ELSJ Newsletter No.117 (2011年3月10日)


編集・発行所 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2 研究社英語センタービル
         (Email: ejimu address 電話 / FAX: 03-5261-1922)
日本英文学会 代表者 丹治 愛

会長報告

◎ 第83回全国大会

第83回全国大会は、2011年5月21日(土)・22日(日)の両日、北九州市立大学北方キャンパス(北九州市小倉南区北方4-2-1)において開催されます。多数の会員のご参加を期待しております。また、開催校委員、開催支部委員の先生方には大変なご負担をおかけしますが、よろしくお願い申しあげます。

◎ 完全支部体制化後の会員規程

 日本英文学会は、本年4月1日をもって支部体制への移行期間を終了し、すべての会員が一律に本部と支部の両方に所属する完全支部体制となります。以下は、それに対応した会員規程です。現在、理事会に提案中であり、2011年3月26日の理事会で正式決定される予定です。

一、本会の会員は、原則として研究・教育機関で英語英米文学またはその関連分野(英語教育など)の研究に従事するもの、ないしはその経験を有するものでなければならない。ただし、大学院生は、会員の推薦によって学生会員となることができる。上記の資格を有しないものは、協賛会員となることができる。
 [これまでの会員規程では、「大学またはそれに準じる研究、教育機関」に所属しているもの、と記されていましたが、中等教育レベルで英語教育に携わっている各支部の支部のみ会員がスムースに本部にも所属できるよう、「大学またはそれに準じる」を削除し、「関連分野」のところで「英語教育など」という例を追加しました。英語教育という分野を重視する英文学会の今後の方向性を示すものとして理解していただければ幸いです。]

二、本会は、本部と7支部から構成される。会員は本部および、本規程の七項以下に定められたいずれか1つの支部に所属する(ただし協賛会員はこのかぎりではない)。また、その支部に所属するかぎりで、それ以外の支部にも準会員として所属することができる。
 [本規程により定められた支部以外の支部に追加で所属する場合の身分は「準会員」となります。]

三、会員は、機関誌の頒布を受け、全国大会およびすべての支部大会などに参加すること、全国大会およびすべての支部大会などでの研究発表の応募をすることができる。また、本部機関誌、会員・準会員として所属する支部の支部機関誌へ研究論文の投稿をすることができる。さらに、会員として所属する支部において、支部役員選挙の選挙権と被選挙権を与えられる。
 [準会員は、準会員として所属している支部の機関誌への投稿は認められますが、その支部における役員選挙の選挙権と被選挙権は認められません。]

四、会員は、会費を納めなければならない。会費には、本部会費と支部会費がある。本部会費は7,000円(一般会員)、5,000円(学生会員)、10,000円(協賛会員)である。支部会費は全支部一律1,000円である。準会員として所属している支部がある場合、その支部の会費も納めなければならない。会計年度は4月1日より3月31日までとする。協賛会員は本部会費のみを納める。

五、会員は退会するときは、退会届を提出しなければならない。

六、会員は、2年間、会費を滞納しても、その2年間は会員の資格を失うことはなく、会員としての権利を保持する。会費の滞納が2年間継続したときは、会員の資格を失う。しかし資格を失ったのちも、その2年間分の会費については支払いの義務を負う。その義務を果たすことなく、再入会することはできない。

七、北海道の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に北海道支部にも入会する。

八、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に東北支部にも入会する。

九、茨城県、神奈川県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、栃木県、山梨県、新潟県の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に関東支部にも入会する。

十、愛知県、石川県、岐阜県、静岡県、富山県、長野県、福井県、三重県の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に中部支部にも入会する。

十一、京都府、大阪府、奈良県、兵庫県、和歌山県、滋賀県の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に関西支部にも入会する。

十二、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、香川県、徳島県、高知県、愛媛県の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に中国四国支部にも入会する。

