
日本英文学会大会準備委員会は、全国大会において自主的なシンポジアを企画したいという会員の要望に応えるため、理事会・評議員会 相談のうえ、大会準備委員会がテーマと講師を決定するシンポジアとは別に、会員が自主的にテーマとパネリストを提案することのできるワークショップの制度を、2014 年度の第 86 回大会から設けることになりました。これによって会員 のみなさまには、いっそう多彩な企画を楽しんでいただけることになると確信しています。 ワークショップの詳細と応募方法は、2012 年 9 月発行の ELSJ Newsletter(No. 120)とホームページで周知します。 それにともない、提案者自らが参加するシン
ポジアの企画の公募は第 86 回大会より停止します。これは、大会準備委員会が責任をもって企画するシンポジアと、会員が自ら企画するワークショップという明快な区別を設けるためです。 提案者自らが参加する企画はワークショップとして募集します。
なお、提案者が自ら参加するのではない形の シンポジアのテーマや講師に関する提言やアイディアは、引き続き会員から広く募集します。 寄せられたアイディアはデータベース化し、大会準備委員がシンポジアを企画立案する際の参 考資料として活用します。
2011 年 9 月 15 日発行の ELSJ Newsletter(No. 118)、「役員・委員の交代」の大会準備委員会の 項に誤りがありました。在外研究のために中途交代した遠藤不比人委員の後任として選出されました中井亜佐子委員の任期は遠藤委員の残任期間の 2012 年 5 月まで(約 11 カ月)となります。お詫びして訂正いたします。
『英文学研究』和文号・英文号バックナンバー の電子化の手続きがすべて終わり、現在、国立情報研究所での作業に入っております。これまで欠号であった部分も掲載され、順調にいけば、 2012 年度中には CiNii のホームページ上で『英文学研究』および Studies in English Literature のすべてのバックナンバーを閲覧することができるようになります。ただし、CiNii の当該サイトへの掲載は、公刊 1 年後からとしていますの で、最新号は閲覧できません。この点はご了承ください。なお、閲覧の方法については、学会 ホームページをご参照ください。
◎ 全国大会の受付業務について
全国大会当日の受付業務は、以下の時間と内容となります。なお、2008 年度より、会費の納入をあつかうことを廃止しております。さまざまなトラブルを未然に防ぎ、会員の皆さまに大会プログラムに専念していただくための方策ですので、ご理解のほどをお願い申し上げます。
※受付時間 :
5 月 26 日(土) 12:00 ~ 16:00 5月27日(日) 9:30~11:30
【1. 本部・支部への新規入会・再入会申込み】
日本英文学会本部・支部への新規入会・再入会のお申込みを受け付けます。大会当日は次項 「当日会員」と同じ扱いとし、後日、会費が全額納入された段階でご入会とさせていただきますので、ご了承ください。
【2. 当日会員の受付】
非会員の方々でも、当日会員費 1,000 円をお支払いいただければ、『大会資料』をお渡しし、すべてのプログラムに参加することができます (ただし、懇親会は、正規会員を優先した上で、 余裕がある場合に限って参加可能です)。なお、後日、一般会員もしくは学生会員として正規にご入会いただく場合には、当日会費の領収書がある旨を、領収番号とともに入会申込書にご記入いただければ、当該年度会費から支払い済みの1,000 円を差し引かせていただきます。
【3. 郵便局自動払込み領収書の発行】
郵便局自動払込みに登録されている方には、受付にて領収書をお渡しする準備をしておりま す。領収書の発行をご希望の場合には、ぜひ、 受付にお寄りください。郵送費の経費削減にもつながりますのでご協力をいただけますと幸い です。
【4. 変更届の受付】
ご住所やご所属等に変更がある場合は、変更届をご提出ください。
【5. 懇親会の受付】
5 月 26 日(土)は懇親会の受け付けも総合受付にて行います。ただし、お申し込み多数の場合には受付を終了させていただく場合もあります ので、原則としては、事前申し込みをご利用ください。事前にお申し込みをいただければ、当 日にお支払いいただくよりも安くご参加いただ けるメリットもありますので、ぜひとも、事前申し込みにご協力ください。
◎入会・ご退会の手続きについて
入会・ご退会の手続きにつきましては、学会ホームページにて詳しくお知らせしておりますが、下記においてもご案内させていただきます。
【新規入会の手続き】
2011 年 4 月 1 日より完全支部体制へ移行したことを受け、2010 年度まで本部のみ会員、支部のみ会員であった方々には、本部支部会員になられるか退会されるかについてご意向をお伺いする案内をしてまいりましたが、退会のご意向 を示された場合以外は、自動的に会員として登録させていただいております。
そのような方を含めて、会員の方には郵便振替用紙(払込取扱票)を同封しております(郵便局自動払込み・銀行引き落としに登録されている方々には同封していません)。2012 年度の会費は、本部会費と支部会費を合わせて、一般会 員 8,000 円、学生会員 5,000 円、協賛会員 10,000 円となります(準会員として所属している支部がある場合、その支部の会費[1,000 円]も納めていただくことになります)。それぞれ本部会費と支部会費を一括で本部事務局にお支払いいただくことになります。なるべく早期にお納め くださいますようにお願いします。
