編集・発行所 〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-9 研究社ビル501 (Email: ejimu この後にアットマークとelsj.orgを追加してください。
電話: 03-3293-7528 FAX: 03-3293-7539) 日本英文学会 代表者 高橋和久
会長のひとりごと
2005年度の第77回全国大会が、日本大学の先生方、職員、学生のみなさんの全面的なご協力をいただいて無事終了し、ほっとしております。
ところが無事ではなかった、という声も一部で耳にいたします。その理由はどうやら、本人の見解はさておき、幾分なりとも無責任な自己憐憫が漂っていると見えたかもしれない閉会式後の会長発言にあるようですので、勝手なひとりごとでこの場を借りることになって申し訳ございませんが、事後報告も含め、会員の皆様にご説明申し上げます。
と申しましても、この場が心情告白の場ではないというくらいの「常識A to Z」は弁えているつもりですので、学会にとってそんな「常識」は覆したほうがいいのではないかという思いは棚上げして、当日の発言と重複するところもございますが、学会の現状報告、もしくはわたしの現状認識を述べることにいたします。
1) 会員数の減少 ほぼ20年前の水準にもどっている。したがってこれまでの支出増に見合う収入が確保されておらず、赤字が累積されている。
2) 財団法人としての制約 公益法人への課税が原則となるかもしれないという状況の中で、財団法人としての、ことばの定義はさておき、健全な運営が求められている。したがってたとえば、これまでのように呑気な、もしかすると自律性が高いとも言える、従来の評議員体制は維持できなくなった。
3) 事務局員の労働負担増 学会運営に不可欠な事務局の労働量がたとえば20年前と比べて甚だしく増えたとはいえないが、事務局員となる大学教員のそれぞれの勤務先での忙しさがかつての比ではなくなっている。したがってまともな神経と適量の自己愛をもった教員に事務局の仕事を依頼できなくなっている。
考慮すべきこと、感じていることは他にも沢山あるように思いますが、抑圧すべき思いは抑圧しても、現在わたくしどもの学会がかなり危機的状況にあることは互いに連動するこの3点だけでも十分ご理解いただけると思います。こうした学会の危機には現在の日本で英文学や人文学の教育・研究が置かれた状況や、さらには、受容するより発信が大切で楽しいという気分が深く関わっているに違いありませんし、より微視的にはプロ野球より大リーグ、JリーグよりセリエAなりプレミア・リーグが面白いといった感覚とどこか類似した国際志向も関係していると予想されますが、それには触れません。具体的な大学や学科を念頭においているわけではございませんが、尊敬するある大先輩がおっしゃったことを勝手に解釈して比喩的に申し上げれば、「都市教養学」などというわけの分かりにくいディシプリンは短命なはずで、それと比べれば「英文学」というかなりの時間をかけて日本でも定着した名前とディシプリンはそう簡単には消えないはずであるというどこか無根拠の認識をしずかに胸に沈めて、この学会をどうにかしなくてはいけないとわたしは思い込んでおります。そこで、そうした思い込みの産物である対処策を以下に列挙します。前提となるのは、形や名称はどうであれ、この学会が担ってきた役割のある部分はおそらくどこかで誰かが担わなければならないものだったのであり、その事情は今後も大きく変わりはしまいという判断です。
まず、財政基盤を整備しなくてはなりません。さらなる会員減を招くかもしれない会費の値上げは極力避けたいと思いますので、事務局を中心とする支出削減を徹底的に行いたいと考えております。すでに今年度から事務局員の給与を下げました。本来、こうしたことを申し上げる立場にないのかもしれないのですが、それぞれの大学で多忙を極める事務局員の自己愛の欠如につけこんだわが身を振り返りますといささかなりとも自己嫌悪を禁じ得ませんので、敢えてここに記し、会員の皆様の感謝の気持ちを喚起したいと存じます。さらに事務局経費を一層切り詰める必要があり、事務の合理化を積極的に行わないといけない状況にあります。現在、事務局には3名の方が職員として週2日ずつ勤めておられますが、その勤務形態を含め事務局体制の全面的な見直しを行っております。
同時に健全な収入増を図る努力もしなくてはなりません。会員の増加よりほか有効な手立てがないというのが実情でございますが、今年より、協賛会員のみなさまから『英文学研究』などへの広告を募り、その掲載料を頂くことにいたしました。それが焼け石に水とならないよう、品格を保ちながら新会員勧誘の道も探りたいと思います。
財団法人としての整備はたぶんに他律的な要素が多いのですが、それでもと申しますよりそれゆえに波乱なく、今年より選挙による任期2年の新たな評議員制度が確立されました。問題はしかし、選挙母体に象徴される学会の現実の運営組織そのものにあるように思われます。現在これまで長年の慣行であった評議員制度に基づく「大学・支部代表」の互選によって会長・理事・監事・評議員が選出されておりますが、この「大学・支部代表」の位置づけが判然としておりません。①支部が日本全国にまたがっていない、②代表を出す大学の条件が曖昧になっている、という2点を考えただけでも、矛盾を抱えていることは明らかだろうと思います。
長年の慣行にはそれなりの意味があったはずであり、一気に抜本的改革をしようとしても、どの方向に何を目指すべきかを見極めるのはむずかしい。少なくともわたしにはすぐに結論を出すことはできません。しかし何も考えないでいるということもまた存外むずかしいもので、休むに似たことを考えております。少しばかり脇道に逸れた話になりますが、たとえば、会員の多くが従事している大学での英語教育がどのような状況にあり、どのような状況を目指すべきかについて、安手のシニシズムを排しつつ学会として真剣に議論しなければならないのではないか。そのためには、英文学会のなかに特別枠として「英語教育部会」とでもいったものを設け、全国大会のときにかならずひとつのセッションを割り振るといった試みがなされてもいいのではないかと考えたりするわけです。