十三、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の研究・教育機関に所属する者、ないしは所属する研究・教育機関を持たずにその地域に在住する者が本会に入会する場合、その者は同時に九州支部にも入会する。

◎ 賞規程

 学会は学会誌の発行をとおして当該分野の業績を評価し、そのなかで優れた業績を社会に提供し、後世に残す義務を負っています。学会誌の発行をとおして信頼のおける評価を社会に公開していくことは、その分野の研究者の就職や昇進、科学研究費その他の競争的研究費の獲得といった面でなんらかの影響力をもつデータを提供するという意味でも、学会の重要な役割であり責任です。

 理事会および編集委員会では、そのような学会の責任をより積極的に果たすために、以下のような賞規程を正式決定いたしました(高橋勤編集委員長のご尽力にたいして、この場を借りて感謝申しあげます。ありがとうございました)。この賞規程は2011年度より実施されます。

日本英文学会は、新人賞と優秀論文賞の2つの賞を定める。

A. 新人賞

(賞の目的)
1. 本賞は新進による英米文学・英語学・英語教育研究を奨励するために設定するものである。

(応募者の資格)
2. 応募者は以下の条件を満たしていなければならない。
1) 日本英文学会会員であること(応募前に会費が納入済みであるか、納入の手続きがなされていなければならない)。
2) 各年度の投稿締め切りの段階で、満37歳未満であるか、または、修士号取得後、5年以内であること。
3) 過去に新人賞を受賞していないこと(但し、佳作であった場合は、応募の資格を有する)。

(賞の授与)
3. 本賞は、新人賞と佳作からなる。編集委員会がいずれかにふさわしいと評価した論文に対して授与される。

(賞金の授与)
4. 新人賞論文には賞金10万円、佳作論文には賞金5万円が授与される。

B. 優秀論文賞

(賞の目的)
1. 本賞は、会員による英米文学・英語学・英語教育研究を奨励するために設定するものである。

(賞の審査対象)
2. 『英文学研究』(和文号、英文号)に投稿されたすべての論文が自動的に本賞の審査の対象となる。

(賞の授与)
3. 本賞は、『英文学研究』(和文号、英文号)に投稿された論文のうち、編集委員会がとくに優秀と認めたものに対して授与される。

(賞金の授与)
4. 以下の条件に該当する場合、優秀論文には賞金5万円が授与される。
1) 投稿の前々年度より継続して英文学会会員(会費納入済み)である者。
2) 投稿の前々年度以降、優秀論文賞の賞金を授与されたことのない者。
[4. 1)は、投稿・口頭発表するときだけ入会する「出たり入ったり会員」への、学会としての意思表示として理解していただければ幸いです。どの学会もそのような方だけでは成り立ちません。4. 2)は、これが会員の会費のみで運営される貧乏学会としてふさわしいふるまいだろうと考えました。ご理解ください。]

◎ 支部大会統合プログラム発刊決定

 会員規程のところで述べましたが、来年度以降、会員はどの支部の支部大会にも無料で参加することできるようになります。支部どうしの交流によって各支部大会がますます盛りあがることを期待していますが、それにあわせて、理事会は、複数の支部大会プログラムを統合させた『支部大会統合プログラム』を発刊することを正式決定しました。全支部が参加の見込みです。9月に『大会プロシーディングズ』と同時に発送されますので、ご期待ください。

◎ 一般財団法人化

 何度もご説明してきたところですが、理事会は、現在、一般財団法人申請の準備を継続してつづけています。残された仕事は、本部と7支部の内部留保を基金化すること、およびその基金の支出計画を策定することです。現在、どのようなかたちで基金をつくるかという形式的な問題で滞っていて、7支部の支出計画を策定するという実質的なレベルまで、議論が進んでおりません。残念ながら準備は多少遅れぎみですが、わたしとしては、2011年度中に一般財団法人格を取得するというスケジュールを変えておりません。各支部のいっそうのご協力をお願いするしだいです。

