ELSJ Newsletter No.108 (2007年3月10日)

編集・発行所 〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-9 研究社ビル501
       (Email: ejimuアットマークelsj.org 電話: 03-3293-7528 FAX: 03-3293-7539)
日本英文学会 代表者 高橋和久

理事会からのお知らせ
◎ 名簿管理および会費納入の一括方式
 前号でお知らせしたとおり、今後、日本英文学会は、さまざまな要因による地盤沈下に対抗し、英米文学・英語学・英語教育の振興にいっそう寄与するために、本部と支部とが連携を強化しながら学会を運営する方向をめざすことになりました。全国大会の開催、『英文学研究』英文号と和文号の編集など、本部でしかできないこともありますが、次代を担う若い研究者に日常的な切磋琢磨の場所を提供することは支部にしかできないことです。また、名簿の管理、会費の徴収、支部会誌の編集発送などを本部が一括して行なうことで、本部と支部両方の財政的基盤を安定させるとともに、一括統合によって経費と労力の節約をめざし、それによって生じた余剰の労力と財力を、支部の日常的な活動に回していただきたいと希望しています。そのようなかたちでいままで以上に本部と支部とが連携し、車の両輪となって日本英文学会の発展をめざしていきたいと考えております。
 すでに2006年度より関東支部がそのような一括方式に踏み切っておりますが、2007年度は新たに中国四国支部、九州支部がこれに加わることになりました(中部支部は2008年度からの参加を決定)。今後、これらの地域に専任の勤務先をもっている方、あるいは(専任の勤務先のない方の場合は)住所をもっている方は、本部と支部の両方に同時に入会していただくことになります(どちらか一方のみの入会は認められないことになります)。
 関東支部の会費は一般会員3000円、学生会員2000円ですので、本部の会費と合計すれば、一般会員10000円、学生会員7000円となります。中国四国支部の場合は、一般会員5000円、学生会員3000円ですので、本部の会費と合計すれば、一般会員12000円、学生会員8000円となります。九州支部の場合は、一般会員学生会員とも4000円ですので、本部の会費と合計すれば、一般会員11000円、学生会員9000円となります。それぞれ一括して本部のほうにお支払いいただくことになります。(注:九州支部の学生会員会費は変更されました。詳しくはこちら
 なお、ご自分が該当しない支部にも、該当する支部に所属したうえでならば、所属することは可能です。その場合の支部会費は複数の支部会費の合計となります。
 さらに付け加えれば、現在、関東支部、中部支部、中国四国支部、九州支部の該当地域に勤務先をもっていたり、住所をもっておられる方のなかで、本部にのみ所属していたり、支部にのみ所属している方は、今後は本部と支部の両方に入会していただくことをお勧めしたいと思いますが、それは強制ではありません。したがって、今後も本部あるいは支部だけの所属という形態が認められております。
 日本英文学会理事会としては、今後は、これらの支部によって導入される(た)一括方式が学会本部と支部との原則的な関係となっていくこと、そしてこれらの支部以外の支部にも拡大していくことを願っています。英文学会に所属するということは、本部と支部の両方に所属することを意味するということが、強制的ではなく共感を得ながら実現していくよう、今後、本部と支部が協力しあってそれぞれ会員のためになる企画を展開していければと考えております。

