ELSJ Newsletter No.112 (2009 年3 月10 日)


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日本英文学会 代表者 大橋洋一

Dies Irae

大橋洋一
Nothing in his life became him like the leaving of it.
William Shakespeare

これで日本英文学会について一会員として、最後に、語れるようになったことを喜んでいます。辞めていく人間が、次の執行部に注文をつけることは避けるべきですが、ただ一会員として感想を述べることはできると思います。むしろ発言に拘束力がない分、自由に語ることができるとも言えます。
2009年度から日本英文学会は支部体制に移行します。正確には公益法人から一般財団法人への移行にともなう、支部体制作りの完成作業に入ることになります。支部体制構想は文科省から強いられたものとはいえ、合理的体制でもあり、日本英文学会会員にとっても得るところは多いのですが、しかし一点だけ大きな問題があります。この問題をクリアしない限り、美しい花も、腐った花となります。そして腐った花ほど臭いものはありません。
支部体制をとる通常の学会は、会員が全員、支部会員ですから、支部が合体してできる学会に、支部会員ではない会員が多数いるということはありえません。しかし日本英文学会の場合、これまでの経緯から、本部会員であっても、支部会員ではない会員が多数います。支部に入っていない会員がたくさんいるということは、選挙権のない会員がたくさんいるということです。支部が会員全員を吸収していれば、誰からも文句を言われない支部体制ができます。しかし現在のように未組織の会員を認めている限り、正常な支部体制は成立しません。
新たに設立された支部についていえば、外部から見ている限り、支部該当地区のなかに対立があったり、支部執行部への非支部会員からの反発があったりするように見えます(不幸にもそう見えてしまうのです。ただし実態は未調査ゆえに不明ですが)。また古くからある支部にしても、その地区で支部会員になっていない会員もいるはずです。そして支部会員であっても、学会の会員でない人たちもいるはずです。
支部体制構想、それ自体は、すばらしいのですが、実際には、問題なり矛盾があって、支部体制は成立しません。ちなみに旧体制にも問題はありました。大学代表会議で執行部を決めていたのですが、大学代表を出せない大学に所属している会員もたくさんいたので、民主的な体制ではありませんでした。ただ、旧体制は、矛盾をかかえたまま、うまくやってきました(もちろん英文科が消滅しつつある現在、旧体制の中枢を担っていた大学代表会議システムは早晩維持できなくなることは眼に見えています)。しかし、だからといって新体制もまた、旧体制と同じように、矛盾をかかえたまま文科省を騙し騙しやってゆけばよい、ということにはなりません。新体制こそ、この機会に矛盾なき体制として刷新されるべきです。さもないと、腐った花になってしまいます。
問題は、いかにして全員が支部会員になるかということです。そこで私が、もし非支部会員だった場合、どうしてもらったらよいかを考え、英文学会会員が一人残らず支部会員になるための道を探ってみます――
1.痛みなき改革
まず全員を機械的・事務的に支部会員とする方法が考えられます。その時、会費を値上げしたりはしません。そうだとすれば、これは誰からも文句は出ないでしょう。全会員が、どこかの支部に所属するだけです。とはいえ全国の会員を7支部に分けただけでは、支部活動ができません。たとえ支部活動をしなくても支部代表などを選ぶ選挙費用が必要となります。支部の選挙なり運営に関しては、本部から金銭的援助が得られれば、学会費値上げをしなくてすみます。これで全員が支部会員になるのです。
このとき、すでにある7支部のどれかに全会員を割り振るか、すでにある7支部を任意団体として残しながら、全国を7地区組織体制(あるいは地区分けを再考すれば地区組織の増減もありえます)にして、その地区のどれかに会員を割り振るほうがいいのか、それが問題になります。私としては、この場合、現在の7支部に平行して事務処理上のための地区組織を新たに立ち上げるほうがよいと思います。
2.痛みある改革
痛みある改革とは、英文学会会員全員を、現在の支部に入会させることです。当然、支部会費を払う必要があるので、支部に入っていない会員にとっては会費値上げということになります。しかし全員が支部に入ることになります。また支部の会計は、本部か掌握・管理します。こうして誰からも後ろ指をさされない、美しい支部体制が出来上がります。
これまでの執行部(理事会)が、この決定をしなかったのは、おそらく値上げによって会員が減ることを危惧してのことです(もちろんこれ以外にも考慮されている理由はあるでしょうが)。現在の景気後退状況によって、この危惧は、無視できぬものになってしまいました。たとえ3,000円でも値上げに痛みを感ずる会員がいておかしくないからです。
しかし現行の支部に入会することへの抵抗は金銭の問題ではないという会員もいるでしょう。昔からある支部はべつとして、新しい支部には反発も多いように思われます(あくまでも、そう思われるということですが)。そのため嫌いな支部に入るのをためらう会員もいるかもしれません。しかし、もっと多くの会員は、支部における支部活動に意義を見出していないのかもしれません。たとえばアメリカ文学会にも所属している会員が、高い会費を払って日本英文学会の支部会員となるくらいなら、自分の所属する学会だけでじゅうぶんと思っても、全然おかしくありません。
値上げをして支部会員になってもらうとすると、値上げを嫌う会員、特定の支部を嫌う会員、支部活動に意義を見出せない会員が辞めるかもしれません。前途は多難です。しかし、これまでどおり日本英文学会に所属し続ける会員も多いと私は信じています。それは、なにも複数の学会に所属することが研究者のステータスにもなるという理由だけからではありません。たとえば私のように、今後日本英文学会で研究発表をすることもないし、何かの催し物に参加することもしない会員でも、これまでのように同業者・研究者の交流の場としての、また若い研究者の研究発表の場としての、さらには同じ分野あるいは他の分野の研究に接することのできる場としての、この日本英文学会を支えてゆこうと考えている会員は、多いと思います。これまでも、そしてこれからも、そうした会員の方々に支えられてゆくのが日本英文学会であり、こうした会員の支持を失ったとき、日本英文学会は消滅するしかないと考えています。
もちろん値上げをすることで会員は減るでしょう。しかし値上げをしなくても毎年減っている状況ですから、思い切って値上げをして全員をどこかの支部に登録することとで、支部体制を矛盾なきものにすることしかないように思えます。