◎ 役員選挙

 2011年度からの本部・支部役員を選出するための選挙が無事終了しました。ご協力ありがとうございました。

 本部支部会員の選挙は、各支部で実施していただきました。本部事務局が管理している選挙名簿については、数件の漏れがあったという報告を受けています。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申しあげます。各支部の役員選挙の結果、支部役員のほか、各支部推薦の本部理事7名、本部評議員7名、本部監事2名が決定しました。

 本部のみ会員については、立候補・候補者推薦制による本部役員選挙を予定しておりましたが、残念ながら8月23日(月)の締め切りまでに立候補、候補者推薦ともにありませんでした。したがって、選挙規程のなかの「現理事会が全会員のなかから不足人数分の新評議員を選出する」という規定にのっとって、現理事会が新評議員3名を決定させていただきました。

 支部のみ会員には、選挙規程上、本部役員選出に関わる選挙には参加していただくことができませんでした。その選挙規程については、事前に支部のみ会員をふくめて会員全員に臨時Newsletterのかたちで送付し、本部役員選出に関わる選挙権・被選挙権をもつためには本部にも入会していただく必要があることを示唆したつもりでおりましたが、民主的な制度という観点から問題ではないか、説明が不足していたのではないかとの批判的ご指摘を、会員のおひとりから受けました。

 この点についての責任は各支部ではなく、会長として選挙制度を策定したわたしにあります。管理面の問題は事業面の問題にくらべてそれほど重要ではないという過った意識がわたしにあったのかもしれません。深くお詫びするしだいです。なお、次期役員選挙については、会員全員が平等に本部支部会員となりますので、このような問題が生じる可能性はありません。

 選挙結果については、次期理事・監事・評議員の項をご覧ください。

(以上、文責 丹治愛)

シェイクスピア祭のお知らせ

2011年度シェイクスピア祭を日本英文学会・日本シェイクスピア協会共催にて、下記のとおり開催します。一般公開(事前予約不要)、入場無料です。ふるってご参加ください。

日時:2011年4月23日(土)13時より
 場所:聖心女子大学宮代ホール(3号館1階)(東京都渋谷区広尾4-3-1)
13:00~  朗読劇『十二夜』
協力: 新国立劇場演劇研修所
翻訳・演出: 河合 祥一郎 (東京大学准教授)
15:00~ 青山 誠子 氏 講演 「『十二夜』とその時代」
青山氏略歴: 名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業、東京大学大学院修士課程修了。共立女子短期大学教授、フェリス女学院大学教授、青山学院大学教授を歴任。2000年、青山学院大学を定年退職。

大会準備委員会からのお知らせ

◎ 研究発表応募について

第83回全国大会の研究発表に応募された方々は英文学27名、米文学7名、英語学8名、英語教育3名の総数45名でした。前年度が英文学43名、米文学15名、英語学14名、英語教育4名、総数76名であったことを考えると、英語教育以外では、ほぼ半減といった状況であり、これが今年度に限った特異な現象であるのか、恒常的な傾向になってしまうのか、今後を注視していく必要があると思われます。次回大会には、さまざまな領域から、たくさんの会員の方々からご応募があることを期待しております。

過去の大会においては発表当日にタイトルを変えて発表された方がいらっしゃいましたし、発表要旨の校正段階で大幅な修正を行おうとされる方が例年いらっしゃいます。大会準備委員会では、タイトルおよび発表要旨を含め、応募原稿に基づいて審査、選考を行っていますので、大会準備委員会がとくに依頼・要請した場合を除き、その後のタイトルの変更、誤字脱字以外の発表要旨の修正は認められません。どうぞご理解いただきますよう、お願いいたします。

◎ 招待発表制度

第83回大会では、前大会と同じく、大会準備委員会が過去の実績等を審査して選んだ招待発表講師8名にも発表をしていただきます。この制度が大会の活性化につながることを願っています。