◎ 支部統合号の刊行決定
 そのような企画のひとつとして、本部理事会では『英文学研究』支部統合号の刊行を決定しておりましたが、幸い、2008年度に少なくとも4支部のご賛同を得て刊行の運びとなりました(現在検討中の支部もありますので、増える可能性もあります)。これは従来、支部ごとに別々に刊行されていた支部紀要をひとつに統合して、日本英文学会の『英文学研究』の1冊として刊行するものです。従来どおり、掲載論文の募集と銓衡は各支部の編集委員会に担当していただき、その後の印刷から発送までの業務を本部事務局が担当するということになります(印刷費は統合することで削減されますし、当該の支部の会員以外の他の支部の会員のために印刷される部数分については本部からの支援もありえますが、そのうえで印刷費をページ数などに応じて各支部に分担していただきます。発送費は本部と支部の両方に所属している方については全額本部の負担とします)。掲載される論文は支部の枠をこえて全国の学会員の目に触れることになりますので、このことは会員の刺激になるとともに、投稿者の励みになるのではないかと期待しております。
 支部統合号の刊行により、『英文学研究』は毎年、和文号(12月刊行)、英文号(3月刊行)、支部統合号(3月刊行)の3冊を刊行することになります。これに『大会Proceedings』(9月刊行)を加えれば、本部と支部の両方に所属する会員には年に4冊の論文集が送られることになります(もちろん『大会資料』(3月刊行)は従来どおり)。支部活動の活発化とともに、会員であることのメリットが多少とも増えることになると期待しております。
 投稿規定については、ご所属の各支部の投稿規定をお読みください。それぞれの支部の事情で締切についても支部ごとに異なります。断るまでもないですが、支部だけの会員も支部統合号には投稿できます(支部ごとの印刷費の配分の計算においては、本部と支部両方に入っている会員と支部だけに入っている会員とは若干区別されますが、そのことで後者が審査において不利を被ることは絶対にありません)。

◎ 学会役員の交代
 2007-08年度の会長、理事、監事、評議員が以下のとおり決定しましたので、ご報告いたします(五十音順、敬称略)。任期は2年間。

会長
 大橋洋一
理事(8名)
 天野政千代 、大橋洋一、御輿哲也、加藤行夫、巽孝之、丹治愛、原英一、若島正
監事(2名)
 伊藤誓、大庭幸男
評議員(10名)
 小倉美知子、笠原順路、下河辺美知子、鈴木聡、高田茂樹、高橋英光、地村彰之、林以知郎、前川玲子、渡辺信二
大学支部代表(71名)
東雄一郎(駒澤大学)、安達まみ(関東支部[聖心女子大学])、天野政千代(名古屋大学)、荒木映子(大阪市立大学)、市川薫(広島修道大学)、伊藤誓(首都大学東京)、内田勉(学習院大学)、浦啓之(関西学院大学)、大崎ふみ子(鶴見大学)、大庭幸男(大阪大学)、大橋洋一(東京大学文学部)、小川泰寛(北海道支部[北海道大学])、荻野勝(岡山大学)、小倉美知子(千葉大学)、御輿哲也(関西支部[神戸市外国語大学])、笠原順路(明星大学)、加藤行夫(筑波大学)、川口能久(立命館大学)、木下由紀子(神戸女子大学)、木村晶子(早稲田大学)、久保善宏(九州支部[福岡大学])高口圭轉( 安田女子大学)、甲元洋子(同志社女子大学)、齊藤昇(立正大学)、坂口明徳(大妻女子大学)、笹田直人(明治学院大学)、篠目清美(東京女子大学)、サトウ、ゲイル(明治大学)、下河辺美知子(成蹊大学)、杉本豊久(成城大学)、鈴木聡(東京外国語大学)、高田茂樹(金沢大学)、高橋英光(北海道大学)、高橋渉(中部支部[信州大学])、武内信一(青山学院大学)、武田美保子(京都女子大学)、巽孝之(慶応義塾大学)、立石浩一(神戸女学院大学)、谷口義朗(関西大学)、田部井孝次(西南学院大学)、丹治愛(東京大学教養学部)、地村彰之(広島大学)、辻本庸子(神戸市外国語大学)、道家英穂(専修大学)、中尾秀博(中央大学)、中島俊郎(甲南大学)、中村豪(昭和女子大学)、野呂有子(日本大学)、畠山悦郎(東北学院大学)、畑田美緒(大阪外国語大学)、林以知郎(同志社大学)、林登美子(関西外国語大学)、林礼子(甲南女子大学)、原英一(東北大学、東北支部)、東森勲(龍谷大学)、菱川英一(神戸大学)、福永信哲(中国四国支部[岡山大学])、細川眞(中京大学)、前川玲子(京都大学総合人間学部)、増井志津代(上智大学)、三神和子(日本女子大学)、村井和彦(九州大学)、村上健(津田塾大学)、村里好俊(福岡女子大学)、村杉恵子(南山大学)、森あおい(広島女学院大学)、結城英雄(法政大学)、横山茂雄(奈良女子大学)、吉川純子(武蔵大学)、若島正(京都大学文学部)、渡辺信二(立教大学)

