ELSJ Newsletter No.118 (2011年9月15日)


編集・発行所 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2 研究社英語センタービル
         (Email: ejimu address 電話 / FAX: 03-5261-1922)
日本英文学会 代表者 丹治 愛

理事会議事録から

2011 年 3 月の『ELSJ Newsletter』(No.117)以降、 3回の理事会(3月26日、4月1日、5月20日)お よび評議員会(3月26日、4月1日、5月20日)が 開催されました。主要な議題は以下の通りです。
1. 2011年度事業計画を承認。
2. 2011 年度予算書を承認。
3. 2010 年度事業報告を承認。
4. 2010 年度収支計算書を承認(計算書の詳細については学会ホームページをご覧ください)。
5. 2012 年度第 84 回大会の開催校の変更について。
6. その他
上記「6. その他」の案件は以下の通りです。
(1)一般財団法人化に向けて、昨年度に議論・承認された「一般財団法人日本英文学会 定款」 に加えて、新たにその付則部分が承認されました。合わせて支出計画が会長より提案され承認されました。なお、日本英文学会の一般 財団法人化は、2011 年度中には認められる見 通しである旨、会長から報告がありました。
(2)今後の学会活動の方針として、下記の 4 点が 承認されました。
1全国大会開催に対する地方公共団体・公的 団体への開催費補助申請に関するガイドライン。
2「海外研究者招聘後援事業」規程。内容については学会ホームページをご参照ください。
3日本英文学会の賞規程(新人賞、優秀論文賞)。内容については、学会ホームページをご参照ください。 4全国大会の開催を各支部が担当する頻度については、各支部会員数の比率に応じ、11 年周期で関東支部が 4 回、関西支部が 2 回、 北海道、東北、中部、中国四国、九州の各支部が 1 回ずつ担当すること。
(3)以上とは別に、理事会・評議員会は、さまさまな学会制度の再検討の一環として、これまでの主に管理面での再検討に加えて、大会準 備委員会・編集委員会の独立性を侵さないかたちでの事業面での再検討も、メール会議で開始しています。

役員・委員の交代


◎ 大会準備委員会

本年 6 月 19 日をもって遠藤喜雄、大島由起子、 唐澤一友、藤井香子、箭川修の 5 氏が任期満了に より退任し、遠藤不比人氏が在外研究のため中途 交代しました。後任に、浅川順子(慶應義塾大学)、 井口篤(放送大学)、桂山康司(京都大学)、城戸光世(広島大学)、島田雅晴(筑波大学)、中井亜佐子(一橋大学)の 6 氏が選出されました(任期は各委員とも 3 年)。委員長は大河内昌氏、副委員長は由井哲哉氏です。

◎ 編集委員会

 新年度第 1 回編集委員会が 5 月 20 日(金)に開 かれ、新委員長に石塚久郎氏、副委員長に小川芳 樹氏、渡辺克昭氏の両氏が選ばれました。任期は 1年です。


大会準備委員会からのお知らせ


◎ 第 83 回全国大会の『大会 Proceedings』発行

 第78回大会から刊行がはじまった『大会Proceedings』を今回も無事発行することができました。研究発表 37 件中 24 件(65%)、シンポジア発表 50 件中 26 件(52%)、合計 87 件中 50 件(57%) の発表概要をお寄せいただきました。また今回から、 一部の支部の要請により、支部大会の成果も同時掲載することとなりました。三つの支部から 33 の 原稿をいただきました。ご寄稿ありがとうございました。なお、『大会 Proceedings』に掲載される文章は、大会発表の長めの要約という性格のものです ので、それに大幅に加筆して、別稿として『英文学研究』に投稿したり新人賞に応募したりすることは認められています。従来の『大会 Proceedings』は、 支部大会 Proceedings をも兼ねることになったため、 今後、3 センチを超える厚さになり、学術刊行物 として郵便で送ることができなくなる懸念が出て きています。そうなると、発送費が倍以上になります。現在それに対する対応を理事会で協議しているということを付言させていただきます。

◎第 83 回全国大会で発表された方へ

 ご発表ありがとうございました。研究発表および シンポジアのいずれについても、参加者の方々から 多くのご好評をいただきました。ハンドアウト等の資料が不足した部屋・部門においては、今からでもほしいという声があるようです。著作権等の問題がない場合には、今年度も学会ホームページにお いて掲載させていただきたく思っております。すでに送っていただいた方のものは、掲載されておりま す。これからでも掲載してくださる発表者の方はぜ ひ事務局に原稿をお送りください。電子ファイル (ejimu address)でも、ハードコピーでも結構です。 どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