◎ 特別シンポジウム

大会2日目(5月22日[日])の午後に、特別シンポジウム「近代小説は死んだのか?―小説の過去・現在・未来」を開催いたします。登壇される先生方は、司会・ディスカッサント 田中裕介(成城大学非常勤講師)、講師 原英一(東京女子大学教授)、講師 平野啓一郎(作家)、ディスカッサント 都甲幸治(早稲田大学准教授)の諸氏です。どうぞご期待ください。

◎ ハンドアウトのホームページ掲載

学会ホームページ(https://www.elsj.org/)に、シンポジアや研究発表の発表者からお送りいただいたハンドアウトを掲載いたします。充実した大会にするために、大会発表者のご協力をよろしくお願い申しあげます。

◎ 紀要等展示室

第83回全国大会においても「紀要等展示室」を一般会員控室(本館5階D-503室)に併設いたします。目的は、会員の皆様が紀要等を交換する場を設け、会員間の交流の機会を確保することにあります。展示可能なものは、ご自分の論文の掲載された紀要、学会機関誌、雑誌など、または、その抜き刷り、および書籍などです。会員の皆様の積極的な参加を歓迎します。展示ご希望の方は、当日、展示物をご持参のうえ、展示室に用意された机に、ご自分で展示ください。展示物の搬入、展示、回収は、すべてご自分の責任においてお願いします。展示物の紛失等に関して、大会準備委員会、学会事務局および開催校は、いっさい責任を負いません。なお、開催校への送付等はご遠慮ください(保管などの責任を負いかねます)。

◎ シンポジアのテーマ募集

次回第84回全国大会(2012年開催)のシンポジアのテーマについて、具体的な提案がございましたら、大会準備担当書記(ejimu address)までお寄せください。締め切りは2011年5月末日です。ただし、最終決定は大会準備委員会にお任せください。

◎ 特別研究発表者候補の募集

大会準備委員会では特別研究発表の候補者に関するご提案を、以下の要領で公募しております。ご提案がある場合は、大会前年の8月31日までに大会準備担当書記(ejimu address)まで、以下の所定の書類をお送りください。

<特別研究発表の(募集)要領>
(1)発表時間は、1時間
(2)資格は、海外の大学等で専任の職をもっていること
(3)謝礼は、2万円(ただし、税金を抜けば1万6,000円)。その他、国内の交通費のみ(領収書必要)。
(4)司会は原則として紹介者が行う
<応募に必要な書類>
(1)候補者の略歴、主要業績リスト
(2)発表題目および内容

採否の決定は、大会準備委員会で9月末までに行い、決定しだい、ご提案者にご連絡申しあげます。

編集委員会からのお知らせ

◎ 投稿状況

『英文学研究』は、和文号(12月刊行)、英文号(3月刊行)の年各一冊という刊行形態となっており、和文号、英文号それぞれに投稿の締切が設定されております。昨年9月1日締切の英文号には、20本の英文論文が寄せられ、うち5本が採用されました。本年4月1日投稿締切の和文号にも、多数の投稿があることを願っています。

◎ 優秀論文賞について

 すでにお知らせしていますように、『英文学研究』(和文号、英文号)に掲載された論文の中から、特に優れた論文に対して「優秀論文賞」が授与されます。本年4月1日投稿締切の和文号よりこれが適用されます。詳細は会長報告の「賞規程」の項目をご覧ください。

◎ 第34回新人賞論文募集

2011年4月30日締切で、第34回新人賞論文を募集しています。今回より佳作にも賞金5万円が授与されます。応募要領は学会ホームページ(https://www.elsj.org/)、あるいは『英文学研究』第87巻(和文号)をご覧ください。若々しく野心的な論考を期待しております。

◎ 委員の交代

3月末日をもって、佐藤達郎、新妻昭彦、廣田篤彦、松本真治、里内克巳、高橋勤、楠本紀代美、都築雅子の各氏が任期満了によりご退任となります。長い間ありがとうございました。