ただし、こう書くと、非支部会員が支部体制を成立させない元凶のように思われるかもしれませんが、支部そのものが、非支部会員を利用している面もあるのです。たとえば、支部活動を通して、学会活動と関わってゆくという伝統のある古い支部にとっては、新たに迎え入れる支部会員は多くありません。これまでの活動に変化はありません。ところが新しい支部、とりわけ該当地区に多くの会員を抱えている関東支部と関西支部には、この値上げ断行で多くの会員を迎え入れることになりますが、新支部会員のなかには、これまでこの二支部を快く思っていなかった会員も多いはずですから、内部で分裂や対立が起こる可能性もあります。それを避けるため、支部は非支部会員を減らそうとはしていないのでは?
しかし、それだけではなく、このままでゆくと、支部会員が望むと望まざるとにかかわらず、支部会員が非支部会員を食い物にする状態が生ずる、いえ続いてしまうのです。これは支部が、非支部会員を、金蔓として扱うということです。
たとえば今度、これまでの学会誌『英文学研究』に加えて、新たに支部統合号というのが発行されます。現時点ではすべての支部が参加しているわけではありません(支部体制が完成すれば、すべての支部が参加となります)。とにかくこの統合号は、そこに参加する支部がお金を出し合って作り、支部会員に配るものです。で、もし英文学会会員全員が支部に入っていたら、まったく問題はないのですが、そうでない現状では、支部がお金を出し合って統合号を作るというわけにはいかないのです。英文学会の本部からも、お金が出ています。というか印刷費はほぼ全額、英文学会の本部が負担しています。結局、支部のお金と本部のお金をあわせて統合号を作るしかなく、非支部会員が払っている学会費ならびに、今回統合号に参加しない支部の支部会員が払っている学会費を使っているのです。それもそれなりに高額のお金を使っているのです。現在の会計体制では、非支部会員の学会費がどれくらい統合号のために使われているのか算定不可能ですが、ただかなりの額が使われていることは確かです。非支部会員の学会費が、支部の統合号のために使われているのです。たとえあなたが、学会の運営に興味はなくても(私だって2009年度から基本的に興味を失います)、また執行部を信頼しているから投票権がなくてもよいと考えている(投票権は必要としても、私も執行部は信頼しています)――そういう会員だったとしても、あなたが学会に払ったお金が、たとえ微々たるものであっても、支部のために勝手に使われることは許せないでしょう。微々たるものでなければ、なおさらのことです。私だったら許せません。怒りの声を上げるべきなのです。
私は統合号にけちをつけているわけではありません。執筆者のなかには私の知人もいます。統合号の内容は、すばらしいものだけに、現段階では、非支部会員の学会費を使って発行せざるをえないことで、けちがついてしまうことが嫌なのです。繰り返し強調しておきますが、こうした問題は、全員が支部会員ではないという支部体制の矛盾に起因するのです。そしてまた支部にも望みたいのは、この矛盾を利用して、非支部会員の学会費を使うようなまねは絶対にして欲しくない――いえ、正確にいえば、非支部会員の学会費を食い物にしていると思われかねないまねはしてほしくないということです。
関東支部は、今回の統合号(非支部会員のお金を相当使っている)が、最初の支部の会誌でもあり、また関東支部は、どういうわけか2009年度から、支部会費を2,000円に値下げをしました。この値下げ決定によって、各支部が足並みを揃えるということが。これでますます遠のくことになりました――すでに支部によって会費のばらつきがあるので、会費の一本化をすべきところ、新たに他の支部とは異なる支部会費を設定することは、たとえ学会全体への利益を考慮しての善意にもとづくものだったとしても、すでに支部体制作りへの障害となっている関東支部が(未組織会員を地区に多く抱えるということで、意図的な妨害ではないとしても)、さらにもうひとつの障害を築くことになり、支部会費を値下げして、非支部会員の学会費を食い物にして、支部運営費にまわそうとしているのではと、疑われかねません。そんな非道なことを関東支部が考えているとは夢にも思いませんが、結果的にそうなってしまうのです。
こんなに矛盾を抱え、しかも、最大の被害者が、なにも悪いことをしてないのに、反感を買いかねない支部会員でもあるような、こんな制度は、一刻も早く、是正するか、もしくは考え直したほうがいいのではとも思えてきます。
3.改革の見直し
たとえば、現在、日本英文学会は、イギリス文学研究者、アメリカ文学研究者、英語学研究者、その他の分野の研究者の寄り合い所帯です。イギリス文学研究者以外は、専門学会に所属していることが多く、そこでの支部活動に従事しています。イギリス文学関係者だけが、全国組織の「イギリス文学」専門学会をもっていません。つまり「英文学会」の「英文学」がイギリス文学であり、また、いわゆる‘English’(英米文学、英語学を含む)でもあるという二重性ゆえに、「イギリス文学会」が成立するチャンスが失われたのです。そこで新たに「イギリス文学会」をつくり、「イギリス文学会」内部で、支部制度を実現すればいいのです。そのかわり「日本英文学会」は支部制度にはしない。「日本英文学会」は大きく「イギリス文学会」「アメリカ文学会」「英語学会」とその他の学会に所属している会員によって構成され、運営なども個々の専門学会が共同運営することも考えられます。
これは抜本的な改革となるのですが、日本英文学会の中に、イギリス文学研究者がつくる支部体制に、ほかの専門学会の会員が巻き込まれることはないし、逆にイギリス文学研究者も、他の分野の専門家に遠慮することなく、支部活動を行える。いいでしょう、この案は。
4.ふたたび痛みなき改革へ
しかし、これには現在の支部の解体を伴うので、私としては、望ましくないと考えます。そのため、さらにもっと簡単な、そして多くの変更を伴わない案があります。それは、現在の支部を、任意団体として位置づけ、支部の入会を義務づけず、非支部会員と支部会員の共存を図ることです。学会としては、支部活動の有益性を宣伝し、金銭面以外のあらゆる面で支部を支援することになりますが、会員は支部会員でなくてもよいとします。つまり支部体制はとりません(ちなみに現在の寄附行為(学会の規則を定めたものをこう呼びます。会員に寄付を呼びかけているわけでありません)は支部体制については何も書かれていません。これから寄附行為の書き換えという面倒な作業が評議員会で行われることになります)。また大学代表会議もずっと残してもかまいません。
では、現在との違いはなにかといいますと、全員に投票権を与えることです。執行部は、会員の直接選挙で選びます。もちろんこうした直接選挙には、最初は、事務局の人的負担と学会の金銭的負担が伴うでしょうが、いずれ電子投票なども可能になれば、事務局としては電子投票に参加しない会員の投票をまとめるだけですむので、負担は激減します。またこうなったとき、任意団体としての支部が結束して票をとりまとめれば、支部代表が執行部に入ることもできるのです。またその可能性は高いと思います。
そして、現在との違いは、繰り返しますが、全員、投票権をもっていることです。またこれによって学会本部は、任意団体となった支部の会費を徴集する必要もなく、支部も独自に会計処理をすればいいわけです。学会全体の事務も大幅に簡略化され、学会事務を依託しやすくなります。そしてなにより民主的な体制が、大きな変更をともなわずに実現します。