本筋に戻りますと、考えるより休んでいた方がよかったかもしれない夢想もございます。長期的に見れば、学会の運営基盤として大学代表に代わって学会代表といったものが想像されるのではないかということです。今回の大会にかぎらず、英文学会大会の前後には開催校或いはその周辺で、多くの近接学会が会合を開いておられるようです。英文学会を意識しているそうした学会から代表を出していただいて、曖昧な大学代表に代わる機能を果たしていただくというのは将来の学会運営の有力な可能性として考慮すべきであろうと思います。しかしながらそのような形態に移行するためには理念上、手続き上の多くの問題があります。わたしには自覚できないことですが、日本英文学会がそこまで偉そうに振舞っていいのかという大問題すらあるかもしれません。いずれにいたしましても、隣接諸学会との関係は今後、さまざまの形でいろいろなレヴェルで検討していくべき、検討しなくてはならない事柄であろう思います。
それに比べますと、「代表」の選出基盤としての「支部」はかなり分かりやすい。現在活動している「北海道」「中部」「中国四国」「九州」の各支部はすでにしかるべき手続きを経て「代表」を送ってくださっておりますので、支部を持っていない地域との不均衡をどのようにしたらよいかを考えるだけでいいわけですから。この問題設定に対しては、考えすぎないかぎり答を見つけるのも比較的簡単で、これまで支部のなかった地域が希望してくだされば、新たに支部を作っていただければいいということになります。さいわい、「東北支部」の設立が決まりましたし、関東、関西地区も支部設立の動きがあるようですので、近々、支部会ができるものと予想されます。もっともそれはいわば助走で、全国に支部ができたときには、支部会と英文学会の関係をより密接にしていくように努力しなければなりません。支部組織を確立するということも法人として指導を受けた項目のひとつですので、支部の活動や会計の報告を学会としてきちんと受け止め、必要であれば共同で活動を行うべきであろうと思います。将来的には、支部の代表者を会員数に応じて複数人出していただいて大学代表に代え、大学代表の根拠のひとつとなっていると思われる全国大会の開催も支部ごとに持ち回りでお願いするという形式が考えられるでしょう。もっともこれについては支部会員が同時に英文学会員になるといった会員規約の整備やどのように会費を設定するかといった悩ましい問題を解決する必要がありますが、日本アメリカ文学会などから知恵をお借りし、それを参考にさせていただきながら、望ましい姿を追求すべきであろうと思います。
事務局体制の見直しは人件費といったかなりデリケートな問題がからみますから、軽々しく見通しや方針を述べるわけにはまいりません。しかし、学会としてすべての協賛会員と等距離にあるべきだという理念を根底に、オフィスを借りているという現在の事務局のあり方を含め、有能な事務職員をどのように任用して力を発揮してもらうかについて、理事会で検討中であることだけはご報告申し上げます。
以上がお騒がせしたわたしの発言を支える文脈ですが、そうした中で、全国大会前日の代表者会議において、東京もしくは関東圏の支部をめぐって、わたしにとっては思いもよらない発言がなされて、支部設立の承認を延期する事態になったのが正直堪えました。この困難な時代に支部には意味があり、支部を作ったらどうかという意欲を持ってくれる会員の存在はまたとなく心強いものでしたので、だれもが同様の認識を持ってくれるものと思い込んだ身勝手が、わたしという人間に由来する傲慢なのか会長という役職が導く盲目なのか分かりませんけれども、ともかく度胸がなく度量は皆無の人間による閉会式後の発言につながったわけです。ことば足らずで十分にわたしの意図が伝わらなかったようでもありますが、辞任表明をしたつもりでございましたので、その後、理事会に辞任届けを提出いたしました。
残念ながら理事会の結論として辞任届けは受理されませんでした。たしかに財団法人であるが故の種々の名義の書換えなど、任期途中のとんでもない時期に会長を辞任いたしますと、ただでさえ大変な事務局に余計な負担を強いることになるのは明らかであり、すでに述べた学会の状況を考えれば当然ながら、理事会の決定を覆してまでも貫き通す論理は用意できても貫く欲望は許されないのかもしれないと判断いたしました。ただし、わたしの思いは思いとして多少とも残っており、気持ちの整理が完全についたわけでもございません。理事会の決定内容とその経緯については、理事である玉井暲さんのご報告を読んでいただければと存じますが、加藤光也理事に会長代行をお願いすることとなりました。会員の皆様のこれまで以上のご協力をお願いする次第です。
理事会からのご報告
去る5月に開催された日本英文学会全国大会の閉会式の席上、高橋和久会長が、大会前日に開かれた大学・支部代表会議において日本英文学会関東地区支部会の設立の申し入れに対して一部の委員より異論が出たため、結果的には設立が繰り延べとなった事態につき、会長としての大きな責任を痛感され、会長辞任発言に至ったことは、皆様にはご承知のことと存じます。
理事会は、高橋会長のこの辞任発言、および改めて正式に提出された会長辞任届けへの対応をめぐって、6月11日(土)に臨時理事会を開き、慎重に協議を行いました。その結果、理事会としては、辞任届けの受理を認めず、高橋和久氏には引き続き会長職に留まっていただいて、日本英文学会運営のためにリーダーシップをお取り願いたいとの旨を全員一致で確認いたしました。この理事会決定をただちに高橋氏にお伝えしたところ、氏は大局的な立場から寛容にも理事会の意向を了承されました。理事会メンバー一同安堵した次第であります。
ただし、英文学会会長をこの度のような事態に追い込む結果を招いた背景には、英文学会運営に関して、多種多様の仕事が会長お一人に集中していることに根源的理由があったのでないかと拝察いたします。理事会は、こうした実態にあまりにも鈍感であったと深く反省をしております。この反省にもとづき、理事会としては、高橋和久氏に会長職の続行をお願いするに当たり、会長を補佐する者を理事より選出させていただくことにいたしました。この任に当たる者は、会長代行、会長補佐、副会長等、その呼称は種々考えられますが、高橋会長の意向を尊重して「会長代行」とし、加藤光也理事にその役目をお願いすることとなりました。