◎第 84 回全国大会の開催日・開催校等

時 2012 年 5 月 26 日(土)、27 日(日)
所 専修大学 生田キャンパス
(神奈川県川崎市多摩区東三田 2-1-1)
開催校委員
石塚久郎、小山太一、坂野明子、末廣幹、高桑晴子、道家英穂、並木信明、桃尾美佳 (以上 8 名)、この他関東支部より 2 名
専修大学の先生方には大変なお仕事をお引き受けいただき、まことにありがとうございます。また 全国大会担当支部である関東支部にも心より御礼申し上げます。理事会としても大会準備委員会と しても事務局としても、できるかぎりのバックアップを心がけたいと思いますので、どうぞよろしくお 願い申し上げます。

◎第 84 回大会のシンポジアのタイトル等の内定

第 84 回全国大会で行われるシンポジアのタイトルの企画が下記のように内定しました。[敬称略。 タイトルは変更される可能性があります。また、講師が追加される予定のものもあります。] 第 1 ~ 6 部門は大会第1日(5月26日)、第7~12部門は第2 日(同 27 日)にそれぞれ開催される予定です。
第 1 部門「エリザベス朝散文とその後― 18 世紀小説への展開」
司会・講師 佐野隆弥(筑波大学教授)
講師 原田範行(東京女子大学教授)
講師 前原澄子(明石工業高等専門学校教授)
講師 本多まりえ(早稲田大学非常勤講師)

第 2 部門「ケルトの伝統と英詩の伝統」
司会・講師 伊達直之(青山学院大学教授)
講師 加藤光也(駒澤大学教授)
講師 松井優子(青山学院大学教授)
講師 吉川朗子(神戸市外国語大学准教授)

第 3 部門「革命から政党へ― 名誉革命前後の政治と文学」
司会・講師 曽村充利(法政大学教授)
講師 坂下史(東京女子大学教授)
講師 冨樫剛(フェリス女学院大学准教授)
講師 中島渉(明治大学准教授)

第4部門「ことばと共同体― グローバリゼーション下の想像力」
司会・講師 鈴木英明(日本女子大学学術研究員)
講師 齋藤一(筑波大学准教授)
講師 大池真知子(広島大学准教授)
講師 イ・ヨンスク(一橋大学教授)

第 5 部門「感覚・感性と言語―中期英語の作品 を中心に」
司会・講師 吉村耕治(関西外国語大学短期大学部教授)
講師 河崎征俊(駒澤大学教授)
講師 石井美樹子(神奈川大学教授)
講師 笹本長敬(大阪商業大学教授)

第 6 部門「言語理論からみた第二言語獲得研究 ― 英語教育との接点を求めて」
司会・講師 遊佐典昭(宮城学院女子大学教授)
講師 大津由紀雄(慶應義塾大学教授)
講師 宮本陽一(大阪大学准教授)
講師 大滝宏一(三重大学特任講師)

第 7 部門「『偉大』な小説とは何か―没後 50 年のフォークナー」
司会 諏訪部浩一(東京大学准教授)
講師 橋本安央(関西学院大学教授)
講師 森慎一郎(京都大学准教授)
講師 麻生享志(早稲田大学教授)
講師 野谷文昭(東京大学教授)

第 8 部門「1950 年代を通過するアメリカ女性詩人たち」
司会・講師 渡部桃子(首都大学東京教授)
講師 朝比奈緑(慶應大学教授)
講師 長畑明利(名古屋大学教授)
講師 松川祐子(成城大学准教授)

第 9 部門「旅と移動のアメリカ文学」
司会 山里勝己(琉球大学教授)
講師 笹田直人(明治学院大学教授)
講師 管啓次郎(明治大学教授)
講師 竹内勝徳(鹿児島大学教授)
講師 小倉いずみ(大東文化大学教授)

第 10 部門 未定

第 11 部門「結果表現をめぐって― 事象構造に関する諸問題」
司会・講師 宮腰幸一(筑波大学准教授)
講師 岩田彩志(大阪市立大学准教授)
講師 井本亮(福島大学准教授)