支部体制推進派(という派閥があるわけでもなんでもないので、あくまでも想定される敵にすぎないのですが)にとっては、これは妄言以外の何物でもないでしょう。また改正案・是正案はこれ以外にも当然あるはずで、これは思考実験ともいえないような思いつきかもしれませんが、それでもかまいません。私としては、これから5年後(移行期間が終わる頃ですが)、まだ日本英文学会に会員全員に投票権がないようであれば、また投票権の問題を無視して、改革が鳴り物入りですすむならば、英文学会の支部体制は、いくらみかけは美しく整っていても、それは腐った花としかいいようがなく、腐った花ほど臭いものはないので、私は文科省に内部告発します。とはいえ、私は楽観しています。このような腐った花を文部科学省が見過ごすはずはないからですし、また英文学会の内部には、こうした矛盾を正そうとする良識ある人々が存在すると確信しているからです。私が実名で内部告発をする、その日は来ない。それが私の願いです。


理事会から

◎ 2008年度役員の変更
2008年6月13日に天野政千代理事が急逝された後、理事会より評議員会に対して後任選出の要請があり、評議員会で検討した結果、従来の慣習に基づき、前回選挙で次点であった大庭幸男監事を理事として選出することが決定しました。これに伴い、監事に一名欠員が生じることから、同じく前回選挙の投票結果から、下河辺美知子評議員を監事として選出しました。その結果、評議員に欠員が生じたため、理事会では慣例により前回評議員選挙の結果などから結城英雄氏を評議員として選出しました。任期はいずれも、就任を承諾した日から2009年3月末日まで。