理事会は、また、学会の財政危機、事務局の負担増、関東および関西支部会の立ち上げ等々、学会運営をめぐって問題が山積している事態に対して、これまで以上に本来の果たすべき職務の重大さを認識し、会長の職務を可能な範囲で分担してゆく体制作りに着手することを確認いたしました。
財団法人日本英文学会は、いま、その長い伝統の良さを残しつつも、英文学研究者をとり巻く新しい事態に柔軟に対応できるように、その組織、運営、活動等のあり方が大きく変わらねばならない時代を迎えているように思います。この状況に鑑み、高橋会長はこれまで大胆、かつ、しなやかに改革の手腕を発揮してこられましたが、今後もまた存分にリーダーシップを発揮していただけるよう、理事会は高橋会長を支えてゆきたいと存じます。このためにも、評議員および大学・支部代表からなる役員の方々のみならず、日本英文学会会員の皆様からの広範なご支援を重ねてお願い申し上げます。 (玉井暲)
理事会報告
前回のニューズレター以後、3回の理事会(3月26日、5月20日、6月11日)が開催されました。主要な議題は以下のとおりです(ただし、会長と玉井理事がご紹介されているので、省いた議題もあります)。
1. 2005年度事業計画を承認。(学会ホームページをご覧下さい)
2. 2005年度予算書を承認。(学会ホームページをご覧下さい)
3. 2004年度事業報告を承認。(学会ホームページをご覧下さい)
4. 2004年度収支計算書を承認。(別表。詳細は学会ホームページをご覧下さい)
5. 第78回大会を中京大学で開催する件を承認。
6. 東北英文学会を母体として日本英文学会東北支部を設立する件を承認。今後は東北英文学会(日本英文学会東北支部)という名称を使用することも併せて承認。
7. 「若手の会」を母体として日本英文学会関東支部を設立したい旨の設立趣意書が提出されたが、理事会に先だって開催された大学支部代表会議において、「若手の会」の活動をもう少し見極めたいという意見が出されたのを受けて、継続審議とした。
8. 学会の財務状況の極度の悪化について、会費値上げは最後の手段とし、その前に、極力支出を抑えるべきこととし、支出削減策をただちに策定し実行していくことが承認された。
委員の交替
◎ 編集委員会
新年度第1回編集委員会が、5月20日に開かれ、新委員長に仙葉豊氏、副委員長に堀真理子、廣瀬幸生の両氏が選ばれました。任期は1年です。その後、大石強氏がやむをえないご事情により辞任されましたので、その後任として、第2回編集委員会(6月18日)において、小野尚之氏(東北大学)が選出されました。
◎ 大会準備委員会
6月25日をもって、圓月勝博、中尾佳行、若島正、近藤真、渡辺秀樹の5氏が任期満了により退任。その後任にそれぞれ小野功生(鳴門教育大学)、海老久人(神戸女子大学)、越川芳明(明治大学)、岩田彩志(大阪市立大学)、井出光(首都大学東京)の各氏が選出されました(任期は各委員とも3年)。また、委員長は鈴木美津子氏、副委員長は原英一氏です。
大会準備委員会からのお知らせ
◎ 第78回全国大会の開催日・開催校等
時 2006年5月20日(土)、21日(日)
所 中京大学名古屋キャンパス(名古屋市昭和区八事本町)
開催校委員 細川眞、森有礼、吉川寛、酒井正志、栂正行の各氏
ここに名前をあげた5人の先生をはじめ、中京大学の先生方には、大変なお仕事を引き受けていただき、まことにありがとうございます。理事会としても、大会準備委員会としても、事務局としても、できるかぎりのバックアップを心がけたいと思いますので、1年間なにとぞよろしくお願い申しあげます。
◎ 発表応募規定の変更
会員の方々は、ふるって研究発表にご応募下さい。発表応募の規定については、時間と経費の節約のために、電子メールでの応募を基本にしたいと考えております。詳細は学会ホームページをご覧いただきたいと思いますが、ここでは主要な変更点を列挙させていただきます。
(1) [日本語で発表する場合]4000字以内の発表要旨と、さらにその要旨の梗概を400字程度にまとめたものとを提出して下さい。いずれにも題名を付して下さい。
(2) カバーレター(氏名[ふり仮名つき]、略歴、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、電子メールアドレスを明記したもの)を添付して下さい。
(3) 応募締切は、2005年11月1日(必着)です。必着ですので、ご注意下さい。
(4) 電子メールで送る場合は、発表要旨とその梗概、およびカバーレターをWORDファイル形式(.doc)、あるいはリッチテクスト形式(.rtf)で保存し、宛てにお送り下さい(メールの「件名」は「大会発表応募」、ファイル名は最大8文字の半角アルファベットおよび/あるいは数字)。受領確認後、受領確認メールをお送りします。提出後3日以内にそれが届かない場合は、応募書類が事務局に届いていない可能性がありますので、必ず再送信して下さい。それを怠ったため、審査に間に合わなかった応募書類については、審査の対象とならないこともありえますので、ご注意下さい。
(5) 郵送する場合は、発表要旨とその梗概、およびカバーレターをWORDファイル形式(.doc)、あるいはリッチテクスト形式(.rtf)でフロッピーディスク等に保存し、〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9 研究社ビル501 日本英文学会事務局内、大会準備委員会宛てにお送り下さい。封筒の表に「大会発表応募書類在中」とお書き下さい。
The 78th Annual Conference of the ELSJ will be held at Chukyo University
(Showa-ku, Nagoya) on 20-21 May 2006. The guidelines for those members
who wish to present papers are as follows:
[For papers to be read in English]
1. Proposals for papers will be accepted only from current Members of the
Society. The annual membership fee should have been paid prior to the time
of submission.