第 12 部門「英語の学び方再考―オーラル・ヒス トリーに学ぶ」
司会 今林修(広島大学准教授)
講師 山内久明(東京大学名誉教授)
講師 江利川春雄(和歌山大学教授)
講師 鳥飼玖美子(立教大学教授)

◎ 第 84 回全国大会特別シンポジアムの決定

 例年大会 2 日目の午後には、特別講演か特別シ ンポジアムが行われることになっていますが、来年度は、「外国語外国文学会の現下の課題(仮題)」 と題して、特別シンポジアムを行うことになりまし た。丹治愛会長が司会を務め、日本独文学会および日本フランス語フランス文学会からもそれぞれ講師をお招きして、三学会の合同シンポジアムというかたちで開催する準備を進めています。 この企画は日本学術会議会員で京都大学教授 (仏文学)の田口紀子氏の音頭で、この三学会が、「個別言語の枠を超えた学会活動を可能にすることで西洋語学文学研究の社会への発信力をより強化する」という目的をもって、西洋語学文学会連絡協議会を立ち上げたことを記念するという意味ももっています。
シンポジアムの内容は、外国文学関連の学会として外国文学研究および外国文学教育の現状をどのように考えているのか、また、そのような現状のなかで学会としてどのような取り組みをはじめてい るか、あるいははじめるべきだと考えているかなど、 それぞれの学会から講師をお招きし、自由に個人的なご意見を述べていただくことになっています。 その後、学会への注文など、フロアからの積極的なご意見をいただくことで、外国語外国文学会の現状と課題について活発に議論できる場となることを期待しています。
また、特別シンポジアムの後には、閉会式をはさんで、Derek Attridge 氏(York 大学教授)の特別 講演を実施する準備を始めています。これは、全国大会とは別の企画として関東支部が担当してく ださるものですが、支部体制で行われるようになっ た全国大会に支部企画を実現するひとつの新し い試みとして考えていただければ幸いです。支部企画をどのように全国大会に組みこんでいくかは、 理事会における今後の検討課題のひとつとなっていますが、多数のみなさんにこの講演会にご参加 いただくことで、全国大会における支部企画がいろいろなかたちで定着していくことを期待していま す。よろしくお願い申しあげます。

◎ 第 84 回全国大会招待発表

 第 83 回全国大会に引き続き第 84 回全国大会においても招待発表を行います。講師は次の各氏に 決定しました。[敬称略。50 音順]
池上 惠子 (成城大学短期大学部名誉教授・ 前大東文化大学教授)
喜志 哲雄 (京都大学名誉教授)
小林 宜子 (東京大学)
佐々木 徹 (京都大学)
高田 康成 (東京大学)
富士川義之 (東京大学名誉教授)
別府 恵子 (神戸女学院大学名誉教授)
森田 彰 (早稲田大学教授)

◎ 第 84 回全国大会研究発表の募集

 第 84 回全国大会の研究発表を募集しております。 応募の規程および方法については、学会のホームページ(https://www.elsj.org)上でご確認のうえ、ふるってご応募ください。また、ウェブ上のフォーマットを利用して、ウェブから直接応募することが可能になりましたので、どうぞご利用ください。
応募の締め切りは 11 月 1 日(必着)です。

◎シンポジアムのテーマ・企画

第 84 回大会(2012 年度)については本年 5 月末日をもって締め切りましたが、第 85 回大会(2013 年度)のシンポジアムのテーマ・企画について具体 的なご意見・ご提案を募集中です。ご意見・ご提案を事務局(ejimu address)までお寄せください。 ただし、最終決定は大会準備委員会の審議にもとづいて行われます。

編集委員会からのお知らせ

◎ 投稿状況

『英文学研究』は、和文号(12 月刊行)、英文号(3 月刊行)の年各一冊という刊行形態となっており、 それに応じてそれぞれ投稿締切りが設定されておりますが、昨年 9 月 1 日締切りの英文号には 20 本 の投稿論文が寄せられました。また、本年 4 月 1 日締切りの和文号には 25 本の投稿論文が寄せられました。