 任期満了でご退任される委員の後任には、井出新(慶應義塾大学)、大久保譲(埼玉大学)、中山徹(一橋大学)、西出良郎(奈良女子大学)、辻本庸子(神戸市外国語大学)、鷲津浩子(筑波大学)、江連和章(神奈川県立外語短期大学)、田中拓郎(日本大学)の8氏が選ばれました。任期は4月1日からの3年です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

事務局からのお知らせ・お願い

◎ 『英文学研究』バックナンバーの「CiNii(サイニイ)」(リポジトリ)への掲載

 『英文学研究』バックナンバーの電子化の手続きが終わり、現在、国立情報学研究所での作業に入っております。順調にいけば、遅くとも、2011年4月末にはCiNii(サイニイ)のホームページ上で『英文学研究』およびStudies in English Literatureのバックナンバーを閲覧することができるようになります。ただし、一部の号についてはデータ化に時間がかかるため、その間、欠号扱いとなりますが、順次、手続きをお願いしています。なお、CiNiiの当該サイトへの掲載は公刊1年後からとしていますので、最新号は閲覧することはできません。この点、ご了承ください。

 閲覧に際しては、まず、各人の「CiNiiのユーザID」を取得することが必要となりますので、未登録の場合には、登録を行ってください。その際、「サイトライセンス個人ID」(登録無料)と「その他」(年会費2,100円)の種別がありますのでご注意ください(詳しくは、「CiNiiの新規登録」のページをご参照ください)。

 閲覧のための大まかな流れは下記のようになります。

1. CiNiiのユーザID取得(未取得の場合)
2. 所属学会の登録を行う(「日本英文学会」)
3. 該当する論文の「CiNii PDF 定額アクセス可能」をクリックする。
4. 「CiNiiユーザIDをお持ちの方」のところに「ユーザID」と「パスワード」を入力し、ログインする。
5. 論文を閲覧することが可能(会員は無料、非会員は1記事ごとに500円)

 なお、これまで当学会では『英文学研究』バックナンバーのデータベース化について欧米で一般的に使われる「リポジトリ」(「貯蔵庫」の意)という語を用いておりましたが、日本では「機関リポジトリ」の名称が大学機関によるデータベース化などについて用いられていて混乱を招く可能性があるため、今後は「CiNii(サイニイ)」という用語で統一することになりました。

 以上、この件につきまして質問等がありましたら、事務局(ejimu address)までご連絡ください。

◎ 懇親会のご案内について

今年も全国大会の懇親会を、大会第一日目の5月21日(土)午後6時(5時受付開始)より、ホテルニュータガワ・新館3階「月華」にて開催いたします。予約方法等の詳細は、この『大会資料』巻頭のカラーページ、または学会ホームページの「懇親会のご案内」をご覧ください。ふるってご参加くださいますよう、お願いいたします。

なお、ご参加いただく場合、事前予約をお願いしております。事前予約料金は当日受付料金よりも安く設定されます。会場に余裕がある場合には、懇親会当日でも、学会総合受付および懇親会場入口にてお申し込みを承りますが、途中でお申し込みを終了させていただく場合もありますのでご承知おきください。

◎ 全国大会の受付業務について

2008度より全国大会の学会総合受付では、会費の納入ができなくなりました。ご不便をおかけしますが、さまざまなトラブルを防ぎ、会員の皆様に大会プログラムに専念していただくための方策ですので、ご理解のほどお願い申し上げます(会費納入につきましては、以下の項目にある「2011年度の会費納入について」をご参照ください)。なお、当日会員も含め、ご入会の受付や懇親会のお申し込みにつきましては、総合受付にて業務を行います。大会当日の受付時間とお取扱内容は以下の通りです。

*学会受付時間:5月21日(土)12:00~16:00
5月22日(日)9:30~11:30

【1.本部・支部への新規入会・再入会申込み】
日本英文学会本部・支部への新規入会・再入会のお申込みを受け付けます。大会当日は次項「当日会員」と同じ扱いとし、後日、会費が全額納入された段階で、ご入会とさせていただきますので、ご了承ください。