2. A paper to be read cannot already have been published or presented orally by the time of the conference.
3. When submitting a paper proposal, each of the items in [1] and [2] below should be submitted electronically as WORD files (.doc) or as Rich Text Formatted files (.rtf), and should be sent either by e-mail or by regular mail (see below).
[1] Two Versions of Synopsis
The longer version must be approximately 1,500 words and the shorter version
approximately 150 words in length. The title must be included in both versions.
[2} Cover Letter
This should include the author's name, brief curriculum vitae, contact address, phone number, fax number, and e-mail address.
4. Screening of proposals and allocation of dates and rooms will be carried out by the Organizing Committee. Members who have submitted proposals will be informed of the Committee's decision approximately one month after the deadline given below.
5. Participants are allotted 30 minutes to present their papers and an additional 10 minutes in which to respond to questions from the audience.
6. The deadline for receipt of proposals is 1 November.
7. If submitting by electronic mail, send the synopsis and the cover letter
to , with "Paper Proposal" in the Subject line.
The filename must be 8 one-byte characters or less in length and must consist
of letters of the alphabet and/or numbers. After receiving the submission,
the Secretary of the Society will send an acknowledgement of receipt by
electronic mail. If such an acknowledgment is not received within 3 days,
there is a possibility that the proposal was not received, so please re-send
it. Failure to do so could result in the proposal not being considered
for review.
8. If submitting by regular mail, save the synopsis and the cover letter as a Word file (.doc) or as a Rich Text Format file (.rtf) on a floppy disk or other storage medium, and send it to the Secretary of the Society, 501 Kenkyusha Building, 9 Surugadai 2-chome, Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo, 101-0062, Japan. Please write "Paper Proposal Enclosed" on the envelope.
◎ シンポジアムのテーマ・企画
第78回大会(2006年度)については本年5月末日をもって締切りましたが、第79回大会(2007年度)のシンポジアムのテーマ・企画について具体的なご意見・ご提案を募集中です。ご意見・ご提案を事務局()までお寄せ下さい。ただし、最終決定は大会準備委員会にお任せ下さい。
編集委員会からのお知らせ
◎ 投稿状況
昨年から、『英文学研究』は、和文号(12月刊行)、英文号(3月刊行)の年各一冊という刊行形態となり、それにともなって和文号、英文号それぞれに投稿の締切が導入されました。昨年9月の英文号の締切までには、28本の英文論文が寄せられました。また、本年の和文号の締切となった4月1日までには31本の和文論文が寄せられました。本年9月1日投稿締切の英文号にも、多数の投稿があることを願っています。
◎ 投稿・応募規定の変更
英文学会の財政状態の悪化にともない、編集委員会も電子メールによる投稿(応募)・連絡によって少しでも財政再建に貢献することになりました。『英文学研究』投稿規定、および新人賞論文応募規定を、今後は電子メールでの投稿・応募を基本にするかたちに変えようと考えております。また、郵便での投稿(応募)の場合も、フロッピーディスク等での提出をお願いいたします。詳細は学会ホームページをご覧いただきたいと思いますが、ここでは主要な変更点を列挙させていただきます。
(1) 投稿締切は和文号が4月1日(必着)、英文号が9月1日(必着)です。新人賞の応募の締切は、4月30日(必着)です。すべて消印有効ではなく、必着となりましたので、ご注意下さい。
(2) 投稿・応募の際には、以下の[1]から[3]をWORDファイル形式(.doc)、あるいはリッチテクスト形式(.rtf)で保存し、電子メールあるいは郵便で提出して下さい。
[1] 投稿・応募論文(投稿者・応募者の名前・謝辞等は一切書かないこと)
長さの上限は14,000字程度。上記の長さには本文および註を含むが、論文末尾に加える文献書誌についてはこの制限外とする。英語論文の場合、英語を母語としない投稿者・応募者については、投稿・応募前にネイティブ・スピーカーによる原稿のチェックを受けることが望ましい。
[2] 英文シノプシス(投稿者・応募者の名前・謝辞等は一切書かないこと)
長さの上限は600語以内。英語を母語としない投稿者・応募者については、投稿・応募前にネイティブ・スピーカーによる原稿のチェックを受けることが望ましい。
[3] カバーレター(原稿のタイトル、氏名[ふり仮名つき]、略歴、連絡用の住所、電話番号、ファックス番号、電子メールアドレス、謝辞[必要な場合]を明記したもの)
(3) 電子メールで送信する場合、宛先は、ehenshu(この後に@elsj.orgを付けて下さい)(メールの「件名」は「投稿論文」あるいは「新人賞応募論文」、ファイル名は最大8文字の半角アルファベットおよび/あるいは数字)。受領確認後、事務局から受領確認メールをお送りします。提出後3日以内にそれが届かない場合は、投稿・応募論文が事務局に届いていない可能性がありますので、必ず再送信して下さい。それを怠ったため、審査に間に合わなかった投稿・応募論文については、審査の対象とならないこともありえますので、ご注意下さい。
(4) 郵送する場合、投稿・応募論文、英文シノプシス、カバーレターをWORDファイル形式(.doc)、あるいはリッチテクスト形式(.rtf)でフロッピーディスク等に保存し、〒101-0062東京都千代田区神田駿河台2-9 研究社ビル501 日本英文学会事務局宛にお送り下さい(封筒の表に「投稿論文在中」あるいは「新人賞応募論文在中」とお書き下さい)。
(5) 校正は原則として二校までとし、執筆者が行うこととします。校正時に変更が許されるのは植字上の、あるいは事実関係についての誤りのみに限られます。内容に関する訂正加筆は、一切許されません。
(6) 掲載論文を電子化して公開する権利は、日本英文学会が有するものとします。