◎第 34 回新人賞応募状況

第 34 回新人賞論文の応募受付は、去る 4 月 30 日をもって締切りとなりました。応募論文総数は、5 篇(英文学 4 篇、米文学 1 篇、英語学 0 篇)です。 応募者には心より感謝申しあげます。
 今年度、第一次銓衡を通過したのは一篇(イギ リス文学)で、第二次銓衡において慎重な審査を重ねた結果、残念ながら新人賞は「該当論文なし」となりましたが、塚田雄一氏(東京大学大学院後期課程在学)の “The Caesarean-Born Political Child of King James VI and I: A New Interpretation of Macbeth’s Two Prophecies”が佳作に選ばれました。今回より佳作論文にも賞金が授与されます(5 万円)。
 全体および各分野の選評は『英文学研究』和文 号第 88 巻に掲載されます。 ◎ 優秀論文賞について

『英文学研究』第 88 巻において、大河内昌氏(東北大学教授)の「『フランケンシュタイン』と言語的崇高」が、「優秀論文賞」に選ばれました。賞金 5 万円が授与されます。

◎ 投稿規程・新人賞応募規程の変更

投稿規程について若干の修正がございます。主 な変更は下記の 3 点です。(2)と(3)については新人 賞規程でも同様の変更となっております。全文は学会 HP でご確認ください。
(1) (変更前)2004 年度から、年度毎に和文号 1 巻と英文号 1 巻を刊行することになりました。 和文号には、原則として和文の論文、英文号には英語の論文を掲載いたします。
→(変更後)日本英文学会は各年度毎に和文号 1 巻と英文号 1 巻を刊行しています。和文号に は和文の論文、英文号には英語の論文を掲載 いたします。
(2) (変更前)(5)電子メールで送信する場合、宛先は、ehenshu@elsj.or(g メールの「件名」は「投稿論文」、ファイル名は最大 8 文字の半角アル ファベットおよび/あるいは数字)。
→(変更後)(5)電子メールで送信する場合、宛先は、ehenshu@elsj.org です。メールの「件名」 は「投稿論文」とし、3 つのファイルにはそれ ぞれ半角アルファベットおよび/あるいは数字 を使った簡潔なファイル名を付けること。
(3) (変更前)(6)郵送する場合、投稿論文、英文シノプシス、カバーレターを WORD ファイル 形式(.doc)、あるいはリッチテクスト形式(.rtf) でフロッピーディスク等に保存し、〒 162-0825 東京都新宿区神楽坂 1-2 研究社英語センタービル 日本英文学会事務局宛にお送り下 さい(封筒の表に「投稿論文在中」とお書き下さい)。
→(変更後)(6)郵送する場合、投稿論文、英文 シノプシス、カバーレターを WORD ファイル形式(.doc)、あるいはリッチテクスト形式(.rtf) で CD-R 等に保存し、〒 162-0825 東京都新宿区神楽坂 1-2 研究社英語センタービル 日本英文学会事務局宛にお送り下さい。封筒の表に「投稿論文在中」とお書き下さい。

事務局からのお知らせ・お願い

◎ 今年の大会について

5 月 20 日(土)・21 日(日)に北九州市立大学にて開催された第 83 回全国大会は、両日とも晴天にめぐまれ、1,300 名を超える参加者の方々にご来場いただきました。研究発表、シンポジア、特別シンポジアムのいずれにおきましても活発な議論が展開され、盛会のうちに終了いたしましたことをご 報告申し上げます。研究発表・シンポジア関係者、 特別シンポジアム関係者の皆さま、書籍展示に参加された協賛会員の皆さま、大会運営を担われた 北九州市立大学の教職員・学生の皆さま、九州支部の皆さま、そして会場まで足をお運びくださったすべての方々に厚くお礼を申し上げます。

◎ 来年度の大会について すでに 学会ホームページでもお知らせしましたが、来年の第84回全国大会は2012年5月26日 (土)、27 日(日)の両日に専修大学生田キャンパスにおいて開催されることが決定いたしました。諸事情によりなかなか日程と会場を決めることができず、会員のみなさまにはご心配をおかけしましたことを改めてお詫びいたします。最後に、調整にこ協力をいただきました関東支部、中でも専修大学 と中央大学の諸先生方には心より感謝いたします。