◎ 事務局移転に伴う寄附行為改正
前号でご案内したとおり、学会事務局は2008年8月7日に新住所へ移転しました。これに伴い、寄附行為第2条「事務所」の項を改正する必要が生じたため、寄附行為第32条(寄附行為の変更)に則り、理事会、評議員会の議決を経て、文部科学大臣の認可を受けることとなりました。同年11月13日付けで認可を受けることができました。なお、同日が正式な移転日となります。

◎ 次期学会役員の選出
1949年8月以来、当学会は財団法人として、英米文学・英語学の研究普及に努めてきましたが、新公益法人関連三法が2008年12月1日施行されたのに伴い、特例財団法人となり、5年以内に新たに一般財団法人に移行すべく、数年以内に寄附行為の改正等の諸手続きを行うことが、すでに決定いたしております。また、学会の内的要因として、近年の大学行政および研究活動をめぐる状況の変化に対応するための一方策として、地方支部に基盤を置く新体制(支部体制)への移行を検討してきました。
今回の選挙は、上述のような事情を視野に入れて、従来とは異なる形で、進められました。具体的には、下記のような方式が大橋洋一会長より提案され、理事会および評議員会、大学代表会議の同意を経て、採用されました。
評議員 10名
大学代表会議から互選(投票)により3名選出(任期2年)
各地方支部から1名ずつ、計7名を選出(任期4年)
理事 評議員会にて7名を選出(任期2年)各支部から候補者1名を出し、大学代表からは選出しない
監事 評議員会にて2名を選出(任期2年)
会長 理事による互選(投票)で1名を選出(任期2年)
つまり、大学代表会議と地方支部からそれぞれ評議員を選出し(ただし任期には差を設ける)、その評議員会が理事を選出し、最後に理事が互選により会長を選出する、という手続きです。これは、現行寄附行為に沿った選出過程ですが、同時に、新しい支部体制を見据えた選挙方法でもあります。
なお、この役員体制を現行寄附行為に基づく最後のものとし、大学代表会議選出の評議員3名の任期が切れるまでに、新公益法人法に準拠した新たな寄附行為を定め、新体制への移行を進める予定となっております。
上記の選出過程を経て、次期の会長、理事、監事、評議員が以下のとおり決定しました(支部順、敬称略)。

会 長
丹治 愛
理 事(7名)
[北海道]竹本幸博(北海道大学)、[東北]遠藤健一(東北学院大学)、[関東]丹治 愛(東京大学教養学部)、[中部]鈴木俊次(愛知学院大学)、[関西]玉井 暲(大阪大学)、[中国四国]地村彰之(広島大学)、[九州]木下善貞(北九州市立大学)
監 事(2名)
加藤光也(首都大学東京)、宮内 弘(京都大学文学部教授)
評議員(10名)
[北海道]森岡 伸(札幌医科大学)、[東北]大河内昌(山形大学)、[関東]富山太佳夫(青山学院大学)、[中部]高田茂樹(金沢大学)、[関西]御輿哲也(神戸市外国語大学)、[中国四国]福永信哲(岡山大学)、[九州]太田一昭(九州大学)、[大学代表]大橋洋一(東京大学文学部)、[大学代表]巽 孝之(慶應義塾大学)、[大学代表]若島 正(京都大学文学部)
大学代表(大学名順、62名)
(青山学院大学)中澤和夫、(大阪大学外国語学部)貴志雅之、(大阪大学文学部)森岡裕一、(大阪市立大学)杉井正史、(大妻女子大学)坂口明徳、(岡山大学)荻野勝、(学習院大学)上岡伸雄、(金沢大学)高田茂樹、(関西大学)野口メアリー、(関西外国語大学)玉井久之、(関西学院大学)浦啓之、(九州大学)村井和彦、(京都大学総合人間学部)水野尚之、(京都大学文学部)若島正、(京都女子大学)武田美保子、(慶応義塾大学)巽孝之、(甲南大学)大森義彦、(神戸大学)菱川英一、(神戸市外国語大学)辻本庸子、(神戸女学院大学)鵜野ひろ子、(神戸女子大学)木下由紀子、(駒澤大学)東雄一郎、(首都大学東京)渡部桃子、(上智大学)大塚寿郎、(昭和女子大学)中村豪、(成蹊大学)下河辺美知子、(成城大学)杉本豊久、(西南学院大学)金子幸男、(専修大学)道家英穂、(中央大学)中尾秀博、(中京大学)栂正行、(筑波大学)鷲津浩子、(津田塾大学)池内正幸、(鶴見大学)大崎ふみ子、(東京大学文学部)大橋洋一、(東京外国語大学)鈴木聡、(東京女子大学)本合陽、(同志社大学)林以知郎、(同志社女子大学)甲元洋子、(東北大学)金子義明、(東北学院大学)畠山悦郎、(名古屋大学)滝川睦、(奈良女子大学)横山茂雄、(南山大学)村杉恵子、(日本大学)野呂有子、(日本女子大学)大場昌子、(広島大学)新田玲子、(広島修道大学)市川 薫、(広島女学院大学)森あおい、(福岡女子大学)向井剛、(法政大学)宮川雅、(北海道大学)高橋英光、(武蔵大学)新納卓也、(明治大学)立野正裕、(明治学院大学)林完枝、(明星大学)笠原順路、(安田女子大学)高口圭轉、(立教大学)菊池清明、(立正大学)齊藤昇、(立命館大学)川口能久、(龍谷大学)東森勲、(早稲田大学)木村晶子
*なお、甲南女子大学、千葉大学、東京大学教養学部は、2008年度をもって大学代表会議から脱会されました。