Guidelines for Submission to Studies in English Literature (For papers written in English)
As of 2004, the English Literary Society of Japan is publishing one Japanese
volume and one English volume per year. In principle, papers written in
Japanese will be included in the Japanese volume and those written in English
will appear in the English volume. However, a paper selected for the Young
Researcher's Award will appear in the Japanese volume regardless of the
language it is written in. When submitting a manuscript, please follow
the guidelines for submission specified below.
(1) Submission of a manuscript will be accepted only from current Members
of the Society. The annual membership fee should have been paid prior to
the time of submission.
(2) Manuscripts submitted for review cannot have been published or have
been accepted for publication elsewhere, though papers that have been presented
orally can be submitted provided that that fact is made clear. Deadlines
for submission are April 1 for the Japanese volume and September 1 for
the English volume.
(3) When submitting a manuscript, each of the items in [1] through [3]
below should be submitted electronically as WORD files (.doc) or as Rich
Text Formatted files (.rtf), and should be sent either by e-mail or by
regular mail (see below).
[1] Manuscript (Do not include the author's name or acknowledgments anywhere
in the file.)
Articles should be limited to approximately 7,000 words in length, including
the main text and any footnotes but not the bibliography. For authors whose
native language is not English, it is preferable to have the manuscript
checked by a native English speaker prior to submission.
[2] English Synopsis (Do not include the author's name or acknowledgments anywhere in the file.)
Synopses must be 300 words or fewer in length. For authors whose native
language is not English, it is preferable to have the synopsis checked
by a native English speaker prior to submission.
[3] Cover Letter
This should include the title of the manuscript, author's name, brief curriculum vitae, contact address, phone number, fax number, e-mail address and acknowledgments (if any).
(4) Notes on Style
[1] Place all notes at the end of the manuscript.
[2] For other questions of style, follow a standard style manual such
as The MLA Handbook for Writers of Research Papers.
(5) If submitting by electronic mail, send the manuscript, synopsis and
cover letter to , with "Manuscript for Submission"
in the Subject line. The filename must be 8 one-byte characters or less
in length and must consist of letters of the alphabet and/or numbers. After
receiving the submission, the Secretary of the Society will send an acknowledgement
of receipt by electronic mail. If such an acknowledgment is not received
within 3 days, there is a possibility that the manuscript was not received,
so please re-send it. Failure to do so could result in the manuscript not
being considered for review.
(6) If submitting by regular mail, save the manuscript, synopsis and cover
letter as a Word file (.doc) or as a Rich Text Format file (.rtf) on a
floppy disk or other storage medium, and send to the secretary of the society,
501 Kenkyusha Building, 9 Surugadai 2-chome, Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo,
101-0062, Japan. Please write "Manuscript Enclosed" on the envelope.
(7) The decisions of whether to accept the manuscript and if so when to
publish it will be made by the Editorial Board.
(8) In principle, authors will receive two proofs and will be responsible
for all corrections. Corrections are strictly limited to typographical
and factual errors. In no case will amendments to content be accepted.
(9) Contributors will receive 20 free off-prints.
(10) The English Literary Society of Japan reserves the right to make published
papers available in electronic form.