なお、会費納入については、納入経費(会員負担)が比較的安価で済む郵便局の自動払込みの利用をお勧めしています。自動払込みをご希望の場合は事務局にご連絡ください。なお、従来どおり、三井住友銀行(神田支店、普通預金、 114558)、あるいは、みずほ銀行(九段支店、普通預金、1231895)の口座へも振込みが可能です。
万が一、払込み・振込み費用を含め金額の不足が生じた場合には、不足分を請求させていた だくことになり、双方の負担を増やすことになってしまいます。会費をお支払いの際には、 十分ご注意いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。反対に、過払いのために返金させ ていただくケースも増えております。その場合、 返金に要する振込手数料は、原則として会員の皆様にご負担いただくことになりますので、合 わせてご注意ください。
学会からの送付物の封筒の宛名欄に所属支部を赤で印字しておりますので、もし誤りなどがございましたら、事務局までご連絡ください。
◎ 2010 年度の会費が未納の方2010 年度の会費が未納の方には、その旨、振替用紙に記載されておりますので、2011 年度分の会費と合わせての納入をお願いします。行き違いのあった場合にはお許しください。
2010 年度分の会費は以下の表のとおりで、所属される支部によって金額が異なりますのでご 注意ください(カッコ内は学生会員の会費。単位は円)。支部名 | 一括納入金額 | うち、支部会費 |
---|---|---|
北海道 | 11,000(7,000) | 4,000(2,000) |
東 北 | 10,000(7,000) | 3,000(2,000) |
関 東 | 9,000(6,000) | 2,000(1,000) |
中 部 | 10,000(8,000) | 3,000(3,000) |
関 西 | 12,000(8,000) | 5,000(3,000) |
中国四国 | 10,000(7,000) | 3,000(2,000) |
九 州 | 11,000(7,000) | 4,000(2,000) |
次の二つのことをお願いしております。
(1)毎年度 4 月末日までに学生証の写しを送付すること
(2)郵便局自動払込みの申込みをすることすでに学生会員で、引き続き 2012 年度も学生会員の身分を継続希望の方は、4 月末日までに、2012 年度有効の学生証の写しを、メール添 付 PDF ファイル、あるいはファックスにて、事務局宛にお送りください。確認のうえ、2012 年 5 月 16 日に学生会員としての年会費を引き落と します(期日前に、必ず郵便貯金残高をご確認ください)。なお、上記二つの条件を満たさない場合、一般会員に身分変更するなどの措置をとらせていただくことになりますので、ご注意ください。
また、身分に何らかの変更が生じた場合や、留学等で長期間海外に出られる場合などには、 事務局までその旨ご一報ください。
郵便局自動払込み、銀行引き落としによる 2012 年度会費の引き落とし日はそれぞれ以下の通りです。事前に口座残高のご確認をお願いいたします。
*郵便局自動払込み 2012 年 5 月 15 日
*銀行引き落とし 2012年6月 1日
郵便局自動払込みをご利用の方々には、全国大会の総合受付にて領収書をお渡しいたします ので、お立ち寄りください。全国大会にお越しにならなかった場合には、大会終了後に登録された住所宛に郵送いたします。また、新たに領収書の発行を希望なさる場合も、4 月末までに事務局にその旨をご連絡いただければ、同じよ うに対応させていただきます。例年、氏名の変更などをお届けいただいていなかったため、期日に引き落としができない場合があります。各種のご変更については、速やかに、事務局までお知らせください。
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、所 属、身分、所属支部などに変更が生じた場合には、お手数ですが、事務局まで速やかにご連絡 ください。とりわけ、氏名と住所の変更は、会費の引き落としや刊行物の配送に支障をきたしますので、お早めにお知らせください。
◎ 夏休み中の事務連絡について学会事務局は、7月28日より8月31日まで基 本的に夏休みとさせていただきます。この間の学会へのご連絡は、郵便、ファックス、電子 メールにて受け付けておりますが、ご回答までに日数がかかることもあります。予めご了承ください。
◎ 次期事務局
2012 年度事務局員は下記の通りです。ただし、 全国大会終了後の 5 月末までは現事務局が「主」、 新事務局が「副」として業務に当たります。6 月 1 日以降は、全面的に新事務局に移行します。
事 務 局 長 後藤和彦(立教大学)
事務局長補佐 猪熊恵子(東京医科歯科大学、 4 月着任予定)
大会準備担当書記 岩田美喜(東北大学)
編集担当書記 田中裕介(青山学院大学、4 月着任予定)
新事務局は、一般財団法人への移行後の初めての学会運営に携わることになります。これまでとは大きく変わることを求められますが、日本英文学会が、会員の皆さまの優れた研究・教育の成果を発表することのできる場であり続けることを切に願っております。今後とも、会員の皆さまのご鞭撻をよろしくお願い申し上げる 次第です。なお、現事務局にいただきました多 大なるご支援に改めてお礼を申し上げます。
日本英文学会事務局
向井秀忠・後藤和彦・中村祐子・ 高桑晴子