◎ 『英文学研究 支部統合号』の刊行
各支部編集担当者の協力により、『英文学研究 支部統合号』が刊行されました。今回参加した支部は、関東・中部・中国四国・九州の4支部でした(関東支部会誌『関東英文学研究』は、支部統合号と同じく、今回が創刊号となります)。当初は2008年12月半ば刊行予定でしたが、諸般の事情で年明け1月半ばに延びてしまいました。なお、表紙デザインは、今回印刷を依頼した清正堂加藤から紹介のあった若いデザイナー石原英介氏によるものです。
なお、支部統合号の配布先は、これに参加した各支部の会員に限らせていただいております。支部未加入の本部会員の皆様、および北海道・東北・関西三支部所属の会員の皆様には、3,000円(予価)にてご購入いただくことが可能です。本部事務局まで購入をお申し込みください。なお、残部に限りがございますので、万一品切れの場合にはご容赦ください。

シェイクスピア祭のお知らせ

2009年度シェイクスピア祭を日本英文学会・日本シェイクスピア協会共催にて、下記のとおり開催します。一般公開、入場無料です。ふるってご参加ください。
日時:2009年4月25日(土)13時30分~
場所:東京大学駒場キャンパス第18号館ホール(京王井の頭線駒場東大前駅下車2分)
公演:楠美津香 ひとりシェイクスピア LSD(Lonely Shakespeare Drama):「超訳 尺には尺を」
(なお、公演に先立ち、青山学院大学総合文化政策学部准教授・竹内孝宏氏による演者紹介あり)
楠美津香(くすのき・みつか)氏プロフィール
1962年東京生まれ。コントグループや放送作家などの活動を経て、90年代初頭には「一人称コント」のスタイルを確立。代表作の「東京美人百景」シリーズは現在でも再演されることがある。その後、2000年から10年間でシェイクスピアの全作品を「超訳」して単独上演するLonely Shakespeare Drama(LSD)シリーズの計画に着手。2000年10月の『マクベス』から2009年2月の『アテネのタイモン』まで、年間4本ほどのペースを着実に維持し、現在は『恋の骨折り損』や『テンペスト』など9作品を残してのカウントダウンに突入している。東京・北千住を拠点にした新作発表、それと平行して全国各地での公演も精力的にこなし、とくにここ数年で定番化した北海道ツアーには固定ファンも多い。LSDの理念は以下の3点に要約される――Shakespeareは(a)「大衆演劇であるLow brow」、(b)「下世話なシモネタが勝負であるSexual vulgarity」、(c)「あらゆるギャグの発明家であるDeveloper of gags」。

大会準備委員会からのお知らせ

◎ 研究発表応募について
第81回大会の研究発表に応募された方々は英文学52名、米文学8名、英語学7名、英語教育4名、その他の英語圏文学3名の総数74名で、前回(総67名)を上回りました。カナダの詩やカリブ海文学などについての研究発表の応募があったことから英語圏文学についての研究の広がりを感じました。次回大会でも多数の方々の応募を期待しております。
なお、今回、応募原稿の中に、規定の字数を大幅に上回ったものがありました。大会発表応募規定に従ってご応募をお願いいたします。
また、過去の大会において発表当日にタイトルを変えて発表された方がいらっしゃいましたが、応募原稿に基づいて大会準備委員会で審査、選考を行っていますので、その後のタイトルの変更は認められません。ご注意ください。

◎ 招待発表制度
第81回大会では、前大会と同じく、大会準備委員会が過去の実績等を審査して選んだ招待発表講師8名にも発表をしていただきます。新しい試みが大会の活性化につながることを願っています。

◎ 特別シンポジウム
大会2日目(5月31日[日])の午後に、特別シンポジウム「このままでいいのか語学文学研究 ― リベラル・アーツの危機と英文学会」を開催いたします。講師の先生方は、横山千晶(慶応義塾大学教授、司会)、若島正(京都大学教授)、川本皓嗣(大手前大学学長・東京大学名誉教授、比較文学)、野崎歓(東京大学准教授、フランス文学)です。ご期待ください。

◎ ハンドアウトのホームページ掲載
学会ホームページ(https://www.elsj.org/)に、シンポジアや研究発表の発表者からお送りいただいたハンドアウトを掲載いたします。充実した大会にするために、大会発表者のご協力をよろしくお願い申しあげます。