【2. 当日会員の受付】
 非会員の方々でも、当日会員費1,000円をお支払いいただき、『大会資料』を受け取って、すべての研究発表・シンポジア・特別シンポジアムに参加することができます(ただし、懇親会は正規会員を優先した上で、余裕がある場合にのみ参加可能です)。なお、後日、一般会員もしくは学生会員として正規にご入会いただく場合には、当日会費の領収書がある旨を、領収書番号とともに入会申込書にご記入いただければ、当該年度会費から支払い済みの1,000円を差し引かせていただきます。

【3. 郵便局自動払込み領収書の発行】
 郵便局自動払込みに登録されている方で、領収書発行を前もって請求された方には、領収書を受付にてお渡しします。ご希望の方は事務局までご連絡ください。

【4. 変更届の受付】
 ご住所やご所属等に変更がある場合は、変更届をご提出下さい。

【5. 懇親会参加の受付】
 5月21日(土)は懇親会の受付も総合受付にて行います。ただし、上記のとおり、お申し込み多数の場合には受付を終了させていただく場合がありますので、予めご了承ください。可能な限り、事前申込みしていただくことをお勧めします。

◎ ご入会・ご退会の手続きについて

ご入会・ご退会の手続きにつきましては学会ホームページにて詳しくお知らせしておりますが、確認のため前号に引き続き、このNewsletterでもご案内いたします。支部体制への移行作業の進展に伴い、一部変更もございます。ご不便をお掛けいたしますが、何とぞ、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

【新規ご入会の手続き】
新規にご入会いただく場合には、次の三つの中から、ご都合のよい方法を選び、本部事務局へご連絡ください。(1)ウェブ入会フォームの利用:ホームページのウェブ入会フォームのページから、必要事項を記入の上、お申し込み内容を送信してください。(2)電子メールによるお申し込み:ホームページの電子メールによる入会申込みのページをご参照いただき、そこに用意されている「申込書」の書式をご利用ください。(3)ファックスや郵送によるお申し込み:ホームページのファックスや郵送による入会申込みのページをご参照いただき、そこに用意されている「申込書」の書式をご利用ください。

また、お申し込み内容に応じて、事務局より、郵便振替用紙もしくは郵便局自動払込利用申込書のいずれかが、ご指定いただいた住所に送付されます。郵便振替用紙をお送りした場合には、会費をお振り込みいただいた時点で入会とし、また、郵便局自動払込利用申込書をお送りした場合には、これを学会事務局宛てにご返送いただいた到着日をもって入会として扱います。研究発表への応募や論文の投稿などの資格も、これに準じて発生することになります。

【退会のお届け】
会員規程にあるとおり、会員は退会するときは、退会届を提出しなければなりません。また、2年間にわたって、会費を滞納した場合は、会員の資格を失うことになります。逆にいえば、会費を納めなくても2年間は、会員という扱いになり、当学会の学術誌や刊行物の送付を継続いたします。2年間会費の滞納をつづけ、退会となった場合、未納分の会費は、会員側の債務となり、その負債分を請求させていただくことになります。退会のご意思をお持ちの場合には、速やかに、ウェブ連絡フォーム・メール・ファックス・葉書などで事務局まで必ずご連絡いただき、どの年度をもって退会とするかをご指示ください。なお、本部のみ、あるいは支部のみを退会することはできません。

◎ 2011年度の会費納入について

 すでにNewsletter等でお知らせしております通り、2011年4月1日をもって、当学会は完全支部体制化し、すべての会員が本部と支部の両方に所属することになります。2010年度まで本部のみ会員、支部のみ会員であった会員の方には、2011年1月末日までに、2011年度以降の所属についてのご意向をお知らせようお願いしてまいりましたが、退会のご意向を示された場合以外は、自動的に会員として登録させていただきました。