◎ 第28回新人賞応募状況
第28回新人賞論文の応募受付は、去る4月30日をもって締切となりました。応募論文総数は、21篇(英文学15篇、米文学6篇、英語学0篇)です(多謝)。編集委員会において銓衡し、応募者には結果を7月下旬に電子メールで通知いたします。銓衡結果の発表および受賞論文と選評の掲載は、『英文学研究』和文号第82巻で行ないます。
地方支部からのお知らせ
◎ 北海道支部
6月30日に『北海道英語英文学』第50号が発行されました。
また、日本英文学会北海道支部第50回大会は来る10月1日、2日の両日北海道大学において開催される予定です。各研究発表の発表時間は25分(別に質疑10分)です。研究発表希望者は以下の規定にそって応募すること。応募資格は日本英文学会北海道支部の会員であること。
(1) 発表要旨を和文の場合1500字以内で、英文の場合は500語以内で、いずれもA4版用紙一枚に収めて6部提出する。[文学部門]では、発表内容の新規性ならびに先行研究との関連などについて言及しながら、発表主旨を具体的にまとめて提出する。[語学部門]では、要旨の中に論文題名、本文、参考文献(4点以内)を収める。 本文にはテーマ、従来の研究(とその問題点)、研究方法,例文、予想される結論、などを簡潔に書く。
(2) 別のA4版用紙一枚に、論文題名・文学部門か語学部門の別・氏名(ふりがな)・所属・住所・電話番号・e-mailアドレスを明記し、発表要旨とともに2部提出する。
(3) 応募の締切は7月20日(必着)とする。宛先は、〒060-0810 札幌市北区北10条西7丁目 北海道大学文学部西洋言語文学研究室内 日本英文学会北海道支部
(4) 審査結果は応募締切後1ヶ月以内に応募者に通知する。発表日時の割り振りは大会準備委員会が行う。
◎ 中部支部
『中部英文学』第24号発行: 『中部英文学』第24号が3月末に発行されました。本号には英文学3篇、米文学1篇、合計4篇の論文が掲載されています。他支部の会員の方でご希望の方はご一報くだされば実費でお送りします。
第57回支部大会のお知らせ: 第57回支部大会が10月15日(土)、10月16日(日)に愛知大学名古屋校舎(愛知県西 加茂郡三好町)で開催の予定です。10月15日は特別講演、研究発表、16日は次のシンポジウムが予定されています。「ルネサンス文学とBritishness/Englishness」、「万博の19世紀 多元的公共圏の時代」(予定)、「不定詞の統語論 構造・許可・歴史」。
◎ 九州支部
日本英文学会九州支部第58回大会発表者募集
第58回大会は2005年10月29日(土)、30日(日)の両日、長崎大学で開催。発表希望者は題目とその要旨(A4版、横書き1000字以内)および略歴を事務局へ郵送。応募資格:当該年度会費納入者。締切:7月末日。送付先・問合先:〒810-8560福岡市中央区六本松4-2-1九州大学大学院言語文化研究院 田島研究室 日本英文学会九州支部(Tel: 092-726-4656, E-mail: tajima@flc.kyushu-u.ac.jp)。
Obituary
本学会元会長・理事の平井正穂氏が2月24日に逝去されました。享年93歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
Newsletter No. 103の訂正とお詫び
前号の記事のなかにありました誤植を下記のように訂正いたします。ご迷惑をおかけした方がたにお詫び申し上げます。
1頁の大学・支部代表一覧中「玉井暲(立正大学)」→「玉井暲(大阪大学)」
会員名簿の訂正とお詫び(およびお願い)
3月に2004年度会員の皆様にお送りした会員名簿に以下のような誤りがありました。情報はすべて名簿の作成年度のものです。お詫びして訂正いたします。
3頁 吉野由里氏の項の掲載箇所 89頁18行目に移動。
7頁 池上恵子氏の所属・職名 「成城大学短期大学部・教授」を追加。
47頁 高島真理子氏の所属・職名 「和光大学・非常勤講師」に変更。
48頁 滝川睦氏の肩書き 「教授」に変更。
64頁 野呂有子氏の肩書き 「教授」に変更。
72頁 古屋功氏(都留文科大学非常勤講師)を追加。
75頁 町田章氏のemail address akiraの次をドット(点)に変更。
(なお、今後、事務局の会員名簿は、肩書きの細分化をやめ、「専任、非常勤、院生、その他(名誉教授、学術振興会特別研究員等)」の4区分で整理することが理事会で決められました。以上の区分をまたぐ変更がございましたら、ejimu(この後に@elsj.orgを付けて下さい)宛てにご連絡いただければ幸いです。ご協力をよろしくお願い申しあげます)
2004年度会計報告(2004年4月1日から2005年3月31日) ◎ 収支計算書総括表 日本英文学会 英文学振興 特別活動資 合計 一般会計 基金特別会計 基金特別会計 金特別会計 I 収入の部 当期収入合計 28,468,271 28,462,647 0 3,716 1,908 前期繰越収支差額 22,060,107 4,667,960 1,000,000 11,648,298 4,743,849 収入合計 50,528,378 33,130,607 1,000,000 11,652,014 4,745,757 II 支出の部 事業費 17,860,813 14,581,522 0 0 3,279,291 管理費 16,362,500 16,362,500 0 0 0 その他 1,000,000 0 0 1,000,000 支出合計 35,223,313 30,944,022 0 0 4,279,291 当期収支差額 △6,755,042 △2,481,375 0 3,716 △4,277,383 次期繰越収支差額 15,305,065 2,186,585 1,000,000 11,652,014 466,466 ◎ 一般会計収支計算書 予算額 決算額 差異 I 収入の部 1.会費入会金収入 24,020,000 22,805,500 1,214,500 2.