◎ 紀要等展示室
第81回全国大会においても「紀要等展示室」を一般会員控室(12号館2階1224室)に併設いたします。目的は、会員の皆様が紀要等を交換する場を設け、会員間の交流の機会を確保することにあります。展示可能なものは、ご自分の論文の掲載された紀要、学会機関誌、雑誌など、または、その抜き刷り、および書籍などです。会員の皆様の積極的な参加を歓迎します。展示ご希望の方は、当日、展示物をご持参のうえ、展示室に用意された机に、ご自分で展示ください。展示物の搬入、展示、回収は、すべてご自分の責任においてお願いします。展示物の紛失等に関して、大会準備委員会、学会事務局および開催校は、いっさい責任を負いません。なお、開催校への送付等はご遠慮ください(保管などの責任を負いかねますので)。

◎ シンポジアのテーマ募集
次回第82回全国大会(2010年開催)のシンポジアのテーマについて、具体的な提案がございましたら、大会準備担当事務(etaikai@elsj.org)までお寄せください。締め切りは2009年5月末日です。ただし、最終決定は大会準備委員会にお任せください。

◎ 特別研究発表者候補の募集
大会準備委員会では特別研究発表の候補者に関するご提案を、以下の要領で公募しております。ご提案がある場合は、大会前年の8月31日までに大会準備担当事務(etaikai@elsj.org)まで、以下の所定の書類をお送りください。
<特別研究発表の(募集)要領>
(1)発表時間は1時間
(2)資格は、海外の大学等で専任の職をもっていること
(3)謝礼は2万円(ただし、税金を抜けば1万6,000円)。その他、国内の交通費のみ(領収書必要)。
(4)司会は原則として紹介者が行う
<応募に必要な書類>
(1)候補者の略歴、主要業績リスト
(2)発表題目および内容
採否の決定は、大会準備委員会で9月末までに行い、決定しだい、ご提案者にご連絡申しあげます。

◎ 大会準備委員の交代
海外研修のために渡米することになった竹村和子氏(お茶の水女子大学)に代わって、2008年11月29日付で鵜殿えりか氏(愛知教育大学)に大会準備委員にご就任いただくことになりました。

編集委員会からのお知らせ

◎ 投稿状況
『英文学研究』は、和文号(12月刊行)、英文号(3月刊行)の年各一冊という刊行形態となっており、和文号、英文号それぞれに投稿の締切が設定されております。昨年9月の英文号の締切までには、21本の英文論文が寄せられ、うち7本が採用されました。本年4月1日投稿締切の和文号にも、多数の投稿があることを願っています。

◎ 第32回新人賞論文募集
4月30日締切で、第32回新人賞論文を募集しています。斬新なアイデアをお持ちの若手研究者の方々にはふるってご応募いただければ幸いです。応募要領は学会ホームページ(https://www.elsj.org/)、あるいは『英文学研究』和文号をご覧ください。元気のいい論文を期待しております。

◎ 委員の交代
3月末日をもって、アルヴィ宮本なほ子、圓月勝博、遠藤不比人、原田大介、朝比奈緑、田中智之、時崎久夫、柳さよの各氏が任期満了によりご退任となります。長い間ありがとうございました。
アメリカ文学分野1名の増員分と合わせて、任期満了でご退任される委員の後任には、新井潤美(中央大学)、石塚久郎(専修大学)、齋藤一(筑波大学)、水野眞理(京都大学)、飯野友幸(上智大学)、花岡秀(関西学院大学)、家入葉子(京都大学)、岡崎正男(茨城大学)、縄田裕幸(島根大学)の9氏が選ばれました。任期は4月1日からの3年です。また、阿部公彦氏から、4月より本部事務局補佐を務めることが決ったため、編集委員を辞任したいとの申し出があり、承認されました。後任には松本真治氏(佛教大学)が選ばれました。任期は4月1日からの2年です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

Obituary

本学会大会準備委員を務められた大石強氏が、9月23日逝去されました。享年58才。

事務局からのお知らせ・お願い

[以下「本部」という語は、地方支部と区別して「日本英文学会」を指すときに用いますので、ご留意ください。]

◎ 懇親会のご案内について
今年も全国大会の懇親会を、大会第一日目の5月30日(土)午後5時15分より、開催校東京大学駒場キャンパス内の生協食堂2階にて開催いたします。予約方法等の詳細は、この『大会資料』巻頭のカラーページ、または学会ホームページの「懇親会のご案内」をご覧ください。
ご参加なさる場合には、事前予約をお願いいたします。定員に余裕がある場合には、懇親会当日、12号館1階ホールの受付および懇親会場入口にてお申込を承りますが、定員に達し次第、受付を終了する場合がありますので、あらかじめあしからずご了承ください。