 そのような方をふくめて、会員の方には郵便振替用紙(払込取扱票)を同封しております(郵便局自動払込み・銀行引き落としに登録されている方々には同封していません)。2011年度の会費は、本部会費と支部会費をあわせて、一般会員8,000円、学生会員6,000円(協賛会員10,000円)となります。それぞれ本部会費支部会費一括で本部事務局にお支払いいただくことになります。なるべく早期にお納めくださいますようお願いいたします。

また、会費納入に関して、2011年以降、重要な変更がございます。会費納入については、2005年度以降、学会負担となる納入経費が比較的安価(25円)で済む郵便局の自動払込みの利用をお願いしてきましたが、なかなか利用が進まない状況です。郵便局の自動払い込みを利用されている方とそうでない方との間で納入経費の違いが生じ、不公平であるとの指摘も受けております。このため、やむをえず今後は、払込みや振込みに要する費用を会員の負担とさせていただくことになりました。こうすることで各会員ごとの会費収入が学会にとってほぼ一律となり、平等の観点からも適切な処理と考えております。この機に、自動払込みをご希望の場合は、事務局にご連絡ください。なお、従来どおり、三井住友銀行(神田支店、普通預金114558)あるいはみずほ銀行(九段支店、普通預金1231895)の口座への振込みも可能ですが、振込み料のご負担をお忘れにならないようお願い申し上げます。

 万が一、払込み・振込み費用をふくめ金額の不足が生じた場合には、不足額を請求させていただくことになり、事務局と会員双方の負担を増やすことになります。会費お支払いの際には、十分ご注意いただきますよう、重ねてよろしくお願い申しあげます。逆に、過払いのために返金させていただくケースも増えております。その場合、返金に要する振込手数料は原則として会員個人にご負担いただくことになりますので、あわせてご注意ください。

◎ 会員の所属支部

 完全支部体制化に伴い、すべての会員はいずれかの支部に所属することになります。今回の『大会資料』の封筒の宛名欄に所属支部を赤字で印字しておりますので、もし誤りなどございましたら事務局までご一報いただければ幸いです。

◎ 2010年度以前の会費が未納の方

2010年度以前の会費が未納の方には、その旨振替用紙に記載されておりますので(行き違いのある場合にはご容赦ください)、2011年度分の会費と合わせての納入をお願いいたします。

2010年度分の会費は以下の表のとおりで、所属される支部によって異なります(カッコ 内は学生会員の会費。単位は円)。

支部名 一括納入金額 うち、支部会費
北海道 11,000(7,000) 4,000(2,000)
東北 10,000(7,000) 3,000(2,000)
関東 9,000(6,000) 2,000(1,000)
中部 10,000(8,000) 3,000(3,000)
関西 12,000(8,000) 5,000(3,000)
中国四国 10,000(7,000) 3,000(2,000)*
九州 11,000(7,000) 4,000(2,000)

* 他支部所属の会員が中国四国支部にも入会する場合は、中国四国支部会費は1000円(500円)となります。

2009年度分以前の未納分や、ご自身の会員身分・会費納入状況などが不明な場合には、事務局までお気軽にお問い合わせください。

◎ 学生会員の皆様へ

学生会員の皆さまには、次の二つのことをお願いしています。
(1)毎年度4月末日までに学生証の写しを送付すること
(2)郵便局自動払込みの申込みをすること

 すでに学生会員で、引き続き2011年度も学生会員の身分を継続希望の方々は、4月末日までに、2011年度有効の学生証の写しを、メール添付PDFファイルもしくはファックスにて、事務局宛てにお送り下さい。確認のうえ、2011年5月16日に学生会員としての年会費を引き落とします(期日前にぜひ一度、郵便貯金残高をご確認ください)。なお、上記二つの条件を満たさない場合、一般会員に身分変更するなどの措置をとらせていただくことになりますので、ご注意ください。また、身分に何らかの変更が生じた場合や、留学等で長期間海外に出られる場合などには、事務局までその旨ご一報ください。