◎ シェイクスピア祭のお知らせ
 本年度のシェイクスピア祭を日本英文学会・日本シェイクスピア協会共催、明治大学協賛で、下記のとおり催します。一般公開で入場無料です。
日時 4月21日(土)13時30分~17時20分
場所 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー(大教室。教室番号は未定)
    〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1(TEL 03-3296-4545)
演目 1) 講演:安西徹雄氏(上智大学名誉教授)
    「バラバスversusシャイロック―劇団のカルチャーを巡って」
         司会:南隆太氏(愛知教育大学助教授)
   2) トーク:野村萬斎氏(狂言師)、河合祥一郎氏(東京大学助教授)
         司会:野田学氏(明治大学教授)

なお、シェイクスピア祭についてのお問い合わせは英文学会事務局ではなく、シェイクスピア協会事務局へお願いします

◎ Obituary
 本学会元編集委員の大熊榮氏が1月21日に逝去されました。享年62歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。

大会準備委員会からのお知らせ
◎ 研究発表応募状況
 第79回大会の研究発表に応募された方がたは英文学40名、米文学9名、英語学16名、その他1名の総数66名と、前回(総数84名)よりかなり減ってしまいました。かつては100名を超えていたことを思うと、淋しいかぎりです。『大会Proceedings』が発行されるようになったことでもあり、多数の方がたの応募を期待しております。

◎ 特別講演
 大会2日目(5月20日[日])の午後は、慶應義塾大学教授、高宮利行氏による特別講演「中世と中世主義を超えて」(司会:慶應義塾大学教授松田隆美氏)が行なわれます。ご期待ください。

◎ ハンドアウトのホームページ掲載
 シンポジウムをふくめて大会発表のときのハンドアウトが不足するのでなんとかしてほしいという不満の声が届いています。その不満を多少なりとも解消するために、版権に関して問題が生じない範囲でハンドアウトの掲示ができるよう、大会発表者に学会ホームページ(https://elsj.org/)を提供しております。ハンドアウトを掲示しても構わないという大会発表者がおられましたら、なるべくは大会前に、しかし大会後であっても、ぜひとも電子ファイル原稿を事務局宛(etaikaiアットマークelsj.org)に送ってください。電子ファイル原稿でない場合もこちらでなんとかできるかもしれませんので、その場合は郵送で事務局宛にお送りいただければ幸いです。充実した大会にするために、大会発表者のご協力をよろしくお願い申しあげます。たくさんの発表者にご協力いただければ、ホームページのこのコーナーは会員にとって刺激的な場になると確信しています。

◎ 紀要等展示室
 第79回全国大会においても「紀要等展示室」を一般会員控室(第一校舎108、110)に併設いたします。目的は、会員の方がたがご自分の執筆した紀要等を交換する場を設けて、会員間の交流の機会を確保することにあります。展示可能なものは、ご自分が執筆された論文の掲載された紀要、学会機関誌、雑誌など、または、その抜き刷り、および書籍などです。会員の皆様の積極的な参加を歓迎します。展示ご希望の方は、当日、展示物をご持参のうえ、展示室に用意された机に、ご自分で展示ください。展示物の搬入、展示、回収は、すべてご自分の責任においてお願いします。展示物の紛失等に関して、大会開催準備委員会、学会事務局および開催校は、いっさい責任を負いません。なお、開催校への送付等はご遠慮ください(保管などの責任を負いかねますので)。