事業収入 250,000 320,100 △70,100 3.広告料収入 300,000 200,000 100,000 4.預金利息等収入 100 41 59 5.前受金収入 3,000,000 2,913,000 87,000 6.補助金収入 1,200,000 1,200,006 △6 7.その他収入 250,000 24,000 226,000 8.特別活動資金より繰入 0 1,000,000 △1,000,000 当期収入合計 29,020,100 28,462,647 557,453 前期繰越収支差額 4,700,000 4,667,960 32,040 収入合計 33,720,100 33,130,607 589,493 II 支出の部 1.事業費 『英文学研究』刊行経費 5,000,000 5,083,565 △83,565 『英文学研究』発送経費 1,200,000 1,158,180 41,820 『英文学研究』委託保管費 70,000 63,504 6,496 全国大会経費 5,000,000 4,826,070 173,930 シェイクスピア祭経費 107,500 107,710 △210 編集委員会経費 2,300,000 1,360,681 939,319 ニューズレター刊行発送費 1,600,000 1,725,470 △125,470 郵便振替負担金 260,000 256,342 3,658 事業費計 15,537,500 14,581,522 955,978 2.管理費 人件費 10,000,000 9,333,498 666,502 理事会・評議員会経費 700,000 809,809 △109,809 事務局経費 3,200,000 3,370,439 △170,439 備品・消耗品費 1,800,000 1,903,917 △103,917 一般印刷費 270,000 243,442 26,558 職員交通費 500,000 486,760 13,240 通信費 250,000 214,635 35,365 管理費計 16,720,000 16,362,500 357,500 3.予備費 300,000 0 300,000 支出合計 32,557,500 30,944,022 1,613,478 当期収支差額 △3,537,400 △2,481,375 △1,056,025 次期繰越収支差額 1,162,600 2,186,585 △1,023,985 ◎ 特別活動資金特別会計収支計算書 科目 金額 I 収入の部 受取利息収入 1,908 当期収入合計 1,908 前期繰越収支差額 4,743,849 収入合計 4,745,757 II 支出の部 新人賞印刷費 300,000 大会講演料他 422,866 地方支部支援金他 800,000 ホームページ維持費 200,400 会員名簿作成費 1,415,250 ELLAK派遣費用 135,000 その他雑費 5,775 一般会計へ繰入 1,000,000 当期支出合計 4,279,291 当期収支差額 △4,277,383 次期繰越収支差額 466,466
学会財務状況(とくにその悪化についてのご報告)
以上の収支計算書について多少の説明をさせていただきます。
英文学会には、取り崩すのがきわめて困難な基金(約1200万円で変動なし)をのぞけば、一般会計と特別活動資金特別会計の2つがあります。基金がほとんど利子を生まない状況のなかで、この2つの会計こそが学会の活動を経済的に支える基盤です。平成16年度の両会計の合計を見れば、この1年で英文学会の貯金(繰越金)はなんと675万円余も減っていることがわかります。昨年1年でそれだけの赤字となったということです。このうち勤続数十年の職員2名の退職金・功労金と名簿作成費などの一時的支出をのぞいても、赤字額(つまり、恒常的赤字額)は1年で300万円に達しております。
そして本年度に繰り越された金額(内部留保額)は合計で265万円です。従来は、一般会計の赤字を、特別活動資金特別会計という名の豊かな蓄え(内部留保)で補填するというシステムをとっていましたが、恒常的赤字を補填してきた蓄えがついに尽きてしまったわけです。したがって、300万円の赤字を出しながらこのままの運営をつづけていくかぎり、平成17年度中途をもって、75年の伝統をもつ栄えある英文学会の財政が負債超過というかたちで破綻をむかえるのは必至の情勢です。それを回避するためには、大きな貯金を当てにした支出の方法をただちに停止して、それぞれの年度ごとに収支が釣り合う、赤字を出さない支出の方法を案出していかなければなりません。
そういう次第で、現在、理事会および編集・大会準備委員会と相談しながら、いくつかの収入増大と支出削減の方策を実行に移しつつあります。そのなかで、会員の皆様にも関わる3つの方策についてのみここではご報告して、ご理解を求めたいと思います。
(1) 通信費削減のため、事務連絡(ejimu この後に@elsj.orgを付けて下さい)、論文投稿(ehenshu この後に@elsj.orgを付けて下さい)、大会発表応募(etaikai この後に@elsj.orgを付けて下さい)を、基本的に電子メールで行うことにします。これでは対応できないという方がおられる場合は、遠慮なく事務局にご相談下さい(手紙でも、ファックスでも、電話でも結構です)。とくに事務連絡の場合は、従来の方法に加えて(代わってではなく)新たに電子メールでもできるようになったというふうに、ご理解いただければ結構です。ただし、可能である場合は、極力電子メールをご利用下さい。
(2) 『英文学研究』と「大会資料」刊行費削減のため、原稿等は100%電子ファイルで入稿します。入稿後の内容修正は一切認められませんので、原稿はそれ以前に100%確定して下さい。