◎ 郵便局自動払込み・銀行引き落としによる2011年度会費納入

郵便局自動払込み・銀行引き落としによる2011年度会費の引き落とし日は、それぞれ以下の通りです。自動払込み・引き落としを利用されている会員の皆様は、事前に口座残高のご確認をお願いいたします。

 *郵便局自動払込み 2011年5月16日
 *銀行引き落とし  2011年6月1日

 郵便局自動払込みをご利用の方々で、すでに領収書発行の請求をしておられる皆様には、全国大会の総合受付にて領収書をお渡しいたします。ぜひお立ち寄り下さい。全国大会にお越しにならなかった場合などには、大会終了後に登録された住所宛てに郵送いたします。また、新たに領収書の発行を希望なさる場合も、4月末までに事務局にその旨をご連絡いただければ、同じように対応させていただきます。なお、例年、氏名の変更などをお届けいただいていなかったため、期日に引き落としができないケースが発生いたします。各種のご変更については、必ず事務局までご連絡ください。

◎ 各種変更に関するお届けのお願い

氏名、住所、電話番号、メールアドレス、所属、身分、所属支部などに変更が生じた場合には、お手数ですが、事務局まですみやかにご連絡いただくようお願い申し上げます。とりわけ、氏名と住所の変更は、会費の引き落としや刊行物の配送(現在、郵便を利用していないため、転送されません)に支障をきたしますので、お早めにお知らせください。

◎ 夏休み中の事務連絡について

学会事務局は7月28日より8月31日まで基本的に夏休みとさせていただきます。この間の学会へのご連絡は、郵便・ファックス・電子メールにて受け付けておりますが、ご回答まで日数がかかることがありますので、あらかじめご了承ください。

◎ 次期理事・監事・評議員

理事(7名):
【北海道支部】 竹本幸博(北海道大学)
【東北支部】 大河内昌(東北大学)
【関東支部】 丹治愛(東京大学)
【中部支部】 滝川睦(名古屋大学)
【関西支部】 佐々木徹(京都大学)
【中国四国支部】 地村彰之(広島大学)
【九州支部】 太田一昭(九州大学)

監事(2名):
巽孝之(慶應義塾大学)
木下義貞(北九州市立大学)

評議員(10名):
【北海道支部】 森岡伸(札幌医科大学)
【東北支部】箭川修(東北学院大学)
【関東支部】加藤光也(駒澤大学)
【中部支部】高田茂樹(金沢大学)
【関西支部】 御輿哲也(神戸市外国語大学)
【中国四国支部】 福永信哲(岡山大学)
【九州支部】小谷耕二(九州大学)
  【理事会推薦】圓月勝博(同志社大学)、高橋和久(東京大学)、原英一(東京女子大学)

◎ 次期事務局

2011年度事務局員は下記の通りです。ただし、全国大会終了後の5月末までは現事務局が「主」、新事務局が「副」として業務に当たります。6月1日以降は、全面的に新事務局に移行します。

事務局長 向井秀忠(フェリス女学院大学)
事務局長補佐 後藤和彦(立教大学)
事務局長補佐(特任) 松村伸一(青山学院女子短期大学)
大会準備担当書記 川崎明子(駒澤大学)
編集担当書記 中村祐子(日本女子大学非常勤)

 新事務局は、学会の一般財団法人化へ向けて、正念場をむかえることになります。事務局としてさまざまな制度を整備し、より充実させることで、当学会が会員の皆様の優れた研究と教育の成果を発信する場となることを切に願っております。今後とも、会員の皆様のご鞭撻をよろしくお願い申し上げる次第です。現事務局にいただきました多大なるご支援に改めて御礼を申し上げます。

日本英文学会事務局
阿部公彦、向井秀忠、永末康介、中村祐子


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