◎ ご入会・ご退会について

かねてからお知らせしてきました通り、2011 年 4月より、完全支部体制が実施されております。現在、 すべての英文学会会員は、本部・支部の両方に所属することとなりました。以下、手続きに関わるいくつかの点を確認させていただきます。
○ 2011 年度より、一般会員は一律 8,000 円の会費をお納めいただいています(ただし、諸条件を満たした学生会員は 6,000 円)。なお、自動引き落としではなく振込用紙で会費をお支払いいただく場合には、振込用紙に記載されている所定の振込手数料をご負担いただくことになっておりますのでご了承ください。これは、手数料の有無に関わらず事務局に届く額を一 律 8,000 円(学生 6,000 円)とするための措置ですので、ご理解いただけますようお願い申 し上げます。
○ 2010 年度以前の会費については、未払い分も 含め、各年度の会費(支部によって異なります) が適用されます。ご不明の方は、学会ホーム ページ(「入会案内」→「会費」)でご確認いただ くか、事務局に直接にお問い合わせください。
○完全支部体制化に伴い、すべての会員が該当の支部に所属することになりました。「該当の支部」は、1)専任として所属する研究機関の所在地、2)専任として所属する研究機関をもたない場合には居住地、によって決まります。 転勤・就職などで地域が変わる場合には、勤務先の変更を届け出ていただければ自動的に支部変更の手続きをいたしますので、お手続 きをよろしくお願い申し上げます。なお、学生会員の場合は、所属する大学の所在地により決まります。海外在住の方は、1)日本での 出身大学の所在地、2)該当するものがない場合は日本での連絡先(実家等)、により決まります。以上、まだ手続きのお済みでない方は、 至急、本部事務局まで正しい支部の所属を届け出ていただけますと幸いです。
◎ 学会刊行物の電子化のお知らせ

かねてより 、準備を進めていました『英文学研究』(和文号)およびStudies in English Literature( 英文号)のバックナンバーの電子化の手続きが終了し、 CiNi(i サイニイ)のホームページ上で閲覧できるようになりました(https://ci.nii.ac.jp)。一部の巻(号) についてはデータ化の手続きに時間がかかっており、しばらく欠号扱いになっておりますが、これから作業が進むことで、順次、閲覧することができるようになります。なお、CiNii での掲載は公刊 1 年後からとなっているため、最新号を閲覧することはできないことをご了承ください。
閲覧の方法については『ELSJ Newsletter』第117 号(2011年3月10日発行)の53~54頁において簡単に説明いたしましたが、再度、確認させていただきます。
閲覧に際しては、まず、各人の「CiNii のユーザ ID」を取得する必要があります。その際、「サイト ライセンス個人 ID」(定額制契約機関に所属する構成員、登録無料)と「個人 ID」(定額制契約機関に 所属しない構成員、年会費 2,100 円)の種別がありますのでご注意ください。「定額制契約機関に所属する構成員」とは、所属する大学等の研究機関が CiNii と定額制契約を結んでいる教員・学生のこ とを指し、その研究機関内(大学等)であれば無料で自由に閲覧することができます。これに該当しない場合には、「個人 ID」を取得することが必要になります。この点についての詳細は、「CiNii の新 規登録」のページをご参照ください(https://register- ci.nii.ac.jp/userregist/userTypeSel.do)。 閲覧するまでの大まかな流れは、研究機関の内 外とも大まかに下記のようになります。
1. まず、「CiNii-NII論文情報ナビゲータ」 (https://ci.nii.ac.jp/)に入り、「CiNii 本文収録刊行物ディレクトリ」をクリックします。 (※この段階で所定のユーザ名とパスワードを求められる場合もあります。)
2. 次に、「NII-ELS 収録刊行物」内の「学協会刊行物」の中の「提供学協会から探す」にある 「ニ(に)」をクリックします。,br> 3.「財団法人日本英文学会」を探してクリックします。
4.「刊行物名」が出てきますので、「Studies in English Literature」あるいは「英文學研究」の探 している方をクリックします。
5. そして、探している巻(号)の番号をクリックします。
6. それから、探している論文タイトルをクリックします。
7. 次に、該当する論文の「CiNii 論文 PDF -定額アクセス可能」をクリックしてください。
8.「CiNii ユーザ ID をお持ちの方」のところに「ユーザ ID」と「パスワード」を入力し、ログ インする。
9. 論文を閲覧することが可能(会員は無料、非会員は 1 記事ごとに 577 円)。