◎ シンポジアムのテーマ募集
 次回第80回全国大会(2008年開催)のシンポジアムのテーマについて、具体的な提案がございましたら、事務局(etaikaiアットマークelsj.org)までお寄せください。締め切りは2007年5月末日です。ただし、最終決定は大会準備委員会におまかせください。

◎ 特別研究発表者候補の募集
 大会準備委員会では特別研究発表の候補者に関するご提案を公募しております。ご提案がある場合は、大会前年の8月31日までに大会準備担当事務(etaikaiアットマークelsj.org)まで、以下の所定の書類をお送りください。
 特別研究発表
(1) 発表時間は1時間
(2) 資格は、海外の大学等で専任の職をもっていること
(3) 謝礼は2万円(ただし、税金を抜けば1万6000円)。その他、国内の交通費のみ(領収書必要)。
(4) 司会は原則として紹介者が行う
 応募に必要な書類
(1) 候補者の略歴、主要業績リスト
(2) 発表題目および内容
 採否の決定は、大会準備委員会で9月末までに行い、決定しだい、ご提案者にご連絡申しあげます。

◎ 招待講演制度
 全国大会において招待講演制度を導入することになりました。大会準備委員からの推薦に基づき、大会準備委員会が過去の実績等を審査して選んだ方(会員に限る)に講演をお願いする制度です。発表時間は一般の研究発表と変わりませんし、旅費・謝金は支給されませんが、選ばれた方には大会の活性化のためにぜひともご協力をいただければありがたいと考えております。詳細については大会準備委員会で検討中で、実施は来年の第80回大会からとなります。

◎ 委員の逝去
 大会準備委員の村山敏勝氏(成蹊大学助教授)は、昨年10月11日(水)に肺血栓のため急逝されました。享年38歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。なお、村山氏の後任は選出せず、現委員のみで今年度の作業を行うことにしました。

編集委員会からのお知らせ
◎ 投稿状況
 『英文学研究』は、和文号(12月刊行)、英文号(3月刊行)の年各一冊という刊行形態となっており、和文号、英文号それぞれに投稿の締切が設定されております。昨年9月の英文号の締切までには、12本の英文論文が寄せられ、内3本が採用されました。本年4月1日投稿締切の和文号にも、多数の投稿があることを願っています。

◎ 第30回新人賞論文募集
 4月30日締切で、第30回新人賞論文を募集しています。すでに1年以上前から周知しておりますように、今回からは会員であることが応募要件となっておりますのでご注意ください。斬新なアイデアをお持ちの若手研究者の方がたにはふるってご応募いただければ幸いです。応募要領は学会ホームページ(https://elsj.org/)、あるいは『英文学研究』和文号をご覧ください。元気のいい論文を期待しております。

◎ 委員の交代
 3月末日をもって、井石哲也、太田一昭、平井雅子、杉山直子、堀真理子、廣瀬幸生、寺澤盾、西岡宣明の各氏が任期満了によりご退任となります。長いあいだご苦労さまでした。ありがとうございました。
 その後任には、井石哲也(活水女子大学)、大田信良(東京学芸大学)、中野春夫(学習院大学)、上岡伸雄(学習院大学)、外岡尚美(青山学院大学)、石黒太郎(明治大学)、岡田禎之(大阪大学)、寺田寛(大阪教育大学)の各氏が選ばれました。任期は4月1日からの3年です。なお、井石哲也委員は、2006年度に橋本槇矩委員の後任として就任し、1年の任期を終えられたばかりですが、2007年度から再度の就任をお願いすることになりました(任期は3年)。どうぞよろしくお願い申しあげます。

事務局からのお知らせ・お願い
◎ 懇親会のご案内について
 今年も全国大会時の懇親会を5月19日(土)午後5時15分より開催校慶応義塾大学三田キャンパス内の北館1階カフェテリアで開催いたします。詳しくは『大会資料』の8ページ、または学会ホームページ(https://elsj.org/)の「懇親会のご案内」をご覧ください。
 なお、今回も会費・経費節減のため業者委託をせず、直接事務局が受付等を行ないます。会場の収容人数の上限(当初180名と申し上げましたが、より広い会場を確保していただけましたので、220名まで大丈夫となりました)で申し込みを締め切ることにさせていただきますので、どうぞお早めの予約申し込みをお願い申しあげます。

