沿革

    高村忠明編、「日本英文学会五十年の沿革・年譜」
    (『日本英文学会五十年小史』)より抜粋

1917年
 9月 東京帝国大学英文学会設立

1920(大正9)年
 1月 『英文学研究』第1冊(大正8年)発行。

1928(昭和3)年
 11月 「英文学会」 の組織変更により 「日本英文学会」発足。
  事務所を東京帝大文学部英文学研究室に置き、会費は年5円。
  会員数は昭和4年1月現在1、000名弱。

1929(昭和4)年
 10月19・20日 日本英文学会第1回大会 東京帝国大学第2号館第29番教室
  参加者は初日178名、第2日211名。

1930(昭和5)年
 3月 役員制を有しない会則を変更し、同時に「役員に関する内規」
  を設ける。市河三喜会長以下の役員定まる。

1932(昭和7)年
 6月7日 市河三喜会長再選。昭和6年秋の評議員会の決議に基き、
  『英文学研究』編集の持ち廻りを廃し、常務委員3名の他に、
  2名を選挙、都合五名の編集委員を置く(このとき日高・西脇・
  野上・斎藤・曾根氏)。任期2年、また翌年より『英文学研究』4冊
  のうち1冊を英文号とすることを決定。

1934(昭和9)年
 11月23・24日 第6回大会、京都帝国大学。
 10月27日 常務委員会で『英文学研究』の発行所を研究社から
  日本英文学会に移すことを決定。第15巻より実施。それにともない
  『英文学研究』の発行を財政的にも研究社から自立させることになる。
  当時の会員数1,190名。

1935(昭和10)年
 10月1日 当時の会員構成《会員職業別 小学校在勤者11名
  中等学校在勤者337名 高等専門学校在勤者 246名 同生徒16名
  大学及び大学予科在勤者 109名 同学生、生徒 126名、
  官庁実業関係者 65名 各種学校及び図書館 28 外国学校及び
  図書館 6 其他(不明のもの)249 計1193名。
  会員性別 男性 1118名 女性 41名、団体 34》(事務局資料)

1944(昭和19)年
 3月8日 《日本出版会よりの通知に接し雑誌第二課に出頭、雑誌統合
  の件に関し勧奨さる。
  『英文学研究』は類似雑誌『稲英』および『主流』(同志社)と
  合併しては如何とすすめられる。『稲英』は『英文学研究』の
  3分の2ほどの紙の配給ありと。》(「編韓日誌」)
 4月(?) 年会費5円5拾銭となる。

1945(昭和20)年
 1月15日 『英文学研究』第24巻第2号(昭和19年4月号)発行、
  戦時戦中刊行の同誌最終号となる。
  この年、第17回大会、開催不能。

1946(昭和21)年
 1月 福原麟太郎民会長に就任。
  『英文学研究』第24巻第3・第4号(1944年7月−1945年10月号)発行
  (年会費10円)。戦後はじめて刊行される『英文学研究』となる。

1949(昭和24)年
 8月19日 財団法人日本英文学会設立。設立当時の役員、理事(市河三喜、
  福原麟太郎、齋藤 勇、中野好夫、大和資雄、豊田実)、監事(中島
  文雄、日高只一)。
 12月 この頃、年会費400円になる。

1955(昭和30)年
 4月 年会費500円に改まる。
 5月28・29日 第27回大会、早稲田大学(1,000名以上の参会者、発表者51名)。

1956(昭和31)年
 5月19・20日 第28回大会、九州大学
  (参会者延1,000人以上、発表者57名、当時の会員数700人)。この大会で
  シンポジウムの原型となる「懇談会」が初めて企画され実施された
  (加納秀夫氏司会「現代英文学に於ける宗教と文学」)。

1957(昭和32)年
 5月25・26日 第29回大会、立教大学。この大会よりシンポジウムが定着。

1960(昭和35)年
 3月 この年より『英文学研究』英文号発行。

1961(昭和36)年
 4月 年会費600円になる。
 9月22日 在京評議員・編集委員の合同役員会で大会準備委員会の設置と
  編集委員会の改組が決まる。

1964(昭和39)年
 4月 年会費1,000円に改まる。

1965(昭和40)年
 4月 年会費1,500円に改まる。

1967(昭和42)年
 3月 『英文学研究』総合インデックス発行(第1巻より第42巻まで)。

1968(昭和43)年
 秋、日本英文学会事務担当の東大英文博士課程院生の中から、事務担当
  撤廃要求が出される。

1969(昭和44)年
 4月20日 事務局、新宿区中町18の現在地に移転。

1970(昭和45)年
 3月28日 理事会で事務局整備(事務局長新設)等を決定。
 4月 年会費一般会員2,000円、維持会員3,000円に改まる。
 6月30日 Newsletter 第1号発行。

1972(昭和47)年
 4月 年会費3,000円に改まる。
 10月 『英文学研究』総合インデックス補遺(第43−47巻)発行。

1974(昭和49)年
 5月3日 評議員会で事業規模の縮小および学会の機構改革(大学または
  地方支部を選出母体としない評議員の選出)を決定。

1976(昭和51)年
 4月 年会費4,000円に改まる。

1977(昭和52)年
 5月 『英文学研究』 の年3回刊行を来年度より実施すること、評議員の
  60歳定年制実施、英文学会創立50周年(1978年)記念事業の実施が決定
  された。
  《次のような事業を行うことが評議員会で承認された。
  1、50年史の刊行。来年秋までに学会史を刊行し、さらにこれを含めた
  学界史(研究史)の出版を計画する。
  2、記念式典。明年11月に、学会長老の方方と著名な外国人学者による
  記念講演会および祝賀会を行なう。なお、外国人学者については、
  2人招き、ひとりには、5月の大会で特別講演を予定している。
  3、新人賞の設置。若手研究者を対象に論文を募集し、すぐれたものに
  賞を与え、『英文学研究』に掲載するという主旨の基金を作る。これは
  本年度以降恒常的に行なうものとする。
  4、以上のような事業を実行するための財源を募金によって作ることにする。
  募金の目標額は800万円とし、現評議員は全員発起人のうちに含まれる。》
  (Newsletter No. 23, 7月15日発行)

1978(昭和53)年
 5月 日本英文学会50周年記念事業の一環としてケンブリッジ大学教授
  イアン・ジャック氏来日。東京、仙台、東都で講演。
 5月25日 評議員会において、その時点までの寄附金申込総額が11,815,000円に
  達したことが報告される。また、1978年11月17日帝国ホテルにて開催予定
  の記念式典外国人特別講演者はデイム・ヘレン・ガードナ−に決定。
 5月26・27日 第50回大会、西南学院大学(特別講演者イアン・ジャック教授)

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