 この件につきまして質問等がありましたら、事務局(ejimu address)までご連絡ください。

◎ 会費納入と刊行物発送について

会費を滞納しても、ただちに会員資格を失うことにはなりません。退会届が出されない限り、会費の納入が滞っても、2 年間は引き続き刊行物をお送りいたします。本『大会 Proceedings』に 2 年度 分の会費振込用紙が同封されている方々は、会費滞納が 2 年目になっています。今年度中に 2 年度 分の会費の納入がなかった場合、2012 年 3 月末を もって除名となり、未納分は債務として請求されますのでご注意ください。
会費の納入状況が不確かな場合には、メール・ 電話・ファックスなどで、事務局までご確認くださ い。重複して会費が支払われますと、払い戻しなどに余分な手数料がかかってしまいますのでご注意ください。
会費の納入忘れを避けるためにも、郵便局(ゆ うちょ銀行)に口座を開設する必要はありますが、 「郵便局自動払込みによる会費引き落とし」のご利用を強くお勧めしております。手続きは、事務局 からお送りする書類に記入して、ご返送いただくだけです。領収書も、ご請求があれば学会より発 行いたします。メールや電話でご連絡をいただければ、速やかに自動払込み停止の手続きをいたし ます。まだ利用されていない場合には、これを機会に是非ともご検討ください。

◎ 学会ウェブサイトの運営について

学会ウェブサイトの管理は、4 月より旭友貴氏から倉林秀男氏に引き継ぎました。
また、諸学会・研究会・講演会等の案内や教員公募の情報などがございましたら、事務局(ejimu address)までお知らせください。

◎ 支部大会資料統合版の刊行について

今年度より、北海道・東北・関東・中部・関西・中国四国・九州の 7 つの支部すべての支部大会情報をまとめた『支部大会資料統合版』が 刊行されることになりました。このプログラムを通して、会員の皆さまが各自で所属している支部以外の支部大会情報を得ることができるようになりました。積極的にご活用いただけますことを願っております。また、『支部大会資料統合版』の刊行を機に、この時期の『ELSJ Newsletter』の掲載を『大会 Proceedings』 より移すことになりました。

◎ 大会 Proceedings の内容について

『支部大会資料統合版』の刊行に伴い、『大会Proceedings』の内容も変わりました。先に説明しましたように『ELSJ Newsletter』の掲載はなくなりましたが、従来の全国大会における研究発表およ びシンポジアムの報告に加え、各支部大会の研究発表、シンポジアム、特別講演などの大会報告も 掲載することになりました。

◎ 支部統合号の刊行について

年末には、例年通り、『英文学研究』支部統合号の第 4 号が刊行されます。今年度からは関西支部の参加が予定されており、これですべての支部によって刊行される運びとなりました。

◎ 次回の『ELSJ Newsletter』について

次回の『ELSJ Newsletter』は、2012 年 3 月中旬刊行予定の『大会資料』の巻末に掲載される予定で す。なお、それまでの間に公開すべき情報は、随時、学会ホームページにて告知します。

◎ その他

本年 5 月末をもって、前任の阿部公彦事務局長、永末康介大会準備担当書記が退任されました。一般財団法人化の申請の準備、それに伴う支部体制への移行、支部体制による全国大会の開催など、大きく学会運営が変わった時期でしたが、事務局長としてのリーダーシップと大会準備担当書記としてのきめ 細かな心配りによって、さまざまな難局を乗り越えることができました。お二人には深謝いたします。
この交代に先立って、4 月より新たに、後藤和彦(事務局長補佐)、川崎明子(大会準備書記担当) の両氏が事務局に入り、昨年度の事務局長補佐から事務局長に配置換えになった向井、引き続き編集担当書記を務める中村を含めた 4 名で本年度の事務局運営に携わることになりました。その後、 大会開催校が急遽、駒澤大学から専修大学に変わったことに伴い、大会準備書記は川崎氏に代わり、 9 月から高桑晴子氏(専修大学)に加わっていただくことになっています。任期は来年度の大会が終わる 5 月末までです。2 名の事務職員の方々に支えていただきながら、学術交流の有意義な場として本学会の活動が充実したものとなるため、力を合わせて努めていきたいと考えております。至らぬ点も多々あることかと思いますが、会員の皆さま におかれましては、どうぞご指導のほどをよろしくお願いします。

日本英文学会事務局
向井秀忠・後藤和彦・中村祐子・川崎明子・ 高桑晴子


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