◎ 全国大会の受付業務について
2008度より全国大会の受付では会費徴収を行わないこととなりました。一方、受け入れ人数に余裕がある場合、初日夕刻に開催される懇親会の受付を行います。これにともない、大会当日の主な受付業務は以下のとおりとなります。
*受付時間:5月30日(土)12:00~16:00、31日(日)9:30~11:30
<1.本部・支部への新規入会・再入会申込み>
日本英文学会本部・支部への新規入会・再入会のお申込みを受け付けます。大会当日は次項「当日会員」と同じ扱いとし、後日、会費が全額納入された段階で、ご入会とさせていただきますので、ご了承ください。
<2.当日会員の受付>
非会員の方々でも、当日会員費1,000円をお支払いいただき、『大会資料』を受け取って、すべての研究発表・シンポジア・特別シンポジアムに参加することができます(ただし、懇親会は正規会員を優先した上で、定員に余裕がある場合にのみ参加可能です)。
なお、後日、一般会員もしくは学生会員として正規にご入会いただく場合には、当日会員費の領収書を入会申込書に同封することで、当該年度会費から支払い済みの1,000円を差し引かせていただきます。
<3.郵便局自動払込み領収書の発行>
郵便局自動払込みに登録されている方で、領収書発行を前もって請求された方には、領収書を受付にてお渡しします。
<4.変更届の受付>
ご住所やご所属等に変更がある場合は、変更届をご提出下さい。
<5.懇親会参加の受付>
5月30日(土)は懇親会の受付も総合受付にて行います。ただし、上記の通り、定員を満たし次第、受け付けを終了させていただくことがありますので、ご留意ください。可能な限り、事前申込みしていただくことをお勧めします。

◎ 本部と支部への入会
2007年度以降、新規ご入会および再入会にあたっては、全国7支部のうち少なくともいずれかひとつの地方支部にご所属いただき、本部会費7,000円とあわせて、支部会費もお支払いいただくこととなっています。所属支部は、原則として、ご住所もしくは勤務先大学の所在地の支部をお選びください。なお、少なくとも現時点では、複数の支部に所属することは可能です。
2006年度以前から当学会会員だった皆様には、支部に所属しない状態を続けるという選択肢も残されています。ただし、いったん支部への入会を申込まれた場合には、本部のみに所属する状態に戻ることはできないものと、ご理解ください。
東北・関東・中部・中国四国・九州各支部へのご入会は、本部事務局にて承っております。各支部では受け付けておられませんので、ご了承ください。北海道・関西支部へのご入会は、本部では受け付けてはおりません。本部へ入会をお申込いただくと同時に、各支部にもご連絡ください。
2009-10年度には役員会にて本部/支部関係のあり方について検討が進み、上記のような対応に変更が生じる可能性もあります。今後の学会のあり方に関するご意見等は、各支部もしくは本部事務局までお寄せください。

◎ 2009年度の会費納入について
2008年度本部一般会員の方には、2009年度会費の振替用紙を同封いたしました(郵便局自動払込み・銀行引き落としに登録されている方々と学生会員には同封していません)。なるべく早期にお納めくださいますようお願いいたします。なお、2007年度およびそれ以前の会費が未納の方々には、その旨振替用紙に記載されておりますので、この機会にご納入ください(行き違いがございました場合にはご容赦ください)。なお、三井住友銀行(神田支店、普通預金114558)あるいはみずほ銀行(九段支店、普通預金1231895)の口座にお振込みいただくことも可能ですが、その場合は、振込手数料をご負担ください。
2009年度より東北支部でも会費一括納入方式をとることが決まりました。北海道支部と関西支部以外の方々は、本部会費と支部会費を一括して納入していただくこととなります。一括納入ですので、正しい合計金額が支払われていない場合には、会費一部未納となり、2年間その状態が続いた場合には自然退会として扱われる場合がございますので、ぜひご注意ください。逆に、過払いがあったため返金するケースも増えております。その場合、振込手数料は原則として会員個人にご負担いただくことになりますので、ご注意ください。
東北・関東・中部・中国四国・九州いずれかの支部に所属する会員は、本部会費と支部会費を一括徴収させていただきます。お支払いいただく金額は、以下の表の通り所属支部によって異なります(カッコ内は学生会員の会費。単位は円)。
支部名一括徴収金うち、支部会費
北海道11,000(7,000)4,000(2,000)
東北12,000(12,000)5,000(5,000)
関東9,000(6,000)2,000(1,000)
中部10,000(8,000)3,000(3,000)
中国四国11,000(7,000)4,000(2,000)
九州11,000(7,000)4,000(2,000)
一括方式をとっていない関西両支部の会員、およびどの支部にも所属していない方々は、本部会費のみ7,000円(学生5,000円)をお納めください。関西両支部の支部会費は、各支部指定の方法で納入してください。
現在、会費体系がわかりにくくなっているかもしれません。誤った金額を振り込んだ後で返金・再納入となると、皆様にとってもたいへんなお手間です。上記の説明をご参照のうえ、もしご自身の会員身分・会費納入状況などが不明な場合には、事務局までお気兼ねなくお問い合わせください。
会費領収書が必要な方は、返信用封筒を同封の上、事務局にご請求下さいますよう、お願い申しあげます。
なお、英文学会では、経費節減および会員身分保証の観点から、郵便自動払込みによる会費納入方法を会員の皆さまにお願いしております。この機会に、郵便局自動払込みにお申込みいただけましたら幸いです。