◎ 会費納入について
 2006年度一般会員の方には、2007年度会費の振替用紙を同封いたしました(学生会員の方には同封されていません。下の「学生会員のみなさまへ」をご参照ください)。現在の会費は一般会員7000円です。それ以前の会費も未納の方には、その旨振替用紙に記載されておりますので、この機会に納入いただければ幸いです。行き違いとなりました場合はご容赦ください。なお、三井住友銀行(神田支店、普通預金114558)あるいはみずほ銀行(九段支店、普通預金1231895)の口座に振込んでいただいても結構ですが、その場合は、振込みの料金をご負担いただくことになります。
 また、関東支部、中国四国支部、九州支部の会員でもある一般会員の方は、2007年度は一括納入となりますので、それぞれの支部に該当する欄および一般会員の欄に○を付けたうえで合計額をお振込みください。
 現在は、会費領収書をお送りするのを省略させていただいております。必要な方は返信用封筒(切手は不要ですが、申し訳ありませんが宛名はお書き下さい)を同封の上、事務局にご請求下さいますよう、お願い申しあげます。なお、郵便局の自動払込み(以下に説明)あるいは銀行の自動引き落としを登録していただいた方については、あらかじめ領収書送付請求を事務局宛(ejimuアットマークelsj.org)に出しておいていただければ、自動的に領収書をお送りさせていただきます。

◎ 学生会員のみなさまへ
 すでにNewsletterやひと月あまり前にお送りした手紙でお知らせしたとおり、2007年度以降、学生会員のみなさまには、以下のふたつのことをお願いすることになりました。
(1) 毎年度4月末日までに学生証の写しを送付すること
(2) 郵便局自動払込みの申込みをすること
 これはそれぞれ、学生の身分の把握を厳密にすること、ならびに会費を5000円と低く設定している分経費削減にご協力いただくこと、のふたつが目的となっております。ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
 (1) の学生証の写しについては、その年度に有効な学生証を4月末日までに事務局宛に郵送するか、ファックスするか(03-3293-7539)、あるいはPDFファイルにして電子メール(ejimuアットマークelsj.org)にてお送りください。
 (2) の郵便局自動払込みの申込みについては、別便にて申し込み用紙をお送りさせていただいておりますので、必要事項をご記入(少しだけです)、ご捺印のうえ、同封の封筒によりご返送いただければ幸いです。
 このふたつの条件を満たしていただけない場合は、たとえ身分は学生であっても学生会員とは見なされず、一般会員としての会費を納入していただくことになってしまいますので、学生会員の方は、締切までにかならず所定の手続きをおとりくださいますよう、重ねてよろしくお願い申しあげます。

◎ 郵便局自動払込みについて
 郵便振替の手数料が昨年度より100円に値上げされましたので、経費節減のため、会員諸賢には、2007年度より導入が確定している郵便局自動払込みというシステムをご利用なられますよう、重ねてお願い申しあげます。
 郵便局自動払込みは一件あたりの手数料(25円)が銀行の引き落とし(150円)とくらべて、また郵便振替とくらべても格段に安いというだけではありません。郵便口座から決まった期日に会費が自動的に払い込まれます(手数料は学会持ち)ので、いちいち会費を支払いに郵便局に行く必要はなくなりますし、あらかじめ領収書の送付請求を登録してくださっていれば、自動的に領収書が発行されます。そのうえ変更も解約も、事務局へのメールかファックスだけで簡単にできます。
 したがって、とくに (1) いままで銀行の引き落としをご利用になっている方(経費節減の観点から)、(2) 校費払いを利用するために領収書を必要とされる方(事務軽減の観点から)にはぜひともご検討いただければと思います。申し込みをしても構わないという方は、事務局宛(ejimuアットマークelsj.org; FAX: 03-3293-7539)に「郵便局自動払込みにしたい」とひとことご連絡いただきますようよろしくお願い申しあげます(葉書でも結構です)。