(3) Newsletter発送費の削減のため、NL第2号は『英文学研究』和文号と、NL第3号は英文号と同時発送とします。そのため、第2号以降のNLの刊行時期は、従来よりも若干遅れることになるかもしれません(100%電子ファイル入稿により、『英文学研究』の刊行時期を早めることをめざしていますので、それほど遅れないよう心がけます)。
会員の皆様にはいろいろご不便をおかけしますが、会長以下、理事会、両委員会、事務局が一丸となって財務状況の健全化にむけてがんばりますので、ご理解をたまわりますことを心からお願い申しあげます。
事務局からのお願い・ご報告
◎ 会費納入について
このニューズレターとともに、郵便局の振替用紙が同封されている場合、用紙に記載されている年度の会費が未納であることを意味します。これを機に納入して下さいますよう、お願い申しあげます(手数料は不要です)。行き違いとなりました場合はご容赦下さい。なお、三井住友銀行(神田支店、普通預金114558)あるいはみずほ銀行(九段支店、普通預金1231895)の口座に振り込んでいただいても結構ですが、その場合は、振り込みの料金をご負担いただくことになります。また、現在は、会費領収書をお送りするのを省略させていただいております。必要な方は返信用封筒(切手は不要ですが、申し訳ありませんが宛名はお書き下さい)を同封の上、事務局にご請求下さいますよう、お願い申しあげます(大会の前、あるいは大会時に会費をお支払いいただく場合は、大会の受付で領収書をお渡しできます。来年度以降、ぜひご利用下さい)。
◎ 退会届について
現在、会員規程では、「会員は、長期にわたって会費を滞納したとき、その資格を失う」となっておりますが、「長期」が何年のことなのかの規定がありません。そういう事情でしたので、理事会での話し合いの結果、今後は、「長期」というのを、2年間とすることにいたしました。つまり、その間は、会費の納入がなくても、機関誌も大会資料もニューズレターも送られつづけることになります。そしてそれらのものが送られてしまうと、(公認会計士によると)その年度の会費はいただかなければならなくなります。したがって、もしも退会のご意思をお持ちの場合には、退会届の様式は問いませんので、必ずその旨を事務局(ejimu この後に@elsj.orgを付けて下さい)までご連絡いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
なお、2004年度の会費を未納の方には、2004年度の機関誌は送られておりません。これについては、過渡期的な措置として2004年度の会費納入があったときにお送りすることとして、いまはお送りしませんが、2005年度のニューズレターおよび機関誌については退会届が提出されないかぎり、お送りすることになります。そして機関誌が送られてしまえば会費のお支払いをお願いすることになりますので、退会の意思をお持ちの方は、至急、退会届をご提出下さいますよう、お願い申しあげます。
◎ 住所(宛先)移転の届け出について
住所(宛先)移転があった場合は、必ず事務局にお届けをお願いします。これからは経費節減のために、発送物をお送りする場合、郵便ではなく、宅配便を利用することになります。宅配便にも転送サービスがあるのですが、こちらは郵便と違って有料となります。したがって、今回だけ転送サービスを付けていますが、次回からはそのサービスなしでお送りします。ですので、今回の宛先を必ず一度ご確認し、間違っている場合は、事務局に正しい宛先をご連絡いただければ幸いです。電子メール(ejimu この後に@elsj.orgを付けて下さい)でも葉書でも電話でもファックスでも、なんでも結構ですので、よろしくお願い申しあげます。
◎ 今年の大会について
日本大学で開かれた本年の大会も、開催校の先生方や学生の皆さんをはじめとする多くの方々のご尽力とご配慮のおかげをもちまして、無事に終了いたしました。細かいところまで配慮が行き届いた大会運営で、学生アルバイトへの指示をはじめとして準備の周到さが印象的でした。開催校の先生方、学生の皆さんには、あらためて感謝申しあげたいと思います。
今年の反省点は、懇親会です。予約者が異常に少なかったので、少なめの数で予約を入れたところ、予想を大幅に上回る参加者に恵まれ(ただし、その利益は学会のものにはならない仕組みになっています。この点は来年から改めたいと思います)、結局、料理などが不足ぎみだったのではないかと恐れています。これは予約なしでも出席可能ということがすっかり定着してしまった結果ではないかと想像しています。来年度は、今年の反省を踏まえて、たとえ懇親会を開催するにしても、新しい方法で開催することを考えておりますので、そうなりました場合は、会員のみなさまには、今年に懲りずに、来年も参加のほどよろしくお願い申しあげます。
大会のときの忘れ物が届いています。心当たりの方は、事務局宛(ejimu (この後に@elsj.orgを付けて下さい); 03-3293-7528)にご連絡下さい。
◎ 今年の大会で発表された方へ
それぞれに一生懸命な発表をありがとうございました。お陰様で、(とくにシンポジウムを中心に)プリントがほしかった、今からでもほしいという声があるようです。もしもコピーライトの面で問題がない場合には、今年度の大会の発表用プリントをホームページに実験的に掲載したいと考えております(来年度以降は大会前から掲載してはとも考えています)。今年の大会で発表された方で、発表用のプリントをホームページに掲載しても構わないという思われる方は、ぜひ事務局に原稿をお送り下さい。電子ファイル(ejimu この後に@elsj.orgを付けて下さい)でもハードコピーでも結構です。ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
◎ 夏休み中の事務連絡について
学会事務局は7月28日より8月31日まで基本的に夏休みとさせていただきます。この間の学会へのご連絡は、宛てに電子メールでお願い申しあげます。または少し反応が遅れるかもしれませんが、郵便、ファックスでお願い申しあげます。
日本英文学会事務局
丹治愛・扶瀬幹生・松本朗