◎ 学生会員の皆さまへ
学生会員の皆さまには、次のふたつのことをお願いしています。
(1)毎年度4月末日までに学生証の写しを送付すること
(2)郵便局自動払込みの申込みをすること
すでに学生会員で、引き続き2009年度も学生会員の身分を継続希望の方々は、4月末日までに、2009年度有効の学生証の写しを、メール添付PDFファイルもしくはファックスにて、事務局宛てにお送り下さい。確認のうえ、2009年5月15日に学生会員としての年会費を引き落とします(期日前にぜひ一度、郵便貯金残高を確認してください)。
上の二つの条件を満たさない場合、一般会員に身分変更するなどの措置をとらせていただくことになりますので、ご注意ください。
なお、身分に何らかの変更が生じた場合や、留学等で長期間海外に出られる場合などには、事務局までその旨ご一報ください。

◎ 郵便局自動払込み・銀行引き落としによる2009年度会費納入
郵便局自動払込み・銀行引き落としによる2009年度会費の引き落とし日は、それぞれ以下の通りです。自動払込み・引き落としを利用している会員の皆様は、事前に口座残高のご確認をお願いいたします。
*郵便局自動払込み 2009年5月15日
*銀行引き落とし  2009年6月1日
郵便局自動払込みをご利用の方々で、すでに領収書発行の請求をしておられる皆様は、全国大会の受付にて領収書をお渡しいたします。ぜひ大会受付にお立ち寄り下さい。全国大会にお越しにならなかった場合などには、大会終了後に登録された住所宛てに郵送いたします。
郵便局自動払込みのお申込み時には、領収書の発行請求をしなかったけれども、新たに発行を希望なさる場合には、4月末までに事務局にその旨ご連絡ください。上記と同じようにご対応することができます。
なお、例年、氏名の変更などをお届けいただいていなかったため、期日に引き落としができないケースが若干発生いたします。各種のご変更については、必ず事務局までご連絡ください。

◎ 郵便局自動払込みご利用のお願い
郵便局自動払込みは、郵便振替や銀行引き落としに比べ、振込手数料が大幅に安いことから、会員の皆さまに利用をお願いしている会費納入方法です。手続きは事務局からお送りする書類に記入して、ご返送いただくだけで済みます。領収書も、ご請求があれば、学会より発行いたします。自動払込みを停止する場合も、電話やメール一本で済みます。ゆうちょ銀行に口座を開設している必要がありますが、会費納入忘れによる自然退会などを避けるためにも、また、事務経費を削減することで学会活動をいっそう充実させるためにも、ご利用のご検討をお願いいたします。

◎ 各種変更に関するお届けのお願い
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、所属、身分などに変更が生じた場合には、お手数ですが、事務局までご一報いただきたく、お願い申し上げます。
とりわけ、氏名と住所の変更は、会費の引き落としや刊行物の配送(現在、郵便を利用していないため、転送されません)に支障をきたしますので、お早めにお知らせください。

◎ 退会届について
かねてお知らせいたしておりますとおり、2年間会費が支払われなかった場合、退会の申し出がなくても「自然退会」として扱わせていただいております。逆に言えば、2年間は、会費の納入がなくてもすべての刊行物が送られ、退会後、未納分の会費は退会者の負債となり、折に触れて請求させていただかねばなりません。再入会は可能ですが、当然ながら負債の支払いが条件となります。
もし退会のご意思をお持ちの場合には、かならずその旨を事務局までご連絡ください。

◎ 次回のNewsletterについて
次回のNewsletterは『大会Proceedings』の発行とあわせて、その巻末として9月下旬に発行となります。その間、公開すべき情報は随時学会ホームページで公開したうえで、9月のNewsletterでまとめて公開いたします。

◎ 夏休み中の事務連絡について
学会事務局は7月28日より8月31日まで基本的に夏休みとさせていただきます。この間の学会へのご連絡は、郵便・ファックス・電子メールにて受け付けておりますが、ご回答まで日数がかかることがありますので、あらかじめご了承ください。

◎ 事務局員の交替
2009年度事務局員は下記の通りです。ただし、全国大会終了後の5月末までは現事務局が「主」、新事務局が「副」として業務に当たります。6月1日以降は、全面的に新事務局に移行します。
事務局長 原田 範行(東京女子大学)
事務局長補佐 阿部 公彦(東京大学)
大会準備担当書記 山田 雄三(大阪大学)
編集担当書記 志渡岡理恵(聖マリアンナ医科大学)
思い返せば、広島大学での全国大会以降、現事務局任期中には、天野政千代理事の急逝、事務局の移転、それに伴う寄附行為変更、役員変更および事務局移転に伴う登記手続き、支部統合号の創刊、新方式による役員選挙と、事務局にとってはまさに嵐のような一年でした。いずれについても、手際よくこなせたと胸を張ることは到底できませんが、should-havesや改善事項はマニュアル化して、次期事務局に引き継いでまいりますので、何卒ご容赦ください。また、次期事務局には、新法人法に対応するための寄附行為改正の準備など、大きな宿題を残さざるを得ませんでした。役員・委員の関係各位はもちろんのこと、広く会員の皆様からも、引き続きご支援をお願いいたします。そして今年度お世話になった皆様には、この場をお借りして心からの感謝を申し上げます。

日本英文学会事務局
松村伸一、薩摩竜郎、大石和欣、秦邦生


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