◎ 校費による会費支払いについて
 国立大学が法人化したことで、私立大学並みに校費ないし科学研究費による会費支払いが可能になった模様です。大学によって、あるいは同じ大学でも学部によって処理のシステムが異なっている可能性があるということでしたので、方法についてはそれぞれ所属の部局の事務にお問い合わせください。この処理のために領収書を必要とされる方は、事務局の仕事の簡略化という見地から、なるべく郵便局自動払込みをご利用いただければ幸いです。この件についてなにか問題がある場合は、事務局(ejimuアットマークelsj.org; tel: 03-3293-7528)にご相談ください。

◎ 住所変更届について
 現在、事務局から会員への郵便物の送付は、支出削減のため、原則として転送サービスのない宅配便で行なっています。したがってご住所(宛先)に変更があった場合は、かならず事務局へのお届けをお願いします。電子メール(ejimuアットマークelsj.org)でも葉書でもファックスでも、なんでも結構ですので、よろしくお願い申しあげます。

◎ 退会届について
 昨年度導入された新しい公益法人法により、求められる会計処理の方法が厳格化されます。会員の方に関わる点でいえば、会員であるか否かをはっきりさせていただかなければなりません。いままではその年の年会費を支払えば会員、支払わなければ非会員という、ひじょうに曖昧な規定でしたが、それは許されなくなりました。
 今後は、会員の数をきちんと把握して、それにしたがって会費収入を予算として計上することになります。そして領収できなかった分については、「未収分」として決算報告に書かなければならなくなりました。
 現在の会員規程では、「会員は、長期にわたって会費を滞納したとき、その資格を失う」となっているだけですが、理事会での話し合いの結果、この「長期」というのを2年間とすることにしております。その間は、会費の納入がなくても、会員ということになりますので、『大会Proceedings』(2000円)も『英文学研究』(和文号、英文号それぞれ3500円)も『大会資料』(1000円)も送られることになります。そしてそれらのものが送られてしまうと、その年度の会費をいただくか、お送りした冊子の代金をいただかなければならなくなります。
 したがってもしも退会のご意思をお持ちの場合には、退会届の様式は問いませんので、かならずその旨を事務局(ejimuアットマークelsj.org; FAX: 03-3293-7539)までご連絡いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。

◎ 次回のNewsletterについて
 次回のNewsletterは『大会Proceedings』の発行とあわせて、その巻末として9月中旬に発行となります。その間、公開すべき情報は随時学会ホームページで公開したうえで、9月のNewsletterでまとめて公開いたします。

◎ 夏休み中の事務連絡について
 学会事務局は例年どおり7月28日(土)より8月31日(金)まで基本的に夏休みとさせていただきます。この間の学会へのご連絡は、ejimuアットマークelsj.org宛てに電子メールでお願い申しあげます。または少し反応が遅れるかもしれませんが、郵便、ファックスでお願い申しあげます。

◎ 事務局員の交代について
 われわれ3名は、今年度をもって事務局を退任となります。お世話になりました。後任として、成蹊大学の山田崇人氏(事務局長)、東京工業大学の石原由貴氏(事務局長補佐・大会準備担当)、津田塾大学の秦邦生氏(編集担当)に4月から事務局を担っていただくことになりました。対外的には新公益法人法体制、内部運営的には支部体制に本格移行する重要な時期となりますが、よろしくお願い申しあげます。
 われわれと扶瀬幹生が事務局を担っていたこの2年間、いろいろな方にご協力をいただきました。なかでも編集委員会の先生方、大会準備委員会の先生方、大会開催をお引きうけくださった日本大学の先生方、同じく中京大学の先生方には、ほんとうに献身的なご協力をいただきました。退任にあたってあらためて心より御礼を申しあげます。

日本英文学会事務局 
       丹治愛・由井哲哉・松本朗